私はギャンブルというものは全くしない。
しかし、ギャンブルに秘められたものには大いに魅せられていている。
宗教人類学者である植島啓司さんには、ギャンブルを扱った多くの著書があるが、それらから、哲学書などより人生に関する多くのことを学べた。
植島さんの本の中で見たが、海外で、トランプ賭博をする者が、さりげなくカードをめくるより、心を込めてめくった方が良い札が出ると言うのだが、それは色々な意味で興味深い。
一方、西部劇などでよく見るイカサマ賭博師は、冷めた顔でカードをめくりながら、不正に稼ぐのだ。だが、そんなイカサマにもどこか惹かれるところもある。決してイカサマが良いのではなく、もっと奥深いところでの話だが、「イカサマに奥深いも何もあるか」というなら、それもその通りなのである。
しかし、西部劇の有名な『OK牧場の決斗』の続編である『墓石と決闘』で、ドク・ホリデイは、「俺は腕があるからイカサマをしない」と言うのが面白い。賭け事に腕前など、理論的にはない。しかし、上に挙げた植島さんの本には、不敗のギャンブル王の実際の話があり、それがまた深遠なものを感じさせるのである。
ヘミングウェイはギャンブルが大好きだったらしいし、ドストエフスキーには、『賭博者』という著書がある(彼の著書だから当然傑作だ)。
ギャンブルは、貧しい者達、虐げられた人達の宗教や魔術のようなところが確実にあり、精神の力を知る上で学んでおくのは良いことであると思う。
潜在意識の法則を使ってギャンブルに勝とうなんて馬鹿げたことと思う。
しかし、潜在意識の活用法の世界的な教師であるジョセフ・マーフィーの『自分に奇跡を起こす心の法則』(『マーフィーの超感覚力で成功する』の文庫版)に、ギャンブルで大金を得て家を購入した男の、非常に興味深い話がある。
彼は、マーフィーの『あなたもお金持ちになれる』の熱心な読者で、ほとんど暗記するほど読み込んでいた。
そして、彼は、週末に、奥さんと一緒に10~15ドル程度を競馬に使っていたが、儲ける気などなく、単なる気晴らしだったのだろう。
ところが、ある時、奥さんが「5万ドル当ったらビバリーヒルズに家が買えるわね」と言うのを聞くと、おそらくは自然に、競馬でそれを得られるような気がして、毎晩、5万ドルを換金する場面をイメージしながら寝るようになった(半世紀も前の話である)。
すると、その情景が非常にリアルに感じるようになり、ある日、迷うことなく大金を賭けたら、それで5万ドルを得たのである。
彼は、イメージしたから大金を得たのではない。大金を得ることを予知したのだろう。奥さんが、5万ドルで家をと言ったのも、偶然ではなく、何かの力が彼女にそう言わせたのであると思う。
実は、マーフィーのこの本は、そういった予知を含めた超感覚的知覚を扱った本であり、とても良い本である。
尚、その5万ドルでビバリーヒルズに美しい家を購入した夫婦は、その後、競馬場に足を運んでいないという。
馬鹿な人間なら、その後も足しげく通い、一文無しどころか借金を背負うことになるだろう。
しかし、直感に優れた彼らは、予感もないのにギャンブルをやったりはしないだろうし、気晴らしのギャンブルすら卒業したのだ。
ギャンブルではないが、私も似た経験がある。
以前、いくらか大きな車に乗っていたのだが、私は本当はコンパクトな車が好きだった。しかし、何の不都合もなかったのでその車にずっと乗っていた。
ただ、車が古くなると、販売店のサービスが悪くなったので、別のメーカーの小さな車に換えたいとは思ってはいたが、あまりその気もなかった。
ところがある日、不意に「買おう」と思ったのだが、数日後に、何の予定もなかった金が急に入り、それで購入したのである。
あなたも、儲けようなどと思わず、上の5万ドル得た男のように、まずは、マーフィーの本を熱心繰り返し読むことだ。
マーフィーの『あなたも金持ちになれる』は、私も昔は胡散臭く思ったものだが、現在は、実に美しい、聖書の教えと宇宙の法則を分かり易く説明した屈指の名著と思う。
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しかし、ギャンブルに秘められたものには大いに魅せられていている。
宗教人類学者である植島啓司さんには、ギャンブルを扱った多くの著書があるが、それらから、哲学書などより人生に関する多くのことを学べた。
植島さんの本の中で見たが、海外で、トランプ賭博をする者が、さりげなくカードをめくるより、心を込めてめくった方が良い札が出ると言うのだが、それは色々な意味で興味深い。
一方、西部劇などでよく見るイカサマ賭博師は、冷めた顔でカードをめくりながら、不正に稼ぐのだ。だが、そんなイカサマにもどこか惹かれるところもある。決してイカサマが良いのではなく、もっと奥深いところでの話だが、「イカサマに奥深いも何もあるか」というなら、それもその通りなのである。
しかし、西部劇の有名な『OK牧場の決斗』の続編である『墓石と決闘』で、ドク・ホリデイは、「俺は腕があるからイカサマをしない」と言うのが面白い。賭け事に腕前など、理論的にはない。しかし、上に挙げた植島さんの本には、不敗のギャンブル王の実際の話があり、それがまた深遠なものを感じさせるのである。
ヘミングウェイはギャンブルが大好きだったらしいし、ドストエフスキーには、『賭博者』という著書がある(彼の著書だから当然傑作だ)。
ギャンブルは、貧しい者達、虐げられた人達の宗教や魔術のようなところが確実にあり、精神の力を知る上で学んでおくのは良いことであると思う。
潜在意識の法則を使ってギャンブルに勝とうなんて馬鹿げたことと思う。
しかし、潜在意識の活用法の世界的な教師であるジョセフ・マーフィーの『自分に奇跡を起こす心の法則』(『マーフィーの超感覚力で成功する』の文庫版)に、ギャンブルで大金を得て家を購入した男の、非常に興味深い話がある。
彼は、マーフィーの『あなたもお金持ちになれる』の熱心な読者で、ほとんど暗記するほど読み込んでいた。
そして、彼は、週末に、奥さんと一緒に10~15ドル程度を競馬に使っていたが、儲ける気などなく、単なる気晴らしだったのだろう。
ところが、ある時、奥さんが「5万ドル当ったらビバリーヒルズに家が買えるわね」と言うのを聞くと、おそらくは自然に、競馬でそれを得られるような気がして、毎晩、5万ドルを換金する場面をイメージしながら寝るようになった(半世紀も前の話である)。
すると、その情景が非常にリアルに感じるようになり、ある日、迷うことなく大金を賭けたら、それで5万ドルを得たのである。
彼は、イメージしたから大金を得たのではない。大金を得ることを予知したのだろう。奥さんが、5万ドルで家をと言ったのも、偶然ではなく、何かの力が彼女にそう言わせたのであると思う。
実は、マーフィーのこの本は、そういった予知を含めた超感覚的知覚を扱った本であり、とても良い本である。
尚、その5万ドルでビバリーヒルズに美しい家を購入した夫婦は、その後、競馬場に足を運んでいないという。
馬鹿な人間なら、その後も足しげく通い、一文無しどころか借金を背負うことになるだろう。
しかし、直感に優れた彼らは、予感もないのにギャンブルをやったりはしないだろうし、気晴らしのギャンブルすら卒業したのだ。
ギャンブルではないが、私も似た経験がある。
以前、いくらか大きな車に乗っていたのだが、私は本当はコンパクトな車が好きだった。しかし、何の不都合もなかったのでその車にずっと乗っていた。
ただ、車が古くなると、販売店のサービスが悪くなったので、別のメーカーの小さな車に換えたいとは思ってはいたが、あまりその気もなかった。
ところがある日、不意に「買おう」と思ったのだが、数日後に、何の予定もなかった金が急に入り、それで購入したのである。
あなたも、儲けようなどと思わず、上の5万ドル得た男のように、まずは、マーフィーの本を熱心繰り返し読むことだ。
マーフィーの『あなたも金持ちになれる』は、私も昔は胡散臭く思ったものだが、現在は、実に美しい、聖書の教えと宇宙の法則を分かり易く説明した屈指の名著と思う。
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文章きっと変ですが最後まで我慢して耐えて読んでいただきありがとうございます。感謝します。kayさんと読者が共に平和でありますように。