「よいしょ!」「どっこいしょ!」などと言うと、年寄り臭いと言われるかもしれない。
つまらないことを言うものではない。
これらは、確かに力の出る言葉なのである。
伝統やしきたりには、良い面と悪い面がある。
共に、民族の集合意識の中に秘められたエネルギーと共にあるのだが、その力は2種類で、地に結び付ける重力と、その重力を断ち切って飛翔する力だ。
「よいしょ!」などは、後者の、高く飛ぶ力である。
ただし、地に引っ張る力も悪ではなく、必要なものである。ただ、人間はそれを意識して使うと、あまり良い結果にならない。
「よいしょ」「どっこいしょ」は飛翔するエネルギーを解放する民族的なキーワードである。
ウルトラマンが「シュワッチ」と言うのも偶然ではなく、ウルトラマンが空に飛翔する際に使う掛け声は、いろいろ候補があったらしいが、誰かに不意に浮かんだ「シュワッチ」という言葉が実に適合した。それは即ち、調和があったということだ。波動・・・即ち規則正しい振動で成り立っているこの世で、調和ほど大切なものはない。

卓球の福原愛さんは、あの「ター!」という掛け声をからかわれて、出し難くなった時から天才振りが影を潜め、神秘的な強さがなくなってしまった。そうでなければ、彼女はとっくに世界一になっていた。
アントニオ猪木さんは「いち、に、さん、ダー!」だから元気が出るのである。

ところで、ウルトラマンは「シュワッチ」だが、ウルトラセブンは「ジュワ」だった。
そして、実は用途が微妙に違い、セブンでは進歩していた。
だから、ウルトラセブンは、ウルトラマンシリーズの中でも独特の輝きを放ち、信者とも言えるほどのファンが多いのである。
ウルトラセブンは、敵の攻撃を受けて倒れ、しかし、不屈の精神で立ち上がった時、握った拳を前に出しながら「ジュワ!」と言うのが感動的なのである。
それは耐える姿であり、痛みや苦しみを解放し、新たなエネルギーを集める呪文である。
「シュワッチ」が動なら、「ジュワ」はどちらかというと静であり、より深く、大きな力だ。
将来、ウルトラマンシリーズには、この2つの掛け声を使い分ける最強のヒーローが登場するだろう。

英語ってのは、音に意味のある表音言語で、発音パターンが日本語と比較にならないほど多い。
その関係で、掛け声も、ゴーだとか、イェイ、グレイトといった、日常の言葉が使われ、何といっても日常語だから頻繁に出てくる。西洋人が気分転換が上手いのは当然のように思う。
その点、日本人は掛け声を持たず、元気を出すのは苦手なのだが、表意言語である日本語は一文字一文字が非常に深く、強い力を持っているのである。だが、その一文字一文字を大事にしなければその偉大な霊力は発揮されない。日本語はまことに言霊である。すっかり多くなってしまったが、汚い言葉を使う日本人に見込みはない。ゆっくり真心を込めて言えば、日本語は全てが真言である。「やま」「かわ」「そら」「ほし」全てそうだ。1つの言葉に想いを込めれば、魂の中に、それらに対応した聖霊が流れ込んで来るのを感じるはずである。
我々は、言葉を大切にすることで立つ民族なのである。
ウルトラマンやウルトラセブンだって、誠意を込めて、真面目に「シュワッチ」「ジュワ」と叫んだ。だから空も飛べたし、どんな苦境からも大逆転したのである。









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