今月はずっと食事をせずにいたが、味噌汁(インスタントだが生タイプ。マルコメ)を飲んだ時、自然、丁寧にしっかりと、つまり、深い意識を持っていただいたのである。
今の日本人は、ものを食べる時、少しも丁寧に食べていない。
さらに私は、リンゴを1/4ほど食べてみたが、小さくかじり、やはり、深い意識を持ってしっかりと味わい、魂を同時に満たしながら美味しく食べたのである。
すると、もう、それ以上は欲しくないのである。
それと、空腹だと眠れないというのは全く嘘だ。規則正しい生活であれば、胃にものが入っていないほど安眠できることは間違いがない。
そして、胃が空っぽだと、眠りの体験も良くなり、霊的世界での体験を鮮明に憶えていられるようになると思う。

現代の人間が食べている様子は醜い。
しかし、深い意識を持って食べている様子は悪くないに違いない。
太古の人々は、そんな食べ方をしていたと思うのである。
そして、たとえ飢えていても、気高く、深い意識を閃かせて食べている姿は、えも言われぬ(言葉で言いようもない)ほど美しいに違いない。

アニメ映画『天空の城ラピュタ』で、空中海賊の飛行船(タイガーモス)の中で、初めてシータ(ヒロイン。13歳位)の作った夕食を、ドーラ(空中海賊の狩猟の女。50歳位)の3人の息子達と5人の子分達、それに、パズー(主人公。13歳位)が、旺盛な食欲で食べるのをシータは呆れて眺めるが、彼らは日中は激しく働いているのであり(空中海賊だが)、食事の時しか食べないだろうし、また、シータの料理は味においても精神的にも(美少女が作ったので)、本当に美味しいのであり、シータも驚きはしたが、彼らの様子は醜悪ではなく、シータも、悪い気持ちは感じなかったであろう。
また、シータ自身は、「あの、おかわりありますから・・・」と、お世話役に徹していたのが良かった。
そして、彼女が食べるシーンとしては、パズーが作って、二人で半分こにした目玉焼きを食べる場面があるが、いつも清らかな意識に満たされたシータの食べる様子は美しいものであり、女性たるもの、いや、男も、あのような食べ方が出来るようになりたいものである。
宮崎駿監督は、若い頃から、毎日、質素な同じものしか食べず、若いスタッフの方がよほどいいものを食べているという、確かと思える情報を見たことがある。ご飯、漬物、卵焼き、ハム程度が入った1つの弁当を、昼と夜に分けて食べるということを、何年か前の時点で、25年続けていたようである。きっと、今もそうだろう。
そして、今の私には、そんな弁当でも、憧れるほどだ。

私は、ほとんど食べなくなったが、それで普通になってしまった。
もうずっと、このままだろうと思う。
昔、ヨガの指導をしている有名な女性の本に、「心があまりに精妙になったら、この世で生きていけないので、たまには肉食をしなければならない」と書かれてあった。別に肉食が悪いとは言わないが、菜食が弱いはずがないじゃないか?
まあ、昔の本であり、彼女が今はどう考えているのか知らないが、おかしなことを言うものだと思う。
それよりも、菜食で、ほとんど食べないままで、私が、真の意味で強くなれば良いのだろう。
では、真の強さとは何だろう?
それが、身の程を知ることであり、それでいて、黙って耐えることである。

尚、シータが目玉焼きを食べる場面は、下記『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』にカラー4コマで掲載してある。実に可愛い。パズーのもあるが小さい(それはいいだろう)。その他の資料もとても面白かった。









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