「今の若者は安定志向だ」なんてことは、今の40代や50代の方々が若かった頃から言われていると思う。
なるべく良い学校を出て、大企業に就職しようとするなんてのは、本当に昔からのことだ。
しかし、真理を言うなら、「人は安定を求めた時に生きるのをやめる」のである。
生き生きと、本当に生きているという実感と共に生きたいなら、絶対に「不安定志向」でなければならない。
アンデルセンは、作家として成功するまで、明日をも知れない不安定な人生であった。
だが、才能を開花させ、名を知られるようになり、決して多額ではなかったが、デンマーク国家から生涯に渡って年金を受け取れるようになった。安定した生活を得られたのである。
しかし、彼は旅に出る。それは、生涯、ずっと続いた。彼は、ずっとヨーロッパ中を旅した。それがなぜかは分からない。
いかに、ヨーロッパでは鉄道や客船があったとはいえ、日本で言えば徳川幕府の時代だ。旅先では、不都合どころか、苦難もあったに違いない。しかも、アンデルセンは頑強な男ではなかった。背は高かったが、身体はひょろひょろしいており、性格は繊細で女性的だった。しかし、彼は旅をやめなかった。
それは、彼は、自分を不安定な状態にしたかったからではないかと思う。
彼は、14歳で、故郷のオーデンセの田舎町からコペンハーゲンに一人で出てきた。彼は、内気でか弱い少年だったにも関わらずだ。しかも、彼は貧乏で、僅かな金しか持っておらず、馬車には母親が交渉してくれて、ただ乗りさせてもらってコペンハーゲンに着いたのだ。
着いたは良いが、そこに知り合いはおらず、最初の一晩の宿代で、ほぼ全財産を使い切ったので、すぐに、住むところと食事をどうにかしないといけなかった。しかし、彼には、何のあてもなかった。
だが、アンデルセンは神様に絶対の信頼を置いていたという。
そして、最初からうまくはいかなかったが、なりゆきで、有名な音楽家の住み込みの弟子になれたのだ。
アンデルセンは、その時の経験から、神と繋がる喜びを感じるために、いつも自分を不安定にしたかったのではないだろうか?それで、旅を続けたのではないかと思うのである。
『アルケミスト』という小説で、ある少年は、時間をかけて、ある程度のお金を作り、いよいよ、目指す国に行ったのだが、そこに着いた直後に、全財産を騙し取られてしまう。右も左も分からない場所で、少年は、わが身の不幸に呆然となる。しかし、しばらくすると、不思議な喜びが湧き上がり、何の見返りも求めずに、露天商の少年を手伝う。そして、彼の人生は、新しい冒険に向かって動き出す。
『南から来た用心棒』(現題:アリゾナ・コルト)で、さすらいのガンマン、アリゾナ・コルトは、流れ着いた町を凶悪な盗賊の集団から守って英雄となり、町一番の美女にも愛された。彼も彼女のことは好きだった。しかし、彼は美女も名誉も捨て、旅立って行った。そこに止まれば、生きるのをやめることになることを彼は知っていたのだ。彼は、生きていたかったのである。
我々も、自分の立場を不安定な危ういものにしなければならない。
強い者に決して媚びるな。
自分の胸の奥の声にのみ従って行動するのだ。
それはきっと、世間の教義や信念に逆らうことになる。しかし、敢えてそれをやるのだ。
すると、必ずや、冒険に満ちた、素晴らしい人生に導かれるだろう。
そうなれば、たとえ、全てがうまくいかないまま斃(たお)れても、後悔は無いだろう。
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なるべく良い学校を出て、大企業に就職しようとするなんてのは、本当に昔からのことだ。
しかし、真理を言うなら、「人は安定を求めた時に生きるのをやめる」のである。
生き生きと、本当に生きているという実感と共に生きたいなら、絶対に「不安定志向」でなければならない。
アンデルセンは、作家として成功するまで、明日をも知れない不安定な人生であった。
だが、才能を開花させ、名を知られるようになり、決して多額ではなかったが、デンマーク国家から生涯に渡って年金を受け取れるようになった。安定した生活を得られたのである。
しかし、彼は旅に出る。それは、生涯、ずっと続いた。彼は、ずっとヨーロッパ中を旅した。それがなぜかは分からない。
いかに、ヨーロッパでは鉄道や客船があったとはいえ、日本で言えば徳川幕府の時代だ。旅先では、不都合どころか、苦難もあったに違いない。しかも、アンデルセンは頑強な男ではなかった。背は高かったが、身体はひょろひょろしいており、性格は繊細で女性的だった。しかし、彼は旅をやめなかった。
それは、彼は、自分を不安定な状態にしたかったからではないかと思う。
彼は、14歳で、故郷のオーデンセの田舎町からコペンハーゲンに一人で出てきた。彼は、内気でか弱い少年だったにも関わらずだ。しかも、彼は貧乏で、僅かな金しか持っておらず、馬車には母親が交渉してくれて、ただ乗りさせてもらってコペンハーゲンに着いたのだ。
着いたは良いが、そこに知り合いはおらず、最初の一晩の宿代で、ほぼ全財産を使い切ったので、すぐに、住むところと食事をどうにかしないといけなかった。しかし、彼には、何のあてもなかった。
だが、アンデルセンは神様に絶対の信頼を置いていたという。
そして、最初からうまくはいかなかったが、なりゆきで、有名な音楽家の住み込みの弟子になれたのだ。
アンデルセンは、その時の経験から、神と繋がる喜びを感じるために、いつも自分を不安定にしたかったのではないだろうか?それで、旅を続けたのではないかと思うのである。
『アルケミスト』という小説で、ある少年は、時間をかけて、ある程度のお金を作り、いよいよ、目指す国に行ったのだが、そこに着いた直後に、全財産を騙し取られてしまう。右も左も分からない場所で、少年は、わが身の不幸に呆然となる。しかし、しばらくすると、不思議な喜びが湧き上がり、何の見返りも求めずに、露天商の少年を手伝う。そして、彼の人生は、新しい冒険に向かって動き出す。
『南から来た用心棒』(現題:アリゾナ・コルト)で、さすらいのガンマン、アリゾナ・コルトは、流れ着いた町を凶悪な盗賊の集団から守って英雄となり、町一番の美女にも愛された。彼も彼女のことは好きだった。しかし、彼は美女も名誉も捨て、旅立って行った。そこに止まれば、生きるのをやめることになることを彼は知っていたのだ。彼は、生きていたかったのである。
我々も、自分の立場を不安定な危ういものにしなければならない。
強い者に決して媚びるな。
自分の胸の奥の声にのみ従って行動するのだ。
それはきっと、世間の教義や信念に逆らうことになる。しかし、敢えてそれをやるのだ。
すると、必ずや、冒険に満ちた、素晴らしい人生に導かれるだろう。
そうなれば、たとえ、全てがうまくいかないまま斃(たお)れても、後悔は無いだろう。
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いきなりなんですが、デービッド・アイク(David Icke)氏の本(なるべく最新のものを、できれば原著で)を読んでみることをおすすめします。とてもいい刺激になると思いますので。