英会話学校に入ったら英語が話せたり聞けるようになれるべきだし、エステに通ったらスタイルが良くなるのでなければならないと誰もが思うだろう。
人々がジョッギングやウォーキングをするのは、痩せたり体力をつけるためなのだろう。
中学生や高校生、あるいは、小学生ががんばって勉強するのは、試験の順位が上がったり、良い学校に進学できると思うからに違いない。

そういった考え方が世間に蔓延してしまい、そこは人間が生きるに相応しくない処になってしまったのだ。
だが、効果が明らかに見えたりすることなんて、つまらないものなのだ。
こう言われて、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして困惑したり、「金を払ったり努力して効果を求めるのは当たり前じゃないか」と怒ったり、笑ったり馬鹿にしたりする人が多いだろう。
笑われたとしても、イエスは、笑われないようなら真理ではないと言ったのだから、むしろ喜ぶべきかもしれないがね。

私は、TM(超越瞑想)を1年ほど、毎日欠かさず熱心にやっていたが、効果は全く感じなかった。しかし、ある時、驚くべき効果を実感してしまった。しかし、それでTMをやめてしまったのだ。悪くはないが、それほどでもないということなのだ。
TMの書籍やWebサイトには、その実習者達が、「こんな素晴らしい効果がありました」と言う言葉が書かれているが、それを見ると、私は虚しく感じるのだ。「その程度のことをしてどうするのだ?」と私は思うのだ。

その後、私は、政木和三さんが発明した、パラメモリ、アルファシータ、バイオソニックを使った。効果は何も感じなかったが、それで良かった。
だが、いつしか、持っていたのは、皆、人にあげた。私には不要になったのだ。
親戚の男子中学生に、最後に持っていたバイオソニックをあげたのだが、彼は、自分では何も効果を感じていなかっただろう。だが、私がみれば、効果が分かるのである。確かに、彼は中学校の劣等性だったのが、良い高校に入り、成績もずっと1番を通すようになった。それだけでも大した効果だが、その程度であって欲しくはない。
これらの装置と同じ理論のヘミシンクも、やっている本人は、ほとんど効果を感じない。
これに関しては、ヘミシンクの研究者であったロバート・モンローの本にこんなことが書いてある。ある男が奨められてヘミシンクに取り組んだが、やがてこう言う。
「効果なんて何もないじゃないか!そりゃ、妻を5年振りに食事に連れていったり、息子と初めて釣りに行ったりはしたが、それだけなんだ。何も変わらないんだ!」
無論、それを大きな変化と言うのである。

私がよくお奨めする腕振り運動も、効果を感じられない人が多いと思う。
いや、時々、素晴らしい効果があったと言う人がいるが、それは妄想の効果だろう。腕振り運動は、そんな安っぽいものじゃない。
私は10年以上、全く効果を感じないまま続けている。
私が最近、あまり腕振り運動について言わないのは、効果が無いのではなく、効果があり過ぎて危ないと感じてきたということもある。
まあ、根気良く続けられる人があまりいないから、力を身に付けた人も少ないのであるがね。
関英男博士は、腕振り運動を続けると、GTP(複数の重力子が特殊に構成された粒子)が体内に多量に蓄積されると言った。GTPは、赤ん坊の時が最大で、その後は、減る一方で決して増えないが、腕振り運動で増やすことができる。
だが、実際は体内に蓄積されるというよりは、エネルギーの渦を作り出して、その人を取り巻く。
それで何が危ないかというと、その力が人を直接殺すようなことはもちろん無いが、結果的にそうなることはある。
それは、呪術で言う呪い返しのように、悪意を受けたら、それを発した人に返すといったものではない。それどころか、悪意は、発した人から1センチも飛ばずに留まってしまうのだ。GTPが作り出す波動(GTW)が及ぼす範囲なんて、ほとんど無限だからだ。
だが、何よりも、こちらが悪意を持たれないようにすることだ。私は、愚かにも、かなりやらかしてしまった。

私は、無目的に、毎日、腕立て伏せやスクワットをやっているが、こちらはさすがに、長くやっていると効果が嫌でも出てしまう。
だから、なるべく、それに無頓着でいるようにしている。
それに比べ、腕振り運動は、全く効果を感じない。しかし、直感を働かせるなら、その威力は凄いとか言ったレベルではない。
そんな修行は、他にもあるだろう。それらは全て、何の効果もないとして、世間の人々に顧みられないものである。

喩えて言えば、ガンジーの非暴力主義のようなものだ。
暴力は一定の効果がある。しかし、非暴力は、その1万倍の効果がある。それを世間の人は知らない。
だが、『バガヴァッド・ギーター』の熱心な愛読者だったガンジーはそれを知っていた。
世間で、人々が取り組むことは暴力と同じなのだ。心では効果は無いと思っても、賢い人は非暴力を選ぶのだ。









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