現在劇場公開中のアニメ『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』のテレビシリーズ『魔法少女リリカルなのは A's』が放送されていた2006年は、アップル社がiPhoneを発表した2007年の前年だった。
そのテレビアニメの中で、フェイトという名の異世界から来た金髪の9歳の美少女が、日本に住み、小学校に通うようになる中で、カタログを見て携帯電話を選んでいたのだが、友達の同い年の女の子達が、色々アドバイスをする。
1人の、大人しいが、優しくて考え深い少女が、「見た目で選んでいいと思うよ」と言う。まあ、小学生が使う分には、大して機能は違わないからという意味であったと思うし、たかが携帯である。
だが、見た目で選ぶというのも、時と場合によるだろう。
昔のことだが、あるデパートの女子職員の採用試験が、こんなだったらしい。
やって来た就職希望の女性達を横一列に並ばせ、採用担当責任者が、1人ずつ見ながら、指の動き(「来い」と「行け」)で可否を決めていった。
つまり、見た目だけで選んだのである。
夏目志郎さんという、かつてのトップセールスマンの著書で、こんな話があった。
昔、彼が百科事典の販売会社のマネージャーをしていた時のことだ。当時は、百科事典をセールスマンが訪問セールスで販売していた。
今では御存知ない方も多くなったと思うが、百科事典はかなり高価な商品である。
夏目さんのセールス部隊では、外国人が多かった。その中に、西洋人の若い男性セールスマンがいたが、さっぱり売れなかった。
ところが彼は、大変な美男子・・・今でいうイケメンであった。セールスの相手は主婦なのに、それで売れないとはおかしいと夏目さんは思った。
夏目さんが、彼とよく話すと、彼には特技があることが分かった。プロ並のピアノの腕前があったのだ。
そこで、夏目さんが彼にやらせたのは、裕福そうな立派な邸宅を狙って訪問し、奥さんが出てきたら、「ピアノを弾かせて下さい。今、ピアノのない生活をしているので、ピアノが弾きたい」と言って上がりこみ、言った通りピアノを弾く。金髪の若いイケメンが見事な腕前でピアノを弾くのだから、これで売れないはずがない。彼の売上げはうなぎ上りとなり、大金を稼いで帰国したという。
私も、社会人になって初めての仕事がフルコミッション(完全歩合制)のセールスマンだったが、二十歳そこそこの若い男なら、誰でもそれなりの外見であるので、よくセールスマネージャーに、「奥さんの手を握って売って来い」と、真面目に言われたものだった。
また、若い女性セールスが、訪問先の家の主人にセールスし、惜しくも制約を逃した報告をすると、マネージャーは、「なんでそこでスカートの1つもまくってみせないのだ」と、半分冗談かもしれないが、つまり、半分本気で言ったものだった。そんな世界もあるのだというのを知ったのは、私にも良い経験だった。
つまり、特技というものを持っていないと、性的魅力しか生きる武器が無いということになってしまうのだ。
それは確かに強力な武器であるが、若い間限定のものであるし、それを利得のために使うのは惨めな結果にしかならない。
『Wの悲劇』という映画で、三田佳子さんが演じた大女優が、他の女優に、「あなた、(女優として出世するために)オンナ使ったこと無いって言うの?私はあるわよ」と言う場面がある。言われた女優はうつむく。つまり、あるけど、悪い思い出だし、後ろめたさもあるということだ。
私の知り合いが、ある財団で係長をしていたが、彼に、50代と思われる職員の女性が相談に来た。
「課長は、私と○○さんの扱いがまるで違う」
という訴えだ。
彼は苦笑して答えた。
「そりゃ、当たり前じゃないの?」
○○さんは、美女というほどでもないが、そこそこに可愛い若い女性だったからだ。
相談者の女性は複雑な顔をしていた。特技を磨かなかった女の末路である。
世間的な特技は、ちょっとしたもので良い。ただし、あまりにささやかでもいけない。
前にも書いたが、私は、ワープロのキーボード入力を、他人が呆れるほど速く打てるようになったところから始めて、ソフトウェア開発の特技に結び付いた。
個人的にもよく知るようになった、アメリカでのビジネス経験も豊富な国際的なITコンサルタントが、「ITに強くなる秘訣は、キーボードを速く打てるようになること」だと言うのを聞いたが、なるほどと思ったものだ。
今、十分にキーボードを打てる人も、倍速、3倍速を心がけて打つと良い。頭が鋭くなり、精神的加速者になれるに違いない。
そのために、スマートフォンやタブレットPCで、単純で短い文言ばかり打つのではなく、ちゃんとしたキーボードの付いたパソコンを使うことだ。
ビル・ゲイツが、「教育分野で必要なのはタブレットPCではなく、キーボードの付いたノートパソコン」だと言ったのは、非常に意味のあることと思う。
タブレット端末は、使い方によってはとても良いものだが、そればかりいじっているようでは駄目で、ITにも強くなれない。
そして、今の時代は、ITに強いことは実に有利なことであり、あらゆる分野での力になるだろう。
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そのテレビアニメの中で、フェイトという名の異世界から来た金髪の9歳の美少女が、日本に住み、小学校に通うようになる中で、カタログを見て携帯電話を選んでいたのだが、友達の同い年の女の子達が、色々アドバイスをする。
1人の、大人しいが、優しくて考え深い少女が、「見た目で選んでいいと思うよ」と言う。まあ、小学生が使う分には、大して機能は違わないからという意味であったと思うし、たかが携帯である。
だが、見た目で選ぶというのも、時と場合によるだろう。
昔のことだが、あるデパートの女子職員の採用試験が、こんなだったらしい。
やって来た就職希望の女性達を横一列に並ばせ、採用担当責任者が、1人ずつ見ながら、指の動き(「来い」と「行け」)で可否を決めていった。
つまり、見た目だけで選んだのである。
夏目志郎さんという、かつてのトップセールスマンの著書で、こんな話があった。
昔、彼が百科事典の販売会社のマネージャーをしていた時のことだ。当時は、百科事典をセールスマンが訪問セールスで販売していた。
今では御存知ない方も多くなったと思うが、百科事典はかなり高価な商品である。
夏目さんのセールス部隊では、外国人が多かった。その中に、西洋人の若い男性セールスマンがいたが、さっぱり売れなかった。
ところが彼は、大変な美男子・・・今でいうイケメンであった。セールスの相手は主婦なのに、それで売れないとはおかしいと夏目さんは思った。
夏目さんが、彼とよく話すと、彼には特技があることが分かった。プロ並のピアノの腕前があったのだ。
そこで、夏目さんが彼にやらせたのは、裕福そうな立派な邸宅を狙って訪問し、奥さんが出てきたら、「ピアノを弾かせて下さい。今、ピアノのない生活をしているので、ピアノが弾きたい」と言って上がりこみ、言った通りピアノを弾く。金髪の若いイケメンが見事な腕前でピアノを弾くのだから、これで売れないはずがない。彼の売上げはうなぎ上りとなり、大金を稼いで帰国したという。
私も、社会人になって初めての仕事がフルコミッション(完全歩合制)のセールスマンだったが、二十歳そこそこの若い男なら、誰でもそれなりの外見であるので、よくセールスマネージャーに、「奥さんの手を握って売って来い」と、真面目に言われたものだった。
また、若い女性セールスが、訪問先の家の主人にセールスし、惜しくも制約を逃した報告をすると、マネージャーは、「なんでそこでスカートの1つもまくってみせないのだ」と、半分冗談かもしれないが、つまり、半分本気で言ったものだった。そんな世界もあるのだというのを知ったのは、私にも良い経験だった。
つまり、特技というものを持っていないと、性的魅力しか生きる武器が無いということになってしまうのだ。
それは確かに強力な武器であるが、若い間限定のものであるし、それを利得のために使うのは惨めな結果にしかならない。
『Wの悲劇』という映画で、三田佳子さんが演じた大女優が、他の女優に、「あなた、(女優として出世するために)オンナ使ったこと無いって言うの?私はあるわよ」と言う場面がある。言われた女優はうつむく。つまり、あるけど、悪い思い出だし、後ろめたさもあるということだ。
私の知り合いが、ある財団で係長をしていたが、彼に、50代と思われる職員の女性が相談に来た。
「課長は、私と○○さんの扱いがまるで違う」
という訴えだ。
彼は苦笑して答えた。
「そりゃ、当たり前じゃないの?」
○○さんは、美女というほどでもないが、そこそこに可愛い若い女性だったからだ。
相談者の女性は複雑な顔をしていた。特技を磨かなかった女の末路である。
世間的な特技は、ちょっとしたもので良い。ただし、あまりにささやかでもいけない。
前にも書いたが、私は、ワープロのキーボード入力を、他人が呆れるほど速く打てるようになったところから始めて、ソフトウェア開発の特技に結び付いた。
個人的にもよく知るようになった、アメリカでのビジネス経験も豊富な国際的なITコンサルタントが、「ITに強くなる秘訣は、キーボードを速く打てるようになること」だと言うのを聞いたが、なるほどと思ったものだ。
今、十分にキーボードを打てる人も、倍速、3倍速を心がけて打つと良い。頭が鋭くなり、精神的加速者になれるに違いない。
そのために、スマートフォンやタブレットPCで、単純で短い文言ばかり打つのではなく、ちゃんとしたキーボードの付いたパソコンを使うことだ。
ビル・ゲイツが、「教育分野で必要なのはタブレットPCではなく、キーボードの付いたノートパソコン」だと言ったのは、非常に意味のあることと思う。
タブレット端末は、使い方によってはとても良いものだが、そればかりいじっているようでは駄目で、ITにも強くなれない。
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まず、人に特技の無い人間等・・いない!という事です。人には何らかの特性があります。
世の中の偉人の殆どが欠点の方が多い人が多いと思います
いつも思うのですが2極論では、語れない!ということです。物事は良いも悪いもありません。決めるのは、あなた自身です。
話は、変わりますが最近読んだ本で面白い書籍がありました。ひとつは、きもカルト撃退記とテクノロジー犯罪被害報告集です。
とてもためになりました。
ブログ主様も時間があればお読みくださいませ
大変貴重な、記事を読めて感嘆いたしました。
ありがとうございました。