私は、システムエンジニアと言っても、まともなシステムエンジニアではなく、1日中システム設計したり、プログラミングをするということはない。いや、たまにそんなことをするのだと言っても良いほどだ。
大企業やシステム会社に技術指導に行ったり、そんなに大規模ではではないが、講演やセミナーをしたり、あるいは、講演会やセミナーの企画や主催をすることがよくあったので、コンサルタントのように扱われることも多い。コンサルタントとシステムエンジニアとの違いは、向こうが客なのにこっちが接待されたり、えらく高い交通費をもらったり、タクシー券をもらえることだ(私は、タクシー券というものの存在を知らなかった)。
それで、企業の偉い人に、少し前なら、「どうすればパソコンに強くなれますか?」と聞かれたり、今なら、「どうすれば社員がITに強くなりますか?」と聞かれることがある。
こういったことに答えるには、その企業の現状の理解も必要なのだが、それはすぐには無理なので(調査が必要だ)、一般論で答えたのだと思うが、正直、何と返事したのか、あまり覚えていない。パソコンやITに強くなる都合の良い秘策なんてあるのだろうかと思う。
しかし、あるかもしれないと不意に思った。
そもそも私がなぜITの専門家なのかということだ。
ニート明けにフルコミッション(完全歩合制)のセールスマンとして週7日深夜まで働いたが、身体よりも心の疲労が大きいので、小さな会社の総務課の会社員になってからコンピュータの勉強をしたのだが、次の転職は大企業のシステム部で、初めからリーダー格のシステムエンジニアだった。まあ、性格がアレなので、単独で出来る仕事を選んでいたが、私個人の業績は悪くはなかった。
何を才能と言うのかは知らないが、ビル・ゲイツが言うには、ソフト開発者の能力は純粋に知能指数らしい。それなら、私に才能があるとは思えないし、実際、私より優秀なプログラマはいくらでもいた。しかし、彼らの中で、私より良い思いをしている者はいない。
ところで、私のかつての知り合いで、極めて知能指数の高そうな国際的なITコンサルタントがいる。彼と少し話せば、自分とは頭の出来が違うことを感じさせられる優秀な人で、大学の教授をやったり、教育の本も書いているし、最近では福島原発に関する素晴らしい本も書いている。
彼は、アメリカでのビジネス経験も長く、彼の話はとても参考になった。
その彼に、講演で関西に来るついでに(彼は東京在住)、中小企業の経営者で作っていた勉強会の講師をお願いしたことがある。
無料なのに、素晴らしい話を聞いたのだが、その中で、どこかの社長が、「どうすればITに強くなれますか?」と尋ねたのだ。
その時の彼の答を、私は今までずっと忘れていた。
何のことはない。
「キーボードを速く打つことです」
だった。彼は恐るべき速さでキーボードを打てるのだ。
それで思い当たったのだが、私は初めてサラリーマンになった時、ワープロでやたらと多くの書類を、来る日も来る日も作らされた。まあ、性格がアレなので、人と会話せずにすむ仕事はそのくらいだったということもあった。
ところがある日、私がパソコンのキーボードを叩いている様子が注目されていることに気付いた。聞けば、キーボードを叩く速さが異常だという。
アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の『射手座の日』の回で、宇宙人性アンドロイドの長門有希がキーボードを打つ速さに、キョン(主人公の1人。高1男子)が驚愕していたようなものだ。ちなみに、長門有希は、その数日前まで一本指でキーボードをぽつぽつ叩いていたが、たちまち上達したのだ。
後に、私が仕事でコンピュータをやるようになり、あるソフト開発会社を訪問した際だが、タイピングに自信を持っていた、アルバイトの美しい女子大生が、私のタイピングを見て、速さにビックリしていた。当然、彼女とは付き合ったが、私の性格がアレなので、すぐに嫌われた。
そういえば、キーボードが速く叩けるだけで自信が付いたし、プログラム言語の習得にしても、そもそもキーボードを速く叩けないと話にならないが、逆に、タイピングが速ければ、考えるより直感で理解できて自然にマスターできる。私は10種類以上のプログラム言語を覚えた(だが、仕事では簡易開発ツールを好む。このことは、また話そう)。
その後、いろいろな人に試したが、能力や適正など、何の関係もない。
キーボードを速く正確に叩ける人ほど、パソコンやITに強くなる。素人でも、ExcelやAccessでかなりの実用システムを作れるようになる。
それでいうと、スマートフォンやタブレットPCは使わない方が良いと私は強く思う。
せっかく、日本人がキーボードに慣れてきた頃、携帯電話の電子メールが流行り、下らない単純な言葉ばかりのメールのやり取りをするようになってしまった。いくら携帯電話で速く入力できるといったところで、本物のキーボードに比べればあまりに制限が大きいので、ただでさえ言葉の能力を無くしている日本人が、ますます簡単な語句しか使わなくなったのだ。
スマートフォンも大して変わらないばかりか、感覚的な負荷はもっと大きい(普通の携帯の方がまだマシだ)。
私も一頃、タブレットPCを持ち歩き、日本語入力システムも使い易いものに取り替えて色々試したが、話にならなかった。それを使っていると、絶えず思考にブレーキがかかり、ITの能力も消えていくような気がした。
ビル・ゲイツは、「教育に必要なのは、タブレットPCではなく、キーボードのついたノートPCだ」と声を大にして主張していたが、大いに賛成する。
確かに、情報を見るだけだったり、動画を楽しむにはタブレットPCが良いだろう。私もiPod touchやタブレットPCで、初音ミクの動画を電車の中でよく見ている。だが、それだけだ。創造的なことをするには、思考を妨げない速度でキーボードを打てないと絶対に駄目なのだ。
パソコン、ITに強くなり、楽に高収入を得たいなら、スマートフォンやタブレットPCなどより、バッテリーが長持ちするノートPCを買って使い込むべきだ。
尚、私は、なぜこんなことを思い出したのかというと、先月から読んでる小説『アクセル・ワールド』の6巻で、障害で声が出せないが、大変に可愛い小学4年生の女の子が登場するのだが、彼女が恐るべき速さでキーボードを打てるのである。中学2年の主人公ハルユキは、自分のタイピング速度は中学一であると密かに自信を持っていたが、それを完全に壊されたほどだ。彼女は、右手で紅茶を飲みながら左手だけで打っても、恐ろしいことに速さが大して変わらない。
そして、この少女のITの能力も半端ではない。この作品を通し、作者の川原礫さんは、神にインスピレーションを与えられていると私は確信しているが、この点でもそう思うのである。
タイピングの加速者になれば、性格が少々アレでも、あなたも、いい思いができると思う。長門有希並に速くなることだ。いや、長門にならないといけない。
バッテリーが長持ちする10インチのノートPCを下にご紹介しておく。
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大企業やシステム会社に技術指導に行ったり、そんなに大規模ではではないが、講演やセミナーをしたり、あるいは、講演会やセミナーの企画や主催をすることがよくあったので、コンサルタントのように扱われることも多い。コンサルタントとシステムエンジニアとの違いは、向こうが客なのにこっちが接待されたり、えらく高い交通費をもらったり、タクシー券をもらえることだ(私は、タクシー券というものの存在を知らなかった)。
それで、企業の偉い人に、少し前なら、「どうすればパソコンに強くなれますか?」と聞かれたり、今なら、「どうすれば社員がITに強くなりますか?」と聞かれることがある。
こういったことに答えるには、その企業の現状の理解も必要なのだが、それはすぐには無理なので(調査が必要だ)、一般論で答えたのだと思うが、正直、何と返事したのか、あまり覚えていない。パソコンやITに強くなる都合の良い秘策なんてあるのだろうかと思う。
しかし、あるかもしれないと不意に思った。
そもそも私がなぜITの専門家なのかということだ。
ニート明けにフルコミッション(完全歩合制)のセールスマンとして週7日深夜まで働いたが、身体よりも心の疲労が大きいので、小さな会社の総務課の会社員になってからコンピュータの勉強をしたのだが、次の転職は大企業のシステム部で、初めからリーダー格のシステムエンジニアだった。まあ、性格がアレなので、単独で出来る仕事を選んでいたが、私個人の業績は悪くはなかった。
何を才能と言うのかは知らないが、ビル・ゲイツが言うには、ソフト開発者の能力は純粋に知能指数らしい。それなら、私に才能があるとは思えないし、実際、私より優秀なプログラマはいくらでもいた。しかし、彼らの中で、私より良い思いをしている者はいない。
ところで、私のかつての知り合いで、極めて知能指数の高そうな国際的なITコンサルタントがいる。彼と少し話せば、自分とは頭の出来が違うことを感じさせられる優秀な人で、大学の教授をやったり、教育の本も書いているし、最近では福島原発に関する素晴らしい本も書いている。
彼は、アメリカでのビジネス経験も長く、彼の話はとても参考になった。
その彼に、講演で関西に来るついでに(彼は東京在住)、中小企業の経営者で作っていた勉強会の講師をお願いしたことがある。
無料なのに、素晴らしい話を聞いたのだが、その中で、どこかの社長が、「どうすればITに強くなれますか?」と尋ねたのだ。
その時の彼の答を、私は今までずっと忘れていた。
何のことはない。
「キーボードを速く打つことです」
だった。彼は恐るべき速さでキーボードを打てるのだ。
それで思い当たったのだが、私は初めてサラリーマンになった時、ワープロでやたらと多くの書類を、来る日も来る日も作らされた。まあ、性格がアレなので、人と会話せずにすむ仕事はそのくらいだったということもあった。
ところがある日、私がパソコンのキーボードを叩いている様子が注目されていることに気付いた。聞けば、キーボードを叩く速さが異常だという。
アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の『射手座の日』の回で、宇宙人性アンドロイドの長門有希がキーボードを打つ速さに、キョン(主人公の1人。高1男子)が驚愕していたようなものだ。ちなみに、長門有希は、その数日前まで一本指でキーボードをぽつぽつ叩いていたが、たちまち上達したのだ。
後に、私が仕事でコンピュータをやるようになり、あるソフト開発会社を訪問した際だが、タイピングに自信を持っていた、アルバイトの美しい女子大生が、私のタイピングを見て、速さにビックリしていた。当然、彼女とは付き合ったが、私の性格がアレなので、すぐに嫌われた。
そういえば、キーボードが速く叩けるだけで自信が付いたし、プログラム言語の習得にしても、そもそもキーボードを速く叩けないと話にならないが、逆に、タイピングが速ければ、考えるより直感で理解できて自然にマスターできる。私は10種類以上のプログラム言語を覚えた(だが、仕事では簡易開発ツールを好む。このことは、また話そう)。
その後、いろいろな人に試したが、能力や適正など、何の関係もない。
キーボードを速く正確に叩ける人ほど、パソコンやITに強くなる。素人でも、ExcelやAccessでかなりの実用システムを作れるようになる。
それでいうと、スマートフォンやタブレットPCは使わない方が良いと私は強く思う。
せっかく、日本人がキーボードに慣れてきた頃、携帯電話の電子メールが流行り、下らない単純な言葉ばかりのメールのやり取りをするようになってしまった。いくら携帯電話で速く入力できるといったところで、本物のキーボードに比べればあまりに制限が大きいので、ただでさえ言葉の能力を無くしている日本人が、ますます簡単な語句しか使わなくなったのだ。
スマートフォンも大して変わらないばかりか、感覚的な負荷はもっと大きい(普通の携帯の方がまだマシだ)。
私も一頃、タブレットPCを持ち歩き、日本語入力システムも使い易いものに取り替えて色々試したが、話にならなかった。それを使っていると、絶えず思考にブレーキがかかり、ITの能力も消えていくような気がした。
ビル・ゲイツは、「教育に必要なのは、タブレットPCではなく、キーボードのついたノートPCだ」と声を大にして主張していたが、大いに賛成する。
確かに、情報を見るだけだったり、動画を楽しむにはタブレットPCが良いだろう。私もiPod touchやタブレットPCで、初音ミクの動画を電車の中でよく見ている。だが、それだけだ。創造的なことをするには、思考を妨げない速度でキーボードを打てないと絶対に駄目なのだ。
パソコン、ITに強くなり、楽に高収入を得たいなら、スマートフォンやタブレットPCなどより、バッテリーが長持ちするノートPCを買って使い込むべきだ。
尚、私は、なぜこんなことを思い出したのかというと、先月から読んでる小説『アクセル・ワールド』の6巻で、障害で声が出せないが、大変に可愛い小学4年生の女の子が登場するのだが、彼女が恐るべき速さでキーボードを打てるのである。中学2年の主人公ハルユキは、自分のタイピング速度は中学一であると密かに自信を持っていたが、それを完全に壊されたほどだ。彼女は、右手で紅茶を飲みながら左手だけで打っても、恐ろしいことに速さが大して変わらない。
そして、この少女のITの能力も半端ではない。この作品を通し、作者の川原礫さんは、神にインスピレーションを与えられていると私は確信しているが、この点でもそう思うのである。
タイピングの加速者になれば、性格が少々アレでも、あなたも、いい思いができると思う。長門有希並に速くなることだ。いや、長門にならないといけない。
バッテリーが長持ちする10インチのノートPCを下にご紹介しておく。
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以前、kayさんがクリエイティブな力を発揮するにはノートに鉛筆で直接書くのが良いとおっしゃっていましたが、今回のITのお話しのように猛スピードで書き込む事が出来るようになれば(書記の加速者?)最終的には直観的に書き込む自動書記のような事が出来るようになるのでしょうか?