古事記は聖書やマハーバーラタ、ヴェーダ、タルムード、易経などを凌ぐものである。
だが、石ノ森章太郎さんが、古事記の上巻のみ漫画にした際、「古事記は漫画である。特に上巻が漫画っぽい」と述べており、確かに、古事記は、表向きは荒唐無稽なおとぎ話である。
ただ、石ノ森章太郎さんが漫画だというからには、何か素晴らしいものを秘めていることも感じていたのだろう。
世間的には、「漫画だ」と言ったら蔑みかもしれないが、石ノ森さんがそう言うのは誉め言葉だ。
優れた霊覚者の方々が古事記の深い意味を教えている書物もある。
その中で、谷口雅春さんの『古事記と日本国の世界的使命』には感服したものだ。谷口さんの、1900万部を超えるロングセラー『生命の実相』の神道篇だったらしいが、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により発禁処分とされたらしい。まあ、読めば、それも仕方がないと思う。
ただ、本当に素晴らしい本なのだが、谷口さんの親切過ぎる性格のためだろうか、1つ良いことを言った後に2つ3つ、余計なことを言っているように思うことが多いのである。
また、この本の中に、GHQ(というよりはアメリカ)による発禁とされた原因と思われる、「未来において、天皇陛下が世界に号令を発するようになる」などという部分は、日本人でも受け入れられないかもしれないが、これは霊的な意味であろう。2千年近く続く王室、皇室など世界に例を見ないが、我が国の皇室には、それだけのものがあるのである。
私は、谷口さんは、発禁となることを承知で、このような書き方をしたように思うのである。
書かれてから、六十数年を経た平成二十年出版ということに意味があるのだと思う。
春日大社の宮司をされていた、世界最高の形成外科医でもあった葉室頼昭さんも、当然かもしれないが古事記を読むことを奨めておられたようで、彼の著書にも古事記を解説したものがあるが、彼は谷口さんの著書の影響がかなりあるのだろうと思う。
特に古事記の解説書と言う訳ではないのだが、古事記の真意を述べた最高の書は、合気道の創始者である植芝盛平の講和を口述した『武産合氣(たけむすあいき)』と思う。
私は、この書を10年以上前に入手していたのだが、最近まで、さっぱり歯が立たなかった。意味が全く分からず、ただ文字の上を目が追っているだけの状態であった。
しかし、数年前、関英男博士の『心は宇宙の鏡-いま見えてきた「グラヴィトン」の時代』で、共著者の佐々木の将人(まさんど)さんを知り、佐々木の将人さんが合気道の達人で神道家なのだが、植芝盛平の弟子だったと知った。そして、将人さんの『数霊のメッセージ』を読むと、『武産合氣』に書かれたことが、普通の人でも分かるように易しく書いてあった。
また、古事記も何冊か読んで多少理解したこともあり、最近は、『武産合氣』を読むと、一応はよく分かるのである。
ただ、そうなると、やはり、自分で古事記をしっかり読むことが大切であると感じるのである。
古事記は、日本の宝典であるのだが、まさに言霊による理解が必要であり、そうでなければ、ただの漫画にしか思えない。しかし、分かってくれば、この書のあらゆるところから霊感が現れてくる。
まずは、古事記に馴染むことが大切であるが、それは、子供の頃からであれば何よりだろう。
子供にも読める古事記の名著が2つある。
共に『古事記物語』というタイトルであるが、鈴木三重吉のものと、福永武彦のものである。
鈴木三重吉は1882年生まれで、福永武彦は1918年生まれである。
鈴木三重吉の古事記物語は1920年に出ているようである。
福永武彦のものは1957年初版である。
福永武彦には、大人向けの現代語訳古事記もあり、ロングセラーとなっている。
小説としての面白さは、福永さんの方がある。福永さんは天才的な作家で、文章のリズムが素晴らしい。大人用の現代語訳古事記を見ても、古事記をこれほど楽しく読めるように書ける人はいないだろう。無論、面白いだけでなく、魂のこもった、そして、善意に満ちたものである。
しかし、児童文学者でもある鈴木さんの、格調高い文章が実に素晴らしいのである。この美しい文章で古事記に馴染んだ子供は実に幸運と思う。
共に、大人が読んでも十分に良いものである。
まずは、これらの書で古事記に馴染むのが良いと思う。
この2冊もまた、日本の宝であり、永遠に出版され続けるだろう。出版が止まるなら、日本の終りである。
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だが、石ノ森章太郎さんが、古事記の上巻のみ漫画にした際、「古事記は漫画である。特に上巻が漫画っぽい」と述べており、確かに、古事記は、表向きは荒唐無稽なおとぎ話である。
ただ、石ノ森章太郎さんが漫画だというからには、何か素晴らしいものを秘めていることも感じていたのだろう。
世間的には、「漫画だ」と言ったら蔑みかもしれないが、石ノ森さんがそう言うのは誉め言葉だ。
優れた霊覚者の方々が古事記の深い意味を教えている書物もある。
その中で、谷口雅春さんの『古事記と日本国の世界的使命』には感服したものだ。谷口さんの、1900万部を超えるロングセラー『生命の実相』の神道篇だったらしいが、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により発禁処分とされたらしい。まあ、読めば、それも仕方がないと思う。
ただ、本当に素晴らしい本なのだが、谷口さんの親切過ぎる性格のためだろうか、1つ良いことを言った後に2つ3つ、余計なことを言っているように思うことが多いのである。
また、この本の中に、GHQ(というよりはアメリカ)による発禁とされた原因と思われる、「未来において、天皇陛下が世界に号令を発するようになる」などという部分は、日本人でも受け入れられないかもしれないが、これは霊的な意味であろう。2千年近く続く王室、皇室など世界に例を見ないが、我が国の皇室には、それだけのものがあるのである。
私は、谷口さんは、発禁となることを承知で、このような書き方をしたように思うのである。
書かれてから、六十数年を経た平成二十年出版ということに意味があるのだと思う。
春日大社の宮司をされていた、世界最高の形成外科医でもあった葉室頼昭さんも、当然かもしれないが古事記を読むことを奨めておられたようで、彼の著書にも古事記を解説したものがあるが、彼は谷口さんの著書の影響がかなりあるのだろうと思う。
特に古事記の解説書と言う訳ではないのだが、古事記の真意を述べた最高の書は、合気道の創始者である植芝盛平の講和を口述した『武産合氣(たけむすあいき)』と思う。
私は、この書を10年以上前に入手していたのだが、最近まで、さっぱり歯が立たなかった。意味が全く分からず、ただ文字の上を目が追っているだけの状態であった。
しかし、数年前、関英男博士の『心は宇宙の鏡-いま見えてきた「グラヴィトン」の時代』で、共著者の佐々木の将人(まさんど)さんを知り、佐々木の将人さんが合気道の達人で神道家なのだが、植芝盛平の弟子だったと知った。そして、将人さんの『数霊のメッセージ』を読むと、『武産合氣』に書かれたことが、普通の人でも分かるように易しく書いてあった。
また、古事記も何冊か読んで多少理解したこともあり、最近は、『武産合氣』を読むと、一応はよく分かるのである。
ただ、そうなると、やはり、自分で古事記をしっかり読むことが大切であると感じるのである。
古事記は、日本の宝典であるのだが、まさに言霊による理解が必要であり、そうでなければ、ただの漫画にしか思えない。しかし、分かってくれば、この書のあらゆるところから霊感が現れてくる。
まずは、古事記に馴染むことが大切であるが、それは、子供の頃からであれば何よりだろう。
子供にも読める古事記の名著が2つある。
共に『古事記物語』というタイトルであるが、鈴木三重吉のものと、福永武彦のものである。
鈴木三重吉は1882年生まれで、福永武彦は1918年生まれである。
鈴木三重吉の古事記物語は1920年に出ているようである。
福永武彦のものは1957年初版である。
福永武彦には、大人向けの現代語訳古事記もあり、ロングセラーとなっている。
小説としての面白さは、福永さんの方がある。福永さんは天才的な作家で、文章のリズムが素晴らしい。大人用の現代語訳古事記を見ても、古事記をこれほど楽しく読めるように書ける人はいないだろう。無論、面白いだけでなく、魂のこもった、そして、善意に満ちたものである。
しかし、児童文学者でもある鈴木さんの、格調高い文章が実に素晴らしいのである。この美しい文章で古事記に馴染んだ子供は実に幸運と思う。
共に、大人が読んでも十分に良いものである。
まずは、これらの書で古事記に馴染むのが良いと思う。
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美智子皇后様も同様にお考えのようですね!
http://www17.ocn.ne.jp/~hana2/shiryou/mitiko-kougou_kouen.html
とても有り難いことです。