スポーツや武道が、身体と共に心を鍛えるということはある。
しかし、およそ学校等で行われるスポーツや武道は、ほとんど効果が無いばかりか、逆に心を弱くしたり歪ませている。
教育者とは名ばかりで、人間の心というものを全く理解していないのだ。
身体を鍛えることが心を鍛えることにもなると思って、「よし、ワシが鍛えてやる」と、親や教師が子供を特訓して、たまたま良い成果が出る場合もある。そして、百人に一人、良い成果が出ると、それが宣伝される。例えば、その中からオリンピック選手でも出れば、その親や教師は賞賛され、彼のやり方は正しいことだと承認される。しかし、その一人のオリンピック選手が出た裏で、数百人の心身を逸脱した者が出ていることは、決して明かされない。
最近、auのテレビCMなどでよく見る、ボロ家に住んでいる、学生服を着た、顔は引き締まって眉が太く男らしいが、貧乏な学生とその家族(父親と姉)は、かつて、国民的な漫画・アニメとして知られた『巨人の星』の主要な登場人物達だ。あの父親は、かつて巨人軍の名三塁手だったが、戦争で肩を壊し、息子を野球選手にするためだけに育てる。その息子、飛雄馬(ひゅうま。ヒューマンからきている)は、狙い通り、巨人軍の優秀な投手になるが、普通なら、不良になるか、ひきこもりになる可能性が高かったことだろう。
だが、たまたまうまくいかないわけでもない。
現在、大人気の声優、歌手の水樹奈々さんは、自分がまさにあんな感じであったという。演歌が大好きな父親が、奈々さん(父親はかつての美少女アイドル、岡田奈々さんの大ファンで、その名をとった)を幼い時から猛特訓したのだった。そして、彼女は、色々苦労は多かったが成功して、色々な意味で、我が国にとって貴重な存在となった。昨年末、東京ドームで二日連続のソロコンサートをやったのだから、今や国民的スターと言って良い(他にそんなことが出来る人はいない)。
架空の存在の飛雄馬と、実在の水樹奈々さんであるが、成功の根本要因は心を鍛えることが出来たからだが、こんな風に良い結果になる場合は、むしろ例外だ。
心は、決して親にしろ教師にしろ、他の誰かが鍛えてやれるものではない。自分で自主的に鍛えないと鍛えられない。
良い教育者は、子供が、自主的に心身の鍛錬をするように導くのだ。
ただし、現在は、それを物質的な報酬や名誉への欲望を煽って行ってばかりだが、これは、非常にまずい結果になる。
金や喝采を目当てに訓練すると、やはり、心は弱くなり、限度を超えると逸脱して悪事を為す。エリートスポーツ選手の犯罪なんて珍しくもなんともない。だが、馬鹿な世間は、それを非常に珍しいことのように思うのだ。私が通っていた高校は、ある人気スポーツの名門校でもあったが、選手達の人間性は疑問を持たざるをえなかった。例えば、体操服を教室に残したままにしておくと、彼らはそれを当たり前のように、断り無く勝手に使う。それで返せばまだマシな方だった。これは泥棒という犯罪で、彼らは犯罪者であるが、大会で良い成績を得る彼らは模範的高校生として賞賛されるのだ。
昔、ある思想的な活動家だったかもしれないが、彼は投獄され、数年間、沈黙を強要された。後に、彼は、この数年の沈黙が、ヨガなどで言う沈黙の行となり、自分の精神を進歩させることが出来たといった。
しかし、自身、悟りを開いた後、長期の沈黙の行を続けたインドの聖者ラマナ・マハルシは、それを即座に否定した。
「強制された沈黙は進歩をもたらさない」
食を慎めば、心身に素晴らしい効果がある。だからといって、それを他人に強要しても仕方がない。そもそも、食に関しては、強要されて慎めるものではない。そして、食の節制を強制されると、隠れて食べたりし、堂々と大食するより更に悪いことになる。
ある中年女性はでっぷりと太っているが、少女時代は痩せていた。親が、「女の子は食べるものではない」と、彼女に食の慎みを強制したのだ。そして、大人になり、結婚して子供が出来ると、彼女は、子供達の食事をなるべく少なくし、自分も一見、それに合わせているかのように見せていた。そして、「私、漬物しか食べないのだけど、太る体質なの」と言う。太る体質などあるはずがない。食べるから太るのだ。彼女は、夫や子供に知られないよう、見つからないところに、豪華なケーキやお菓子を常に沢山隠し、一人になった時に食べていた。子供が熱を出し、学校を休みたいと言ったら、異常なほどの怒りを起こし、仮病と決め付け、無理に学校に行かせた。子供がいたら、ケーキを食べられないからだ。この子供は、世間では、厳しく育てられて良かったと言われることもあるが、心が弱くなり、ひきこもりになった。これは、私が知る実話であることを保障する。
自主的に心身を鍛えるなら、物質的な報酬や世間的栄誉と無縁であっても、そんなものとは比較にならない貴重な宝を得るだろう。
そして、最大の心身の鍛錬は食の慎みである。それがある程度できれば、性欲の支配も容易くなる。
だが、それまでに、まず、ある程度の身体の鍛錬や、呼吸の制御やマントラ(真言)といったもので、心を鍛えるのが良いだろう。
私がいつも奨める腕振り運動は簡単な運動だが、回数を決め、必ず毎日やり抜けば、素晴らしい成果がある。
また、根気強く『バガヴァッド・ギーター』や『エメラルド・タブレット』を読めば、心が鍛えられるだけでなく、聖霊を味方に出来る。
自主的な心身の鍛錬が幸福への道である。
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しかし、およそ学校等で行われるスポーツや武道は、ほとんど効果が無いばかりか、逆に心を弱くしたり歪ませている。
教育者とは名ばかりで、人間の心というものを全く理解していないのだ。
身体を鍛えることが心を鍛えることにもなると思って、「よし、ワシが鍛えてやる」と、親や教師が子供を特訓して、たまたま良い成果が出る場合もある。そして、百人に一人、良い成果が出ると、それが宣伝される。例えば、その中からオリンピック選手でも出れば、その親や教師は賞賛され、彼のやり方は正しいことだと承認される。しかし、その一人のオリンピック選手が出た裏で、数百人の心身を逸脱した者が出ていることは、決して明かされない。
最近、auのテレビCMなどでよく見る、ボロ家に住んでいる、学生服を着た、顔は引き締まって眉が太く男らしいが、貧乏な学生とその家族(父親と姉)は、かつて、国民的な漫画・アニメとして知られた『巨人の星』の主要な登場人物達だ。あの父親は、かつて巨人軍の名三塁手だったが、戦争で肩を壊し、息子を野球選手にするためだけに育てる。その息子、飛雄馬(ひゅうま。ヒューマンからきている)は、狙い通り、巨人軍の優秀な投手になるが、普通なら、不良になるか、ひきこもりになる可能性が高かったことだろう。
だが、たまたまうまくいかないわけでもない。
現在、大人気の声優、歌手の水樹奈々さんは、自分がまさにあんな感じであったという。演歌が大好きな父親が、奈々さん(父親はかつての美少女アイドル、岡田奈々さんの大ファンで、その名をとった)を幼い時から猛特訓したのだった。そして、彼女は、色々苦労は多かったが成功して、色々な意味で、我が国にとって貴重な存在となった。昨年末、東京ドームで二日連続のソロコンサートをやったのだから、今や国民的スターと言って良い(他にそんなことが出来る人はいない)。
架空の存在の飛雄馬と、実在の水樹奈々さんであるが、成功の根本要因は心を鍛えることが出来たからだが、こんな風に良い結果になる場合は、むしろ例外だ。
心は、決して親にしろ教師にしろ、他の誰かが鍛えてやれるものではない。自分で自主的に鍛えないと鍛えられない。
良い教育者は、子供が、自主的に心身の鍛錬をするように導くのだ。
ただし、現在は、それを物質的な報酬や名誉への欲望を煽って行ってばかりだが、これは、非常にまずい結果になる。
金や喝采を目当てに訓練すると、やはり、心は弱くなり、限度を超えると逸脱して悪事を為す。エリートスポーツ選手の犯罪なんて珍しくもなんともない。だが、馬鹿な世間は、それを非常に珍しいことのように思うのだ。私が通っていた高校は、ある人気スポーツの名門校でもあったが、選手達の人間性は疑問を持たざるをえなかった。例えば、体操服を教室に残したままにしておくと、彼らはそれを当たり前のように、断り無く勝手に使う。それで返せばまだマシな方だった。これは泥棒という犯罪で、彼らは犯罪者であるが、大会で良い成績を得る彼らは模範的高校生として賞賛されるのだ。
昔、ある思想的な活動家だったかもしれないが、彼は投獄され、数年間、沈黙を強要された。後に、彼は、この数年の沈黙が、ヨガなどで言う沈黙の行となり、自分の精神を進歩させることが出来たといった。
しかし、自身、悟りを開いた後、長期の沈黙の行を続けたインドの聖者ラマナ・マハルシは、それを即座に否定した。
「強制された沈黙は進歩をもたらさない」
食を慎めば、心身に素晴らしい効果がある。だからといって、それを他人に強要しても仕方がない。そもそも、食に関しては、強要されて慎めるものではない。そして、食の節制を強制されると、隠れて食べたりし、堂々と大食するより更に悪いことになる。
ある中年女性はでっぷりと太っているが、少女時代は痩せていた。親が、「女の子は食べるものではない」と、彼女に食の慎みを強制したのだ。そして、大人になり、結婚して子供が出来ると、彼女は、子供達の食事をなるべく少なくし、自分も一見、それに合わせているかのように見せていた。そして、「私、漬物しか食べないのだけど、太る体質なの」と言う。太る体質などあるはずがない。食べるから太るのだ。彼女は、夫や子供に知られないよう、見つからないところに、豪華なケーキやお菓子を常に沢山隠し、一人になった時に食べていた。子供が熱を出し、学校を休みたいと言ったら、異常なほどの怒りを起こし、仮病と決め付け、無理に学校に行かせた。子供がいたら、ケーキを食べられないからだ。この子供は、世間では、厳しく育てられて良かったと言われることもあるが、心が弱くなり、ひきこもりになった。これは、私が知る実話であることを保障する。
自主的に心身を鍛えるなら、物質的な報酬や世間的栄誉と無縁であっても、そんなものとは比較にならない貴重な宝を得るだろう。
そして、最大の心身の鍛錬は食の慎みである。それがある程度できれば、性欲の支配も容易くなる。
だが、それまでに、まず、ある程度の身体の鍛錬や、呼吸の制御やマントラ(真言)といったもので、心を鍛えるのが良いだろう。
私がいつも奨める腕振り運動は簡単な運動だが、回数を決め、必ず毎日やり抜けば、素晴らしい成果がある。
また、根気強く『バガヴァッド・ギーター』や『エメラルド・タブレット』を読めば、心が鍛えられるだけでなく、聖霊を味方に出来る。
自主的な心身の鍛錬が幸福への道である。
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読ませていただいております。
菜食を始めて、半年になりますが、
体重が減り、体力もついてきました。
まだ、一日一食にはなりませんが、
週末断食などもやっております。
不思議です。。今までの食事の考えが
がらりと変わってきました。。。
それで、ココでよく取り上げられる
「エメラルドタブレット」
意味がわからなくても読むといいそうですが、
いまだにわかに信じがたいですが、
真言や般若心経を唱えると、なんとなく気持ちが落ち着き
いい感じがするので、そんな感じなんでしょうか?
って、ますは、読んでみてくださいという話ですね(笑)
ありがとうございます。^ ^