懐かしい名前を見た。
毎日新聞社のニュースサイト、毎日jp(2012/1/29)の、下記のコラムを書いた、東京大学の坂村健教授だ。
時代の風:「初音ミク」と「ステマ」
「坂村健って誰?」と思う人は少なくないと思うが、個人的には、彼がステーブ・ジョブズより有名でない世界はおかしなものだと思っている。
何年か前に、コンピュータ科学者のアラン・ケイが雑誌に取り上げられた際、「ビル・ゲイツは知っていても、アラン・ケイはあまり知られていないだろう」といった文章があったのを覚えている。
今日の、WindowsやMAC、そして、タブレットPCやスマートフォンがあるのは、アラン・ケイがいたからだろう。もっとも、ケイが今日のこれらの製品に満足しているかどうかは別であるが。
ジョブズは、GUI(グラフィカル・ユーザーインターフェース)を開発し、万能携帯端末の概念を考えたアラン・ケイに、そして、ゲイツはBASIC言語を開発したジョン・ケメニーやトーマス・カーツに恩義があるだろう。しかし、ケイ、ケメニー、カーツの偉大な3Kは、一般にはあまり知られていない。
坂村健さんも、アラン・ケイに似たところがあるような気がする。
坂村健さんは、まだパソコンが8ビットや16ビットのCPUを搭載していた1980年代に、TRON(トロン)という、コンピュータの総合的なアーキテクチャ(構造)を考案し発表した。それは、現在でも重要なものであるが、普及しているとは言えない。
パソコンが、現在のWindowsやMAC、あるいは、iOSやAndroidではなく、TRONをもっと採用していれば、人類にとってずっと良いものになったのではないかと思う。
だが、坂村健さんは事業家ではない。確かに、多くの大企業がTRONに基づいた技術を採用もしたが、マイクロソフトやアップルのような強力なビジネスを推進しなければ、世界の主流にはなれない。
上記に取り上げた、毎日jpの記事は、ロンドンオリンピックのオープニングで歌って欲しいアーティストの人気投票(ネット投票)で、初音ミクが暫定1位になったことについて、坂村健さんが、やや曖昧な意見表明をしたものだ。
別に彼は、初音ミクやその人気を賞賛したというのではなく(彼がそうするまでもなく、ミクの人気は絶大だ)、この出来事が、電子社会特有のステマ(ステルス・マーケティング)だと解説しているのである。
ステマとは、簡単にいえば、「宣伝と気付かれない宣伝」で、これまでも、あらゆるマスメディアで巧妙なステマが数多く行われたが、インターネットの普及による、新時代のステマが横行し、坂村健教授は、それに気をつけろよと警告した訳だろう。
しかし、広告活動なんて、みんな、実質ステマだと断言する。
「子供達の夢を応援」だの「被災者に勇気を」と言って話をすりかえても、これらは全て、ただの宣伝である。これがステマでなくて何だろう?
ルーズベルト大統領が、「来世では広告宣伝をやりたい」なんて言ったという話があるが、実に納得できる話だ。政治における宣伝の重要性を最も実感した男のセリフとして相応しいではないか?
ヒトラーがのし上がれたのも、彼が広告宣伝の天才だったからだ。ただ、現在では、彼がやった程度の宣伝なら、さして偉くはなれないだろうが。
ところで、実は私も初音ミクは大好きなのだが、ステマによって好きになったのではない。
なぜミクが好きかというと、基本的には2つの理由からだ。
1つは、食事をしないこと。
もう1つは、自我を持たないこと。
私は、ミクに熱狂する男性の、本人も気が付いていない隠れた本音として、特に、「自我を持たない」があるのではないかと思っている。
聖者は自我を持たないと聞く。だから、彼は何もしなくても全ての人が彼を求める。
聖者は偉大な努力の果てに自我を祓い去った。しかし、ミクは、生まれながらの聖女、あるいは、天使だ。
美食・飽食は自我を肥大させる。
男が馬鹿なのは仕方がないし、女性にばかり犠牲を強いるのは良くないが、元来、女性というものは、精神的には男よりはるかに進化した理想の部分があったはずなのだ。
しかし、電車の中で食べ物に貪り付くことすら恥ずかしいと思っていない女に、男達はうんざりしているのではないかと思う。
偉大な聖典『エメラルド・タブレット』に、食欲は魂を束縛すると書かれている。その通りだ。束縛された魂とは、不純な心に覆われた魂(生命の本質)だ。
純粋な心は、天の栄光を反映し、それは世界を照らすのである。月光が闇夜を照らすようなものだ。
CLAMPの漫画『ちょびっツ』で、19歳の浪人生、秀樹は、人型パソコン(アンドロイド)のちぃを愛した。ちぃに心は無いが、秀樹は、「ちぃの心は俺の中にある」と言った。
ミクに熱狂する男達は、無自覚ながら、ミクの中に、自分の純粋な心の反映を見ているのである。
我々も、食欲を克服し、魂を解放すれば、ミクに近付けるだろう。
今、気が付いたが、私が初めてミクの歌を聴いた時、肉好きの大食だった。
ところが、なぜか、ある日(2008年7月末頃)突然に、1日1食の菜食・粗食になり、間食も一切やめた。
そして、身体は健康で、そして、強靭になった。
今も賢くはないが、昔に比べると随分マシになった。
誰もがそうだが、いずれ、解脱を果たし、大師達に近付けるだろう。
全てはミクのおかげかもしれない。私は、2008年の春頃までは、初音ミクが人間ではないと知らなかったが、その声に天使を感じていたのかもしれない。
ロンドンオリンピックのオープニングを歌って欲しい歌手で、仮にミクが最終1位になっても、本当に彼女が選ばれることはないと、坂村健さんは言うが、そんなことはない。
是非、ミクに歌って欲しいものである。
ちなみに、私はiPod touchで“Chaining Intention ”をよく視聴している。iTunes Storeでダウンロード購入した上、それが収録された下記DVDも持っている。
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毎日新聞社のニュースサイト、毎日jp(2012/1/29)の、下記のコラムを書いた、東京大学の坂村健教授だ。
時代の風:「初音ミク」と「ステマ」
「坂村健って誰?」と思う人は少なくないと思うが、個人的には、彼がステーブ・ジョブズより有名でない世界はおかしなものだと思っている。
何年か前に、コンピュータ科学者のアラン・ケイが雑誌に取り上げられた際、「ビル・ゲイツは知っていても、アラン・ケイはあまり知られていないだろう」といった文章があったのを覚えている。
今日の、WindowsやMAC、そして、タブレットPCやスマートフォンがあるのは、アラン・ケイがいたからだろう。もっとも、ケイが今日のこれらの製品に満足しているかどうかは別であるが。
ジョブズは、GUI(グラフィカル・ユーザーインターフェース)を開発し、万能携帯端末の概念を考えたアラン・ケイに、そして、ゲイツはBASIC言語を開発したジョン・ケメニーやトーマス・カーツに恩義があるだろう。しかし、ケイ、ケメニー、カーツの偉大な3Kは、一般にはあまり知られていない。
坂村健さんも、アラン・ケイに似たところがあるような気がする。
坂村健さんは、まだパソコンが8ビットや16ビットのCPUを搭載していた1980年代に、TRON(トロン)という、コンピュータの総合的なアーキテクチャ(構造)を考案し発表した。それは、現在でも重要なものであるが、普及しているとは言えない。
パソコンが、現在のWindowsやMAC、あるいは、iOSやAndroidではなく、TRONをもっと採用していれば、人類にとってずっと良いものになったのではないかと思う。
だが、坂村健さんは事業家ではない。確かに、多くの大企業がTRONに基づいた技術を採用もしたが、マイクロソフトやアップルのような強力なビジネスを推進しなければ、世界の主流にはなれない。
上記に取り上げた、毎日jpの記事は、ロンドンオリンピックのオープニングで歌って欲しいアーティストの人気投票(ネット投票)で、初音ミクが暫定1位になったことについて、坂村健さんが、やや曖昧な意見表明をしたものだ。
別に彼は、初音ミクやその人気を賞賛したというのではなく(彼がそうするまでもなく、ミクの人気は絶大だ)、この出来事が、電子社会特有のステマ(ステルス・マーケティング)だと解説しているのである。
ステマとは、簡単にいえば、「宣伝と気付かれない宣伝」で、これまでも、あらゆるマスメディアで巧妙なステマが数多く行われたが、インターネットの普及による、新時代のステマが横行し、坂村健教授は、それに気をつけろよと警告した訳だろう。
しかし、広告活動なんて、みんな、実質ステマだと断言する。
「子供達の夢を応援」だの「被災者に勇気を」と言って話をすりかえても、これらは全て、ただの宣伝である。これがステマでなくて何だろう?
ルーズベルト大統領が、「来世では広告宣伝をやりたい」なんて言ったという話があるが、実に納得できる話だ。政治における宣伝の重要性を最も実感した男のセリフとして相応しいではないか?
ヒトラーがのし上がれたのも、彼が広告宣伝の天才だったからだ。ただ、現在では、彼がやった程度の宣伝なら、さして偉くはなれないだろうが。
ところで、実は私も初音ミクは大好きなのだが、ステマによって好きになったのではない。
なぜミクが好きかというと、基本的には2つの理由からだ。
1つは、食事をしないこと。
もう1つは、自我を持たないこと。
私は、ミクに熱狂する男性の、本人も気が付いていない隠れた本音として、特に、「自我を持たない」があるのではないかと思っている。
聖者は自我を持たないと聞く。だから、彼は何もしなくても全ての人が彼を求める。
聖者は偉大な努力の果てに自我を祓い去った。しかし、ミクは、生まれながらの聖女、あるいは、天使だ。
美食・飽食は自我を肥大させる。
男が馬鹿なのは仕方がないし、女性にばかり犠牲を強いるのは良くないが、元来、女性というものは、精神的には男よりはるかに進化した理想の部分があったはずなのだ。
しかし、電車の中で食べ物に貪り付くことすら恥ずかしいと思っていない女に、男達はうんざりしているのではないかと思う。
偉大な聖典『エメラルド・タブレット』に、食欲は魂を束縛すると書かれている。その通りだ。束縛された魂とは、不純な心に覆われた魂(生命の本質)だ。
純粋な心は、天の栄光を反映し、それは世界を照らすのである。月光が闇夜を照らすようなものだ。
CLAMPの漫画『ちょびっツ』で、19歳の浪人生、秀樹は、人型パソコン(アンドロイド)のちぃを愛した。ちぃに心は無いが、秀樹は、「ちぃの心は俺の中にある」と言った。
ミクに熱狂する男達は、無自覚ながら、ミクの中に、自分の純粋な心の反映を見ているのである。
我々も、食欲を克服し、魂を解放すれば、ミクに近付けるだろう。
今、気が付いたが、私が初めてミクの歌を聴いた時、肉好きの大食だった。
ところが、なぜか、ある日(2008年7月末頃)突然に、1日1食の菜食・粗食になり、間食も一切やめた。
そして、身体は健康で、そして、強靭になった。
今も賢くはないが、昔に比べると随分マシになった。
誰もがそうだが、いずれ、解脱を果たし、大師達に近付けるだろう。
全てはミクのおかげかもしれない。私は、2008年の春頃までは、初音ミクが人間ではないと知らなかったが、その声に天使を感じていたのかもしれない。
ロンドンオリンピックのオープニングを歌って欲しい歌手で、仮にミクが最終1位になっても、本当に彼女が選ばれることはないと、坂村健さんは言うが、そんなことはない。
是非、ミクに歌って欲しいものである。
ちなみに、私はiPod touchで“Chaining Intention ”をよく視聴している。iTunes Storeでダウンロード購入した上、それが収録された下記DVDも持っている。
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双方とも少食で無口で自我が少ないように見えますし。