私は別にキリスト教徒でもユダヤ教徒でもないが、至高の詩は、古代イスラエルの王ダビデが書いた、旧約聖書の詩篇の中の19篇であると思う。
ダビデが書いたとは言ったが、これは人間に書けるものではないので、ダビデの心が静寂にあった時に、神(一応こう呼ぶが)がダビデに教えたものだと思う。
尚、ダビデは、賢王ソロモンの父である。イエスもまた、ダビデの子と呼ばれることがある(イエスはダビデの子孫)。
ダビデ王は、旧約聖書の『サムエル記』、『列王記』に登場する。
詩篇19篇は、美しいだけではなく、霊感と力に満ちた詩で、何千回も読んで暗記する価値があると思う。
意味を言葉で解説すれば、ちょっとおかしくなりかねない。言葉を超えたものだからだ。
もし、深く意味を知りたいと思えば、『エメラルド・タブレット』を読むことをお薦めする。
もちろん、『エメラルド・タブレット』と旧約聖書に直接の関係は無いのだが、詩篇19篇を読むと、『エメラルド・タブレット』が流れ込んで来るのを感じるのである。
詩篇19篇の全文は以下の通り。
もろもろの天は神の栄光をあらわし、
大空はみ手のわざをしめす。
この日は言葉をかの日につたえ、
この夜は知識をかの夜につげる。
話すことなく、語ることなく、
その声も聞えないのに、
その響きは全地にあまねく、
その言葉は世界のはてにまで及ぶ。
神は日のために幕屋を天に設けられた。
日は花婿がその祝のへやから出てくるように、
また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。
それは天のはてからのぼって、
天のはてにまで、めぐって行く。
その暖まりをこうむらないものはない。
主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、
主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、
主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。
主を恐れる道は清らかで、
とこしえに絶えることがなく、
主のさばきは真実であって、ことごとく正しい。
これらは金よりも、多くの純金よりも慕わしく、
また蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。
あなたのしもべは、これらによって戒めをうける。
これらを守れば、大いなる報いがある。
だれが自分のあやまちを知ることができましようか。
どうか、わたしを隠れたとがから解き放ってください。
また、あなたのしもべを引きとめて、
故意の罪を犯させず、
これに支配されることのないようにしてください。
そうすれば、わたしはあやまちのない者となって、
大いなるとがを免れることができるでしょう。
わが岩、わがあがないぬしなる主よ、
どうか、わたしの口の言葉と、心の思いが
あなたの前に喜ばれますように。
下記に、『エメラルド・タブレット』と共に、天才画家・イラストレーターであるギュスターヴ・ドレが、驚くべき精緻でなおかつ荘厳な銅版画の挿絵を描いた旧約聖書の抄本と、里中真知子さんが描く、『サムエル記』、『列王記』を含む漫画の旧約聖書をご紹介しておく。
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ダビデが書いたとは言ったが、これは人間に書けるものではないので、ダビデの心が静寂にあった時に、神(一応こう呼ぶが)がダビデに教えたものだと思う。
尚、ダビデは、賢王ソロモンの父である。イエスもまた、ダビデの子と呼ばれることがある(イエスはダビデの子孫)。
ダビデ王は、旧約聖書の『サムエル記』、『列王記』に登場する。
詩篇19篇は、美しいだけではなく、霊感と力に満ちた詩で、何千回も読んで暗記する価値があると思う。
意味を言葉で解説すれば、ちょっとおかしくなりかねない。言葉を超えたものだからだ。
もし、深く意味を知りたいと思えば、『エメラルド・タブレット』を読むことをお薦めする。
もちろん、『エメラルド・タブレット』と旧約聖書に直接の関係は無いのだが、詩篇19篇を読むと、『エメラルド・タブレット』が流れ込んで来るのを感じるのである。
詩篇19篇の全文は以下の通り。
もろもろの天は神の栄光をあらわし、
大空はみ手のわざをしめす。
この日は言葉をかの日につたえ、
この夜は知識をかの夜につげる。
話すことなく、語ることなく、
その声も聞えないのに、
その響きは全地にあまねく、
その言葉は世界のはてにまで及ぶ。
神は日のために幕屋を天に設けられた。
日は花婿がその祝のへやから出てくるように、
また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。
それは天のはてからのぼって、
天のはてにまで、めぐって行く。
その暖まりをこうむらないものはない。
主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、
主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、
主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。
主を恐れる道は清らかで、
とこしえに絶えることがなく、
主のさばきは真実であって、ことごとく正しい。
これらは金よりも、多くの純金よりも慕わしく、
また蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。
あなたのしもべは、これらによって戒めをうける。
これらを守れば、大いなる報いがある。
だれが自分のあやまちを知ることができましようか。
どうか、わたしを隠れたとがから解き放ってください。
また、あなたのしもべを引きとめて、
故意の罪を犯させず、
これに支配されることのないようにしてください。
そうすれば、わたしはあやまちのない者となって、
大いなるとがを免れることができるでしょう。
わが岩、わがあがないぬしなる主よ、
どうか、わたしの口の言葉と、心の思いが
あなたの前に喜ばれますように。
下記に、『エメラルド・タブレット』と共に、天才画家・イラストレーターであるギュスターヴ・ドレが、驚くべき精緻でなおかつ荘厳な銅版画の挿絵を描いた旧約聖書の抄本と、里中真知子さんが描く、『サムエル記』、『列王記』を含む漫画の旧約聖書をご紹介しておく。
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