Googleの創業時からのモットー(標語)が“Don't be Evil(邪悪を為すな)”だとは、私は知らなかったのだが、今、この言葉が面白いことで使われているらしい。
Googleは、Googleアカウントにログインしている者が、Google検索を行うと、検索結果に、自分のGoogle+内にある情報が反映される機能を作ったらしい。
Google+とは、Facebookと同種のソーシャルネットワークサービスだが、現状は、ユーザー数で、Facebookにはるかに及ばない。
それなのに、Google+の情報だけというのはフェアではないとして、Facebook社は、Facebook等の他のソーシャルネットワークサービスの情報も検索結果に取り入れる働きをするブックマークレット(小さなプログラム)を作り、それに“Don't be Evil”という名前を付けたらしいのだ。
つまり、「Googleよ、邪まなことをするんじゃない」という警告を込めたというわけだ。
それで、Googleが、「そりゃ当然だ。いや、俺が悪かった」と思うか、鳩が豆鉄砲くらったような感じになったのかは、よく分からない。
ところで、この件については、ネット上でも、あちこちで書かれているし、そもそも、私は普段、Googleアカウントにログインしておらず、Google+も、開設だけはしたが、全然使っていないので、あまり興味がないし、詳しいことはよく分からない。
ただ、この“Don't be Evil”という言葉だけは、何か面白く感じるのだ。
Evilってのは、「邪悪な」という意味で、反対語はGood(善良な)である。
なら、“Don't be Evil”などと言わず、“Be Good(正しかれ)”と言っても同じだ。
中国の古い寓話に、偉いお坊様に、誰かが、「一言、教えを」と頼むと、お坊様は、「悪いことをするな、良いことをしろ」と答えた。そう言われた人は、拍子抜けして、「そんなことは子供でも知っています」と言った。すると、お坊様は、「だが、行うのは老人でも難しい」と諭した。
このお坊様は、貴い教えとして、“Don't be Evil”と“Be Good”を両方言ったのだ。
Googleに老人はいないだろうが(多分)、“Don't be Evil”を知っていたからとて、それを実行するのは極めて難しいということだ。
Googleも、ついでに、“Be Good”も座右の銘に加えれば良い。
“Be Good”と言うより、“Don't be Evil”と否定形で言った方が印象が強いというのは、どの言語でも同じと思う。
ところで、日本では、古い言い方であるが、もっと強烈な言い方がよく使われた(中国から来たものかもしれないが)。
同じ意味の言葉で言うなら、「善を為さざるべからず」だ。文語に慣れない人が見たら、善いことをしろと言っているのか、するなと言っているのかよく分からないかもしれない。
これは、口語で言うと、「善いことをしないようではいけない」という意味で、つまるところ「善いことをしろ」と言っているのだ。わざわざ2重否定にすることで、強調を通り越して、崇高ささえ感じさせるのだ。
日本語でも英語でも2重否定はあるが、「善いことをしろ」では、強調するにしても、「悪いことをするな」までで、普通は、「善を為さざるべからず」とまでは言わないだろう。
しかし、先程のお坊様も言った通り、「悪いことをするな」なんて知ってても、実行はなかなか出来ないのだ。なら、さらに強調しておくのも良いかもしれない。
英文を「せざるべからず」と訳したものはあるが、原文を見ると、単に、「するな」と書いてあるものばかりだった。おそらく、翻訳者が、「これは少々強調した方が良いだろう」と思って、「せざるべからず」などとしたようである。
ただ、Don't be より、Must not be の方が強い感じになるかもしれないし、そんな英文が、やはり、「せざるべからず」と翻訳されているように思う。
では、水野南北の教えで、私もよく言う、「食を慎め」は、今後、「食を慎まざるべからず」と書こうかと思う。決して、「食を慎んではならない」という意味ではなく、「食を慎まないようではいけない」という意味である。
以下に、私が一番気に入っている、水野南北の書をご紹介しておく。
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Googleは、Googleアカウントにログインしている者が、Google検索を行うと、検索結果に、自分のGoogle+内にある情報が反映される機能を作ったらしい。
Google+とは、Facebookと同種のソーシャルネットワークサービスだが、現状は、ユーザー数で、Facebookにはるかに及ばない。
それなのに、Google+の情報だけというのはフェアではないとして、Facebook社は、Facebook等の他のソーシャルネットワークサービスの情報も検索結果に取り入れる働きをするブックマークレット(小さなプログラム)を作り、それに“Don't be Evil”という名前を付けたらしいのだ。
つまり、「Googleよ、邪まなことをするんじゃない」という警告を込めたというわけだ。
それで、Googleが、「そりゃ当然だ。いや、俺が悪かった」と思うか、鳩が豆鉄砲くらったような感じになったのかは、よく分からない。
ところで、この件については、ネット上でも、あちこちで書かれているし、そもそも、私は普段、Googleアカウントにログインしておらず、Google+も、開設だけはしたが、全然使っていないので、あまり興味がないし、詳しいことはよく分からない。
ただ、この“Don't be Evil”という言葉だけは、何か面白く感じるのだ。
Evilってのは、「邪悪な」という意味で、反対語はGood(善良な)である。
なら、“Don't be Evil”などと言わず、“Be Good(正しかれ)”と言っても同じだ。
中国の古い寓話に、偉いお坊様に、誰かが、「一言、教えを」と頼むと、お坊様は、「悪いことをするな、良いことをしろ」と答えた。そう言われた人は、拍子抜けして、「そんなことは子供でも知っています」と言った。すると、お坊様は、「だが、行うのは老人でも難しい」と諭した。
このお坊様は、貴い教えとして、“Don't be Evil”と“Be Good”を両方言ったのだ。
Googleに老人はいないだろうが(多分)、“Don't be Evil”を知っていたからとて、それを実行するのは極めて難しいということだ。
Googleも、ついでに、“Be Good”も座右の銘に加えれば良い。
“Be Good”と言うより、“Don't be Evil”と否定形で言った方が印象が強いというのは、どの言語でも同じと思う。
ところで、日本では、古い言い方であるが、もっと強烈な言い方がよく使われた(中国から来たものかもしれないが)。
同じ意味の言葉で言うなら、「善を為さざるべからず」だ。文語に慣れない人が見たら、善いことをしろと言っているのか、するなと言っているのかよく分からないかもしれない。
これは、口語で言うと、「善いことをしないようではいけない」という意味で、つまるところ「善いことをしろ」と言っているのだ。わざわざ2重否定にすることで、強調を通り越して、崇高ささえ感じさせるのだ。
日本語でも英語でも2重否定はあるが、「善いことをしろ」では、強調するにしても、「悪いことをするな」までで、普通は、「善を為さざるべからず」とまでは言わないだろう。
しかし、先程のお坊様も言った通り、「悪いことをするな」なんて知ってても、実行はなかなか出来ないのだ。なら、さらに強調しておくのも良いかもしれない。
英文を「せざるべからず」と訳したものはあるが、原文を見ると、単に、「するな」と書いてあるものばかりだった。おそらく、翻訳者が、「これは少々強調した方が良いだろう」と思って、「せざるべからず」などとしたようである。
ただ、Don't be より、Must not be の方が強い感じになるかもしれないし、そんな英文が、やはり、「せざるべからず」と翻訳されているように思う。
では、水野南北の教えで、私もよく言う、「食を慎め」は、今後、「食を慎まざるべからず」と書こうかと思う。決して、「食を慎んではならない」という意味ではなく、「食を慎まないようではいけない」という意味である。
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