TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関しての報道を見ていると、これでは、進歩した宇宙人は、当分は我々を対等なパートナーとして認めてはくれないだろうなあと思う。
根本的な視点が前時代的なのである。

農家は、海外から安い穀物が入ってきたら、自分達の作っているものが売れなくなるから反対と言い、輸出業者は、関税のために自由な競争ができないから、TPPに参加して関税を撤廃すべきと言う。

これらの発想は宇宙的で無い。
宇宙には、そもそも貨幣が存在しないが、いくらか宇宙的に近い発想で言うと、こうなる。

農家は、「関税が撤廃されたら、海外の人々が日本の製品を安く買えるし、我が国でも、お金が無い人も食べ物を楽に買えるようになるから、良いのではないか」と考え、輸出業者は「関税がなくなれば、我々は楽になるが、農家の方々が困るかもしれないので、すぐには賛成でない」と考えるべきなのだ。

こういった考え方が出来れば、例えば、「関税がなくなっても、穀物は従来通り、国内の農家から買うが、所得の少ない人の分だけ外国から買いましょう」とか、輸出業者も、「儲かったお金は、農家と輸出先の国の産業の発展のために回しましょう」といった、本来は当たり前のことをするようになる。これが夢物語と思えるうちは、いくら儲けても地獄を作るだけなのだ。

本質的なことを言えば、関税は無いのが正しい。大阪のものを大阪で売れば無税だが、高知で売れば課税されるというのがおかしいと感じることが、国と国の間でも同じだと思えないと、地球はもう終わりになる。宇宙人と交流する前に滅ぶのである。
進化した宇宙人は、むしろ、地球人の考え方が理解できないのだ。貨幣のない宇宙に関税などあるはずがない。そして、宇宙では、何においても、利益というものは、皆で分かち合うものとしか考えないのである。

関税の撤廃自体は賛成であるが、TPPでそれをやってはいけない。なぜなら、善意でやる訳ではないからである。それでいえば、TPPに対して、日本は反対で良い。
だが、関税はいかなる国でも無くすべきである。そして、その動機は善意でなければならない。その方法を考える頭を、人間は神から与えられてる。現状では、あまりに難しく、非現実的に思えるかもしれないが、やろうと思うことが大切なのだ。それが、宇宙の英知を自分のものにする方法なのである。
アインシュタインは、子供の時、軍隊の行進を見て思ったそうだ。「きっと、神様が間違えて連中の頭をくっつけたんだ」と。
そして、現状では、神様に、人類に間違えて頭をくっつけたという恥辱を与えているのである。そんな生物を、宇宙の人々が歓迎しないのは仕方がないだろう。









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