私は、以前、インドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが普及させた瞑想法であるTM(超越瞑想)を熱心に行っていたことがある。
TMは、当時で、世界中で450万人が実践していたと言われ、我が国でも、経済界や芸能界、スポーツ界の大物達が行っていることが知られていた。
海外では、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、デビット・リンチらは、自身が実践するだけでなく、普及活動も熱心に行っている。クリント・イーストウッドも熱心な実践者であることが知られている。
TMは、朝と夜、食事前に20分行うのが正統な方法らしい。私もそうしていた。
ただ、当時、私は猛烈に働くソフトウェア開発者で、朝は7時にオフィスに入り(他には誰もいない)、夜は深夜0時まで働いていた。実に、土日祝日も関係なく同じようにやり、休みは1日も取らなかった。別に誰かがそうしろと言った訳でもなかった。もちろん、そのままの勤務が事実とされれば労働法に触れるのだが、私は、8時に出勤して5時に帰っていることにしていた。仕事は個人的な知り合いの開発会社の社長に回してもらっていた。
そんな訳もあり、私はTMを朝も夜もオフィスで行っていた。
朝は7時過ぎ、夜は午後10時半くらいにやっていた。午後9時まで他の社員がいることはなかったので、誰にも邪魔されなかった。
そんな生活を続けていた時のことである。
いつものように、誰もいないオフィスで、朝、TMを行っていたら、不意に激しい恐怖に襲われた。
疲れている訳ではなく、意識ははっきりとしていた。
確信は持てないが、楕円形に回転するエネルギー体の存在を感じた。大きさはよく分からなかった。随分小さい感じもしたが、それが実体ではないだろうと思う。そんなものが、私の中に入ろうとしていたのである。
私は恐ろしくはあったが、TMを続けた。気のせいだと思ったのだ。
しかし、エネルギー体のさらなる接近を感じ、TMを中止した。汗をかいていたかどうかは憶えていない。
その後、特に変調は感じなかったので、エネルギー体に取り憑かれたのでは無いと思っていた。それで、仕事は相変わらず、その調子で続け、TMも時間を短くして行ったりしていた。
それから一月も経たない頃と思うが、私は倒れた。それは、エネルギー体の影響ではなく、単なる過労と思う。
あのエネルギー体に取り憑かれていたら、どうなっていただろうか?
あれは、私が恐怖を感じたように、邪悪なものだったのかもしれない。それで、取り憑かれていたら、私は強欲な事業家にでもなって成功し、大金を掴み、その後、破滅したのではないかと思う。
私の当時の異常なハードワーク振りは、何か高貴な志あってのことではなかった。
TMは、専門の教師から教わった、自分だけのマントラ(短い言葉)を、目を閉じて心の中で唱えるだけである。
私は、TMの教師に、マントラがどうやって決まるのか尋ねたが、知りたければTMの教師になるしかないと言われたし、それは科学であるとも言われた。
だが、それは多分、本当ではない。割と最近、あくまで、私個人の場合に関してのみだが、マントラは、TM教師に教わるまでもなく、知ることが出来かもしれない証拠を確認した。
TMに効果があるのかどうかは知らないが、ある程度の精神の統一は出来る。TMを教える者によれば、意識的に精神を統一したりする必要はなく、マントラを唱えていれば、自動的に統一に導かれるらしい。
だが、そうであれば、霊的な感受性が上がっているのに、防御の方法を知らないという危険な状態なのかもしれない。
自己流で瞑想をやって、邪悪な霊に取り憑かれておかしくなったような人もいるかもしれない。
イツァク・ベントフの『ベントフ氏の超意識の物理学入門』という本に、TMを何年もやっている人が、身体に激しい症状が起こった様子が書かれていたと思うが、それを肯定的に考えて良いのかどうか分からない。
我が国の著名な宗教家の谷口雅春氏によれば、そういった、統一中の反応は低級な霊による良くないものである場合が多いようである。
日本の有名な政治家にも、TMを熱心に行っている者がいることを知っているが、どうも見ていて、他人の非難ばかりで、建設的でない人のように感じるのである。
海外の著名人がTMを行っていることが宣伝になっていることも多いが、そういった大物達は、本当に良い状態にあるのだろうか?
やたらと離婚し、裁判沙汰になっているのではないだろうか?経済的には巨万の富を得ていても、それが重荷になっているのではないだろうか?
瞑想は、指導者の下で行わないと危険だと言われることもあるが、指導者自体がおかしな場合が多くはないだろうか?
アインシュタインが瞑想をしていたと言われることもあるが、彼は無念無想の状態で瞑想していたのではなく、また、常に論理的に考えていた訳ではないが、自分の意志を持ち続けていたのだと思う。
聖者の中には、自我を悪いものとして全否定する者が多いが、たとえ自我が悪いものになり易くても、それを磨くことが大切なのだと思う。そのためには、真の英知というものの存在を認め、自我をその下に置くことである。真の英知というものは、疑いもなく、自然の中に存在していることが分かると思う。我々にとって最も重要なことは、部屋の中で瞑想するようなことではなく、自然と接することである。自然を観察することだ。ゲームをしたり学習塾の通っている子供は、皆、心が歪み、それが身体の変調として訴えているのだろう。特に皮膚に異常のある子供は早く生活を変えた方が良い。アトピー、乾癬、花粉症、その他、アレルギーの者は、子供に限らず増え続けている。それをもっと疑問に思わないといけない。決して放置してはいけない。でないと、それ(悪因)はもっと大きな災害として現れるかもしれない。
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TMは、当時で、世界中で450万人が実践していたと言われ、我が国でも、経済界や芸能界、スポーツ界の大物達が行っていることが知られていた。
海外では、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、デビット・リンチらは、自身が実践するだけでなく、普及活動も熱心に行っている。クリント・イーストウッドも熱心な実践者であることが知られている。
TMは、朝と夜、食事前に20分行うのが正統な方法らしい。私もそうしていた。
ただ、当時、私は猛烈に働くソフトウェア開発者で、朝は7時にオフィスに入り(他には誰もいない)、夜は深夜0時まで働いていた。実に、土日祝日も関係なく同じようにやり、休みは1日も取らなかった。別に誰かがそうしろと言った訳でもなかった。もちろん、そのままの勤務が事実とされれば労働法に触れるのだが、私は、8時に出勤して5時に帰っていることにしていた。仕事は個人的な知り合いの開発会社の社長に回してもらっていた。
そんな訳もあり、私はTMを朝も夜もオフィスで行っていた。
朝は7時過ぎ、夜は午後10時半くらいにやっていた。午後9時まで他の社員がいることはなかったので、誰にも邪魔されなかった。
そんな生活を続けていた時のことである。
いつものように、誰もいないオフィスで、朝、TMを行っていたら、不意に激しい恐怖に襲われた。
疲れている訳ではなく、意識ははっきりとしていた。
確信は持てないが、楕円形に回転するエネルギー体の存在を感じた。大きさはよく分からなかった。随分小さい感じもしたが、それが実体ではないだろうと思う。そんなものが、私の中に入ろうとしていたのである。
私は恐ろしくはあったが、TMを続けた。気のせいだと思ったのだ。
しかし、エネルギー体のさらなる接近を感じ、TMを中止した。汗をかいていたかどうかは憶えていない。
その後、特に変調は感じなかったので、エネルギー体に取り憑かれたのでは無いと思っていた。それで、仕事は相変わらず、その調子で続け、TMも時間を短くして行ったりしていた。
それから一月も経たない頃と思うが、私は倒れた。それは、エネルギー体の影響ではなく、単なる過労と思う。
あのエネルギー体に取り憑かれていたら、どうなっていただろうか?
あれは、私が恐怖を感じたように、邪悪なものだったのかもしれない。それで、取り憑かれていたら、私は強欲な事業家にでもなって成功し、大金を掴み、その後、破滅したのではないかと思う。
私の当時の異常なハードワーク振りは、何か高貴な志あってのことではなかった。
TMは、専門の教師から教わった、自分だけのマントラ(短い言葉)を、目を閉じて心の中で唱えるだけである。
私は、TMの教師に、マントラがどうやって決まるのか尋ねたが、知りたければTMの教師になるしかないと言われたし、それは科学であるとも言われた。
だが、それは多分、本当ではない。割と最近、あくまで、私個人の場合に関してのみだが、マントラは、TM教師に教わるまでもなく、知ることが出来かもしれない証拠を確認した。
TMに効果があるのかどうかは知らないが、ある程度の精神の統一は出来る。TMを教える者によれば、意識的に精神を統一したりする必要はなく、マントラを唱えていれば、自動的に統一に導かれるらしい。
だが、そうであれば、霊的な感受性が上がっているのに、防御の方法を知らないという危険な状態なのかもしれない。
自己流で瞑想をやって、邪悪な霊に取り憑かれておかしくなったような人もいるかもしれない。
イツァク・ベントフの『ベントフ氏の超意識の物理学入門』という本に、TMを何年もやっている人が、身体に激しい症状が起こった様子が書かれていたと思うが、それを肯定的に考えて良いのかどうか分からない。
我が国の著名な宗教家の谷口雅春氏によれば、そういった、統一中の反応は低級な霊による良くないものである場合が多いようである。
日本の有名な政治家にも、TMを熱心に行っている者がいることを知っているが、どうも見ていて、他人の非難ばかりで、建設的でない人のように感じるのである。
海外の著名人がTMを行っていることが宣伝になっていることも多いが、そういった大物達は、本当に良い状態にあるのだろうか?
やたらと離婚し、裁判沙汰になっているのではないだろうか?経済的には巨万の富を得ていても、それが重荷になっているのではないだろうか?
瞑想は、指導者の下で行わないと危険だと言われることもあるが、指導者自体がおかしな場合が多くはないだろうか?
アインシュタインが瞑想をしていたと言われることもあるが、彼は無念無想の状態で瞑想していたのではなく、また、常に論理的に考えていた訳ではないが、自分の意志を持ち続けていたのだと思う。
聖者の中には、自我を悪いものとして全否定する者が多いが、たとえ自我が悪いものになり易くても、それを磨くことが大切なのだと思う。そのためには、真の英知というものの存在を認め、自我をその下に置くことである。真の英知というものは、疑いもなく、自然の中に存在していることが分かると思う。我々にとって最も重要なことは、部屋の中で瞑想するようなことではなく、自然と接することである。自然を観察することだ。ゲームをしたり学習塾の通っている子供は、皆、心が歪み、それが身体の変調として訴えているのだろう。特に皮膚に異常のある子供は早く生活を変えた方が良い。アトピー、乾癬、花粉症、その他、アレルギーの者は、子供に限らず増え続けている。それをもっと疑問に思わないといけない。決して放置してはいけない。でないと、それ(悪因)はもっと大きな災害として現れるかもしれない。
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朝晩欠かさず1年間やりましたが、マントラがどうもしっくりこない感じがしたもので。
ちなみに私のマントラは、○○ー○○のように4文字で間に音引きが入ってました。
教師の方もマハリシに思想統制されてるような感じで、私にはしっくりきませんでした。
自分に合った瞑想がいまだにわかりません。