東京の陸上競技場で、体育祭に参加していた中学生、高校生の女子16人が、熱中症と思われる症状で病院に搬送されたというニュースを見た。
全生徒が670人だったというから、2.4%であるが、全て女子のようだ。
テレビニュースでは、いかに当時のその会場が暑かったかを強調し、医学関係の人には、暑さと熱中症の関係とその対策の割と当たり前の話をさせ、学校は「配慮が足りなかった」と謝罪する様子が放送されていた。
近年は、猛暑の中での体育祭でなくても、野外での朝礼で倒れる生徒の話もよくあり、それをまた、ニュースが大仰に取り上げることもあるし、その際、倒れた子供に、朝食を食べていない子でもいれば、まるでそれが災いの元凶のように言ったりすることもある。
本当の問題は、児童、生徒に限らないが、人々の身体が弱くなっていることだろう。
今の子供たちは、生まれた時から家にエアコンがあるのが当たり前で、ほとんどの家に自動車があり、どこに行くにも、エアコンの効いた自動車で行くという子が多いと思う。これでは身体が丈夫なはずがなく、冬でも風邪を引きやすい子が多いと思う。
さっき、朝礼で倒れる子の中に、朝食を食べていない子がいた時に、それが問題にされるということを述べたが、栄養が足りなくて倒れるなんてことはないだろう。戦後の、多くの子供たちが栄養失調と言われた時代に、長時間の朝礼でも倒れる子なんていなかったらしい。今の子供の場合は、むしろ栄養過剰が問題と思う。
今は、夏の夜はクーラーを付けて寝るのが常識化しているようだ。
生活においては、40代、50代の人も、既に豊かな時代に育っており、若い人達とそう変わらない。また、甘やかされないで育った人でも、いったん、エアコンや自動車で楽を知れば、もうそれらから離れられなくなる。
私は、ある30代半ばのプロ野球のスター選手がまだ若い頃、既に黄金ルーキーとして活躍していた彼が、クーラーを付けて寝ているという話を聞いて驚いたものだ。そして、そんな選手が多いらしい。案の定、まだまだ全盛でいられるはずの彼は、1軍での出場機会もめっきり減り、すっかり色褪せた。イチロー、松井に劣らない、あるいは、勝る才能があったとも思われる選手である。クーラーを付けて寝ている選手は、体力が無いだけでなく、みんな腰が駄目になっているように思う。
私は、社会人のスタートは家庭向けセールスマンだった。数年の引きこもり生活の後で、体力があったはずもないが、真夏でもきちんとした格好で、ネクタイもして、長時間(朝から夕方まで)、外を歩いて訪問し、真っ黒に日焼けした。当然、暑くて、体力的にも苦しかったが、倒れるなんてことは想像も出来なかった。また、こまめに給水なんて考えたこともなかった(仕事中にそんな暇はない)。
私の家では、私が高校生になるまでエアコンが無かったし、また、割と最近まで、エアコンはリビングにしかなかった。だから、クーラーを付けて寝るなんてことは成長過程では全くなかった。そして、私が免許を取るまでは、家に自動車が無かったのである。それで、特にスポーツをしなくても、私にはもっと基本的な体力というか、身体の調整機能が正常なまま保たれていたのだと思う。加えて、子供の頃から、オヤツをあまり与えられたことがなかったのも幸いだった。
最近、通勤電車に乗っていると、何かの校外行事であろう、大量の男子中学生が乗ってきた。女の子ならともかく、うるさいだけで、何の良いところもないクソガキ共であるが(笑)、ただ、回りの大人の男性達に比べて顕著なのは、大半の子供たちは、ウエストが細いことで、これは実に素晴らしく、美的と思った。私は180センチでウエスト70センチくらいであるので、その点だけは親近感もあった。だが、肥満して、ウエストがダブついている子もそれなりにいた。熱中症とやらで倒れる危険性が高いのは、こちら側と思う。
暑いと言っても、日本の夏などたかが知れている。
テレビなどのマスコミが、いつも一方に偏るものであることは、もう当たり前のこととしっかり認識し、公平性や高い見識は無いときちんと理解し、表面的に見るようにしなければ馬鹿になる一方で、それが既に危機的な状況となっている。
重要なことは、我々が自分達を過剰に甘やかさなければ、もっと健康に生きられるということである。
原発事故が良いものであるはずが無いが、我々は、それを天の啓示と受け止め、膨大なエネルギーを無駄に消費する生活、社会を変えなければならない。今の生活、産業活動を維持する必要は全くない。エネルギー問題の真の解決は、表面的なことではなく、我々の内面の変性によりもたらされるのである。
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全生徒が670人だったというから、2.4%であるが、全て女子のようだ。
テレビニュースでは、いかに当時のその会場が暑かったかを強調し、医学関係の人には、暑さと熱中症の関係とその対策の割と当たり前の話をさせ、学校は「配慮が足りなかった」と謝罪する様子が放送されていた。
近年は、猛暑の中での体育祭でなくても、野外での朝礼で倒れる生徒の話もよくあり、それをまた、ニュースが大仰に取り上げることもあるし、その際、倒れた子供に、朝食を食べていない子でもいれば、まるでそれが災いの元凶のように言ったりすることもある。
本当の問題は、児童、生徒に限らないが、人々の身体が弱くなっていることだろう。
今の子供たちは、生まれた時から家にエアコンがあるのが当たり前で、ほとんどの家に自動車があり、どこに行くにも、エアコンの効いた自動車で行くという子が多いと思う。これでは身体が丈夫なはずがなく、冬でも風邪を引きやすい子が多いと思う。
さっき、朝礼で倒れる子の中に、朝食を食べていない子がいた時に、それが問題にされるということを述べたが、栄養が足りなくて倒れるなんてことはないだろう。戦後の、多くの子供たちが栄養失調と言われた時代に、長時間の朝礼でも倒れる子なんていなかったらしい。今の子供の場合は、むしろ栄養過剰が問題と思う。
今は、夏の夜はクーラーを付けて寝るのが常識化しているようだ。
生活においては、40代、50代の人も、既に豊かな時代に育っており、若い人達とそう変わらない。また、甘やかされないで育った人でも、いったん、エアコンや自動車で楽を知れば、もうそれらから離れられなくなる。
私は、ある30代半ばのプロ野球のスター選手がまだ若い頃、既に黄金ルーキーとして活躍していた彼が、クーラーを付けて寝ているという話を聞いて驚いたものだ。そして、そんな選手が多いらしい。案の定、まだまだ全盛でいられるはずの彼は、1軍での出場機会もめっきり減り、すっかり色褪せた。イチロー、松井に劣らない、あるいは、勝る才能があったとも思われる選手である。クーラーを付けて寝ている選手は、体力が無いだけでなく、みんな腰が駄目になっているように思う。
私は、社会人のスタートは家庭向けセールスマンだった。数年の引きこもり生活の後で、体力があったはずもないが、真夏でもきちんとした格好で、ネクタイもして、長時間(朝から夕方まで)、外を歩いて訪問し、真っ黒に日焼けした。当然、暑くて、体力的にも苦しかったが、倒れるなんてことは想像も出来なかった。また、こまめに給水なんて考えたこともなかった(仕事中にそんな暇はない)。
私の家では、私が高校生になるまでエアコンが無かったし、また、割と最近まで、エアコンはリビングにしかなかった。だから、クーラーを付けて寝るなんてことは成長過程では全くなかった。そして、私が免許を取るまでは、家に自動車が無かったのである。それで、特にスポーツをしなくても、私にはもっと基本的な体力というか、身体の調整機能が正常なまま保たれていたのだと思う。加えて、子供の頃から、オヤツをあまり与えられたことがなかったのも幸いだった。
最近、通勤電車に乗っていると、何かの校外行事であろう、大量の男子中学生が乗ってきた。女の子ならともかく、うるさいだけで、何の良いところもないクソガキ共であるが(笑)、ただ、回りの大人の男性達に比べて顕著なのは、大半の子供たちは、ウエストが細いことで、これは実に素晴らしく、美的と思った。私は180センチでウエスト70センチくらいであるので、その点だけは親近感もあった。だが、肥満して、ウエストがダブついている子もそれなりにいた。熱中症とやらで倒れる危険性が高いのは、こちら側と思う。
暑いと言っても、日本の夏などたかが知れている。
テレビなどのマスコミが、いつも一方に偏るものであることは、もう当たり前のこととしっかり認識し、公平性や高い見識は無いときちんと理解し、表面的に見るようにしなければ馬鹿になる一方で、それが既に危機的な状況となっている。
重要なことは、我々が自分達を過剰に甘やかさなければ、もっと健康に生きられるということである。
原発事故が良いものであるはずが無いが、我々は、それを天の啓示と受け止め、膨大なエネルギーを無駄に消費する生活、社会を変えなければならない。今の生活、産業活動を維持する必要は全くない。エネルギー問題の真の解決は、表面的なことではなく、我々の内面の変性によりもたらされるのである。
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