ハリウッドスターのトム・クルーズやジョン・トラボルタらが熱心に信仰することでも知られている宗教組織サイエントロジーが一部で批判されることもある原因は、それが悪いものであるからではない。あまり良くないからだ。
サイエントロジーの根本原理であり、世界で最も知られる自己啓発技術の1つであるダイアネティックスについては、私も熱心に学んだ。それは非常に優れたもので、これを批判する連中の思考よりは千倍も良いものだった。しかし、完全なものを仮に100点とするなら、30点というところだ。それでも、世の中にある他のものよりはるかに優れていた。一般の宗教ともなれば、ほとんどがせいぜい10点で、マイナスである場合も少なくはない。
サイエントロジーより優れているものとしては、アメリカのヴァーノン・ハワードの自己啓発技術や思想がある。だが、これも40点というところだ(とはいえ、他のものに比べれば素晴らしい)。
一応、こんな言い方をするが、別に、サイエントロジーを造ったL.ロン.ハバートとヴァーノン・ハワードの優劣を論じることに意味はない。彼らの名前が似ているのと同様、同じようなものなのである。
完全な教えは、釈迦やイエスらが説いたが、別に悪意あってのことでなくても、文字にする際に、主には著者の無知により、かなり歪められてしまった。だから、イエスも釈迦も、誤解により批判されるのだ。

本当の聖人は、欲を否定しない。ただ、「もっといいものがあるよ」と言うだけである。
もっといいものを知りもしないで、聖人の真似をする者の欲ほど恐ろしいものはない。
本当に良いものを知ったら、世間で価値あるものに執着しなくなる。無理をしなくても、物欲、性欲、名誉欲を充たしてくれそうなものに、さほどの興味は無くなる。
釈迦の従弟のアーナンダが、天女を見て、それまでは素晴らしい美少女だと思っていた、いいなずけの娘に関心を無くしたようなものである。

本当に良いものは確実にある。世間の報酬も楽しいものだということは認めざるを得ないが、本当に良いものと比べれば、実に他愛ないものだ。自然の絶景のテレビ映像と本物の絶景に根本的な違いがあるようなものだ。
本物を少しでも垣間見れば、世間の褒章を得ることに執着が無くなり、世間の権威に騙されることは無くなる。世間の教義や信念に疑いを持つようになり、ようやく、それらを捨てる気になるだろう。
本日は月曜で、今日から、学校や仕事が始まるという人も多いと思う。そして、そのほとんどの人が憂鬱なはずだ。ならば、それは良いことである。憂鬱でなければ、本当に良いものを知る手立ては無い。
嫌な気分、憂鬱さを冷静に観察すれば良いだけだ。感情は感情のまま放置し、批判してはならない。天使が観察するように、それを観察することだ。天使の思考なんて分からないだろうが、それを勝手に推測してはならない。任せておくことだ。そうすれば離脱する。地上の砂嵐を尻目に高く飛ぶのだ。そうすれば、権威者も金持ちもエリートも、みんな砂嵐の中でもがいていることが分かるだろう。そして、空は良いところである。







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