保険会社のCMで、保険会社の若い美人や、さらに若くて初々しい女性(「女の子」といった感じ)の人たちが「保険内容の確認に伺いました」と言って家庭や職場を訪問する場面を見ると、私は「詐欺の会社か」と思う。
考えれば分かると思うが、保険の契約内容の確認なんて仕事じゃあない。仕事として成立しない。そんなことのために給料を出していたら、偉い人達が高給を取れないじゃないか。
実際を知っている訳ではないが、保険内容の確認をするのは、より高額な保険に乗り換えさせるとか、就職した子供や生まれた子供のための新しい保険に加入させるとかが目的だろう。その売り込む機会を作るのがCMの目的だ。いったん商談に入れば、狡猾な契約テクニックを発揮するのだろう。ちなみに、保険などで契約させることを、客を「落とす」というのである。戦争と同じで、客は攻めて落とす敵なのである。
私が、引きこもりの性質もあって長いニート生活の後(引きこもり気質はニートの言い訳にならないが)、初めてついた仕事が歩合制セールスだった。
行けば誰でも採用される職場だが、商品は有名な企業のブランドなのである。つまり、商品を開発したのはエリートでも、私のような使い捨てセールスマンが必要なのである。
少なくとも、私がやったようなセールスの仕事は、格好良く言えば、企業の最前線の戦士であるが、何のことはない。戦争で言うなら、まともな兵士にやらせるのは気が引ける汚い仕事を外国の傭兵(主に貧しい国の雇われ兵)にやらせるようなものだ。まさに使い捨てで、10人入ってきたら、翌月には1人残っているかどうかだった。
上にも書いたが、契約のテクニックは教育される。しかし、まず、商品説明までさせてもらえるようもっていくのが難しい。大抵は、挨拶の時点で「結構です」となる。いかに話の上手い人でも、商談まで持っていけるのは、挨拶した後の1割がいいところだろう。まして新人では、商品にもよるが、50~100件の訪問で、やっと1件、商品の説明が出来れば良い方だ。だから、会社は、イケメンの若い男性セールスマンが奥さん連中をメロメロにさせたり、若い女性セールスがスカートの1つもまくって家の主人に話を聞かせることを期待している。別に冗談でなく、私自身、営業所でよく見聞きしたことだ。
そして、私も、「契約内容の確認」や「アフターサービス」のような真似も確かにやった。だが、その分の給料なんて出るはずがなかった。それでうまくやって、契約を取った時に、コミッション(販売手数料)が得られるのである。
まあ、家庭訪問のセールスに限らず、程度の差こそあれ、商売には破廉恥な面はある。邱永漢さんが、著書に「商売は地元でやるな」と書いておられるのももっともなことなのである。
しかし、首記にあげた、保険会社のCMは、許容範囲を超えている。
批判はしないが、私が書いたことを知った上でCMを見て欲しいものである。
契約内容の確認に行く、なんとかレディー達は、契約を取らないとお金がもらえない、使い捨ての悲しい人たちなのだ。雇う方も、彼女たちが、親戚などの身内から契約を取ってくることをまず狙っている(それが採用条件であることも少なくない)。後は、辛いセールスに耐えられず、勝手にやめていく。まあ、逆に、荒稼ぎをする豪腕セールスレディも少しはいる。「トイレを貸して」と言って家に上がりこむほどに羞恥心を捨てることの出来る商売の鬼で、女を利用する人も見たことはある。昔あった、老人に高額金融商品を売り付ける詐欺会社では、男性老人に対するお色気戦法は定式化されていたと聞く。確かに、馬鹿でも出来て、効果的な方法だろう。
保険のCMでは、セールスの女性も勧誘している。しかし、はっきりセールスとは言わない。いかにも、楽しげに、「保険の確認」をするようなことが仕事と思わせているようだが、子供でもないのならよく考えろ。そんなことをやって給料がもらえるはずがないだろう。
そもそも、セールスマンをセールスマンと言わない営業活動は詐欺のようなでものあろう。
そういう企業は多い。セールスマンを、プランナー、アドバイザー、指導員、カスタマーサポート、(機械類等の)調整係などと言い、名刺にもそう書いてある。だが、彼らは、プランニングや指導等が仕事ではない。彼らが企業から命令されているのは売ることであり、売らなければ仕事をしたと見なされない。もちろん、どんな企業にとっても、最も重要なことは売ることであるから、それが悪いことであるはずがない。だが、そのように、誤魔化してまで売らなければ成り立たない企業や国なのである。経済至上主義社会は、詐欺とまでは言いたくないが、不誠実の上に成り立っているのであり、経済破綻をするのは、これまで、上げてはならない利益を得ていたということなのだ。
私も、嘘もあると知りつつ、「友情の証」として、沢山の保険に入ったし、健康商品等も買った。しかし、それらの商品が役に立ったことは一度も無いし、今後もないだろう。私に商品を売るとき、「友人」達は、「あなたのため」と言った。言うまでも無く、今では、顔を見せることは無い。金を借りた「友人」が二度と姿を見せないのと同じだ。昔、ビートたけしさんは、「10万貸してって言われたら、10万あげちゃうの。そいつら、もう二度と姿を見せないことは分かってるから。今は100万円上げられないから、それは断るの」と言っていたが、今は簡単に100万円あげられる彼はどうしているのだろうね。全く興味はないが。
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考えれば分かると思うが、保険の契約内容の確認なんて仕事じゃあない。仕事として成立しない。そんなことのために給料を出していたら、偉い人達が高給を取れないじゃないか。
実際を知っている訳ではないが、保険内容の確認をするのは、より高額な保険に乗り換えさせるとか、就職した子供や生まれた子供のための新しい保険に加入させるとかが目的だろう。その売り込む機会を作るのがCMの目的だ。いったん商談に入れば、狡猾な契約テクニックを発揮するのだろう。ちなみに、保険などで契約させることを、客を「落とす」というのである。戦争と同じで、客は攻めて落とす敵なのである。
私が、引きこもりの性質もあって長いニート生活の後(引きこもり気質はニートの言い訳にならないが)、初めてついた仕事が歩合制セールスだった。
行けば誰でも採用される職場だが、商品は有名な企業のブランドなのである。つまり、商品を開発したのはエリートでも、私のような使い捨てセールスマンが必要なのである。
少なくとも、私がやったようなセールスの仕事は、格好良く言えば、企業の最前線の戦士であるが、何のことはない。戦争で言うなら、まともな兵士にやらせるのは気が引ける汚い仕事を外国の傭兵(主に貧しい国の雇われ兵)にやらせるようなものだ。まさに使い捨てで、10人入ってきたら、翌月には1人残っているかどうかだった。
上にも書いたが、契約のテクニックは教育される。しかし、まず、商品説明までさせてもらえるようもっていくのが難しい。大抵は、挨拶の時点で「結構です」となる。いかに話の上手い人でも、商談まで持っていけるのは、挨拶した後の1割がいいところだろう。まして新人では、商品にもよるが、50~100件の訪問で、やっと1件、商品の説明が出来れば良い方だ。だから、会社は、イケメンの若い男性セールスマンが奥さん連中をメロメロにさせたり、若い女性セールスがスカートの1つもまくって家の主人に話を聞かせることを期待している。別に冗談でなく、私自身、営業所でよく見聞きしたことだ。
そして、私も、「契約内容の確認」や「アフターサービス」のような真似も確かにやった。だが、その分の給料なんて出るはずがなかった。それでうまくやって、契約を取った時に、コミッション(販売手数料)が得られるのである。
まあ、家庭訪問のセールスに限らず、程度の差こそあれ、商売には破廉恥な面はある。邱永漢さんが、著書に「商売は地元でやるな」と書いておられるのももっともなことなのである。
しかし、首記にあげた、保険会社のCMは、許容範囲を超えている。
批判はしないが、私が書いたことを知った上でCMを見て欲しいものである。
契約内容の確認に行く、なんとかレディー達は、契約を取らないとお金がもらえない、使い捨ての悲しい人たちなのだ。雇う方も、彼女たちが、親戚などの身内から契約を取ってくることをまず狙っている(それが採用条件であることも少なくない)。後は、辛いセールスに耐えられず、勝手にやめていく。まあ、逆に、荒稼ぎをする豪腕セールスレディも少しはいる。「トイレを貸して」と言って家に上がりこむほどに羞恥心を捨てることの出来る商売の鬼で、女を利用する人も見たことはある。昔あった、老人に高額金融商品を売り付ける詐欺会社では、男性老人に対するお色気戦法は定式化されていたと聞く。確かに、馬鹿でも出来て、効果的な方法だろう。
保険のCMでは、セールスの女性も勧誘している。しかし、はっきりセールスとは言わない。いかにも、楽しげに、「保険の確認」をするようなことが仕事と思わせているようだが、子供でもないのならよく考えろ。そんなことをやって給料がもらえるはずがないだろう。
そもそも、セールスマンをセールスマンと言わない営業活動は詐欺のようなでものあろう。
そういう企業は多い。セールスマンを、プランナー、アドバイザー、指導員、カスタマーサポート、(機械類等の)調整係などと言い、名刺にもそう書いてある。だが、彼らは、プランニングや指導等が仕事ではない。彼らが企業から命令されているのは売ることであり、売らなければ仕事をしたと見なされない。もちろん、どんな企業にとっても、最も重要なことは売ることであるから、それが悪いことであるはずがない。だが、そのように、誤魔化してまで売らなければ成り立たない企業や国なのである。経済至上主義社会は、詐欺とまでは言いたくないが、不誠実の上に成り立っているのであり、経済破綻をするのは、これまで、上げてはならない利益を得ていたということなのだ。
私も、嘘もあると知りつつ、「友情の証」として、沢山の保険に入ったし、健康商品等も買った。しかし、それらの商品が役に立ったことは一度も無いし、今後もないだろう。私に商品を売るとき、「友人」達は、「あなたのため」と言った。言うまでも無く、今では、顔を見せることは無い。金を借りた「友人」が二度と姿を見せないのと同じだ。昔、ビートたけしさんは、「10万貸してって言われたら、10万あげちゃうの。そいつら、もう二度と姿を見せないことは分かってるから。今は100万円上げられないから、それは断るの」と言っていたが、今は簡単に100万円あげられる彼はどうしているのだろうね。全く興味はないが。
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CMなんていうのはきれいごとの虚偽に満ちたものだと頭では分かっていますが、実情を知る人の言葉は説得力があります。
私は消費者金融のCMが嫌いでした(笑)
うわっつらの綺麗さから見えないところに、醜悪な部分が隠れていることを理解しておきたいと思います。