ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2025年06月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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難しそうな教えは本当はあまりに簡単だった

昔、斎藤一人さんが「ツイてると言えばツイて(運に恵まれて)成功する」と言ったが、これは本当だろう。
ただ、本当なのはこれだけで、これに関する斎藤さんの解説は、あくまで彼の意見である。
もっと言えば、言うのは、別に「ツイてる」でなくても何でも良い。悪い言葉でさえなければ、普通の言葉で良い。
要は、何か言葉を唱えている間は思考が止まるので、それによって、魂の力が発揮されるだけである。
らしい言い方をすれば、唱えている間は顕在意識に関係する左脳が働かず、潜在意識と関係する右脳が働くことで成功するのである。
そんなわけで、何らかの言葉を、唱えれば唱えるほどうまくいくのである。

仙道家の高藤総一郎さんは、著書でいろんな仙道の修行法を教えているが、その修行法の特徴は、数多く延々と繰り返すことである。
そして、彼の場合も数多く繰り返すことだけが正しい。
繰り返すことは、身体に悪いことでなければ何でも良いのである。
ただし、数多く繰り返すのだから、1回1回は楽に出来ることが良い。
これもまた、繰り返している間、思考が消えるという理由だけで効果を発揮するのである。

世の中で素晴らしいとか、効果抜群と言われる、真言、呪文、祝詞、念仏、そして、仙道的な、あるいは、ヨーガ的な運動も、多く繰り返せば効果がある。ただ、それだけのことである。
ならば、より簡単で、自分が気分良く行えるものが良い。何でもいいので。
そんな言葉や運動に関しては、このブログで存分に書いているので、参考にしていただければと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)変な人が書いた驚くほどツイてる話(斎藤一人)
(2)密教の聖なる呪文(正木晃)
(3)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)(小林聖功)
(4)数霊のメッセージ(佐々木将人)
(5)斎藤一人の絶対成功する千回の法則

夕凪と放恣の空
AIアート1961
「夕凪と放恣の空」
Kay

礼とは

日本武道は、いかなるものでも、礼に始まり礼に終わると言う。
柔道が国際スポーツになった際も、礼を義務付けることが出来た意義は大きいと思う。
だが、少し前のオリンピックであったが、柔道の決勝で勝った日本選手が、飛び跳ねながらガッツポーズを続けるのは礼を失して見苦しかった。しかし、マスコミはただ絶賛するのみだった。

1972年のミュンヘンオリンピックの柔道決勝で勝ったウィリアム・ルスカ(オランダ)が、やはり、ガッツポーズで喜びを爆発させたことがあったが、こちらは少し理解出来るところがあった。
同じオランダのアントン・ヘーシンクが無差別級で優勝した東京オリンピックには、当時24歳だったルスカは出場が叶わず、次のメキシコはオランダがオリンピックをボイコット。そして、32歳でようやく出場出来たオリンピックだったのだから。
このミュンヘンオリンピックでルスカは、柔道で唯一、1つのオリンピックで2つの金メダル(重量級、無差別級)を獲得した。2000年シドニー大会からは2階級への出場が禁止されたが、東京からアトランタまでの9大会で、ルスカ以外に2階級制覇を成し遂げた者はいない。
ルスカは日本で柔道の修行をしたこともあり、武道精神を持っていたという話もある。そんなルスカが、アントニオ猪木とプロレス(筋書きがある試合)をした時は、事前に、日本の師匠に理解を求めに行ったという話もある。当時、ルスカは金に困っていたとも言われている。
ちなみに、先の、礼を失した日本選手もルスカも、その後はあまり良い人生を送っていない。

史実ではないかもしれないが、漫画の『ベルサイユのばら』で、重税に苦しむ市民がベルサイユ宮殿に集まり抗議を行った際、マリー・アントワネットが登場し、市民に気品ある礼をしたら市民が静まったと言う。そんな礼をする人はいるかもしれない。
こちらは完全なフィクションだが、小説『木枯し紋次郎』(『帰って来た木枯し紋次郎』シリーズの最終話だったと思う)で、商人の使用人が武士と接触してしまい、怒った武士が使用人を切り捨てようとしたら、その使用人の主である17歳の娘が「使用人の不始末は主の不始末。どうか私をお切り下さい」と地面に座り頭を垂れ、武士は刀を振りかざすも、やがて武士は脂汗を流して、何もせずに去っていった。これもまた、見事な礼である。
※ちなみに、本当は、そんなことで武士が町人を切ったら、いくら当時でも立派な殺人罪である。

合気道家の植芝盛平の道場の畳を張り替えた畳業者の男が立ち去る際、道場は練習中だったので、畳業者の男は、離れた場所から、向こうを向いていた植芝に礼をしたところ、植芝は振り向いて礼をしたのだが、その礼があまりに見事なので感動したと言う。
MRT(仙骨無痛療法)の創始者である内海康満さんの礼は見事だと聞いたことがあるが、私が、内海さんの公開治療が行われるというビルに行くと、内海さんがエレベーターから出てこられたが、私が1ミリの礼をしたら、内海さんが1ミリの礼を返してきて非常に感動した思い出がある。
内海さんは武道家でもある。

これはYouTubeで見たもので、どこまで本当の話か分からないが、韓国のテコンドーと日本の空手が親善試合みたいなことをした時、韓国選手が空手を馬鹿にし、さらに、対戦相手に出て来た、日本の12歳の小柄な少女を嘲った態度をしたが、その日本人選手がそんな韓国選手に見事な礼をすると、会場が静まり返ったと言う。
動画の作りからして、信憑性を疑ったが、私はこんな話が好きだ(笑)。

礼とは思考を消すことである。
思考が消えた状態を、忘我、没我、無我、あるいは、無になるなどと言うが、そこに、武道のみならず、あらゆることの極意がある。
意識を持ったまま思考を消せば無敵である。
引き寄せも思考を消すことである。よって、礼の精神が全くない者には出来ないことである。
私も、普段から、丁寧な礼を心がけようと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)帰って来た紋次郎最後の峠越え(笹沢佐保)
(2)ベルサイユのばら(1)(池田理代子)
(3)中心感覚(内海康満)
(4)武産合気 ー合気道開祖・植芝盛平先生口述
(5)完本 1976年のアントニオ猪木(柳澤健)

ピンクの壁
AIアート1960
「ピンクの壁」
Kay

アリになるな、キリギリスになろう

以前、イソップの『アリとキリギリス』の現代版を書いたが、もっと現実的に書き直す。

額に汗して長時間働くアリ達に尋ねてみる。
「君達、稼ぎはいくらだい?」
「手取りで15万円くらいです」
「貯金はしてるかい?」
「いえ全然。でも働いていれば給料がもらえますから大丈夫です」
「厚生年金は入ってるのか?」
「それ、何ですか?」
その後、アリの時給は増えないのに、歳と共に身体が弱って満足に働けなくなり、収入も下がっていった。

一方、そこそこの会社に勤め、休日は遊びに励むキリギリスに聞いた。
「月給はどうだい?」
「安いっス。手取りで23万円くらい」
「貯金は?」
「ほとんどないっスね」
「厚生年金は?」
「給料から、国民年金なんかと一緒に天引きされてるっス。相当引かれてるらしいですね。厳しいっス」

三十数年後。
アリは預金ゼロで、年金は月6万円。
キリギリスは退職金と合わせ、預金1500万円と、年金は個人年金等と合わせ月に20万円。

よく、YoiuTubeで年金の説明をしている動画があるが、それらは、広告で稼ぐことが目的で、ダラダラ長いだけで役に立たないものが多い。
堀江貴文さんの動画も見たが、余計な説明が多過ぎ、大事なことが何も分からない感じだ。
重要なことはただ1つ。
普通の人は、必ず厚生年金のある仕事をすることだ。
そして、可能な限り、給料を上げることだ。
フリーランサーを続けて良い基準は、最低、20代で300万円、30代で800万円の預金があること。
実際は、これでも全然足りないと思うが、この程度が貯まらないようなら、会社員になった方が良い。
「先にいったらお金を作るが、今は貯める必要はない」
と言うフリーランサーも多いが、20代、30代で上記の金額が出来ないなら、40代、50代で十分な預金が出来ることは、まあない。
普通の人は、生涯現役なんて出来ない。国民年金だけなら、老後の預金は3000万円でも全然足りない。

普通の人の場合、上記のようなことを肝に命じておかないと、引き寄せもうまくいかないように思う。
というのは、お金を大事にする気持ちがなければ、やはりお金は引き寄せられないからだ。
上にあげた、必要なポイントをちゃんと押さえた上で、キリギリスのように楽しく生きると良い。
今の多くの日本人は、愚かなアリのようであるかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)弱者の居場所がない社会(阿部彩)
(2)言ってはいけない―残酷すぎる真実―(橘玲)
(3)残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー)
(4)最強の営業法則(ジョー・ジラード)

マーメイド
AIアート1959
「マーメイド」
Kay

引き寄せの意外な真実

引き寄せで、狙った目標を叶えることは、実はないと思う。
「いや、俺は叶えた」と言う人は多いが、それはたまたまだ。
たとえば、ある人を好きになって、その人を恋人にしたり、結婚したとする。
しかし、まず、星の数の男や女の中から、その人が、たまたま身近にいて、たまたまその人を彼氏や彼女にしただけだ。

特定の願いを叶えることが出来るとしても、それは絶望的に難しいことになる。
たとえば、オリンピックで金メダルを取りたい人は物凄く沢山いるのに、それを叶える人はごくわずかであることを考えれば分かる。
金メダルを取れる可能性のあるトップクラスの選手ですら、なかなかうまくいかないのだ。金メダルがとれなかった数多くの選手の中には、引き寄せの手順に見事に合った状態でいた選手も沢山いたはずなのだ。

イワン・レンドルというプロテニスプレーヤーがいた。
157週連続世界ランキング1位(現在歴代3位)の大選手だった。
プロテニスプレーヤーなら誰でも欲しい、4大大会(全豪、全仏、全米、全英)では、実に8回も優勝している。
ところが、4大大会の中で、彼が最も優勝を熱望した全英(ウィンブルドン)では、彼は何度も決勝に進みながら、一度も優勝出来なかった。
引き寄せ的に、彼が全英で優勝出来なかった理由を説明することは出来ない。
これほどの人が、最も望んだことを実現出来ないのだから、特定の願いを叶えることは、出来ないか、とてつもなく難しいのだろう。

一方で、特に望んだわけでもない良いことが、信じられないほどの幸運で叶ったというのは、世の中にいくらでもある。
絶対に実現して欲しくない悪いことも、実現しないようなまじないを熱心にしたところで、実現する時は実現する。さりとて、そんな悪いことが、特によく実現するわけでもない。

引き寄せの古典と言われるクラウド・ブリストルの『信念の魔術』に、こんな話がある。
ブリストルが、ある船に乗った時、彼は、夕食会で船長と同じテーブルになれたらいなと思ったら、そうなった。そして、ずっと後で、船長に尋ねたら、「なぜか分からないが、あなたを自分のテーブルに招きたくてそうした」と言われたらしい。
これを引き寄せと言おうとしても、ただのこじつけだろう。
ブリストルだって、なんとなくそうなればいいなと思ったことで、そうなったこともあれば、そうならなかったことも沢山あるはずだ。その中で、たまたまそうなった話を取り上げて「私が引き寄せた」と言っても、それはただの思い込みとしか言いようがない。

引き寄せっぽい話は全て、思い込み、こじつけである。
ところが、引き寄せっぽくない話に真実がある。つまり、真の引き寄せだ。
こんな話がある。
ある学生が、学校の試験の成績が悪かった。ところが、成績が良かったことになっていた。
実際に、高得点の答案用紙もある。
この話に、引き寄せの真実がある。
こんな話は馬鹿にされ、信じてもらえない。
そう、本物は馬鹿にされ、信じてもらえない。
岡本太郎も言ってたじゃないか?
「馬鹿にされていい。いや、馬鹿にされないといけない」
イワン・レンドルは1994年に引退し、全英では1度も優勝出来なかったが、優勝したことには出来るのである。もちろん、公式記録にも載る形で。

『FREELY TOMORROW』(Mitchie M feat. 初音ミク)という曲の出だしが、引き寄せの本質を表している。
「心ごと体ごと 全部記憶の中の幻」

幻(幻想)を作り出すことが引き寄せである。
過去や未来というのは、全て幻想である。
そして、幻想は全て自分が作っている。
つまり、ある意味、全て引き寄せである。
詳細に説明することも出来るが、そのためには、上記のことが分かっている必要がある。
それ前提で、今後書くかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)宇宙一わかりやすい「量子力学」大全(田畑誠)
(2)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ著、竹内薫訳)
(3)量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」(岸根卓郎)
(4)岡本太郎の遊ぶ心(岡本敏子)
(5)初音ミク「マジカルミライ 2014」in OSAKA【通常版】 [Blu-ray]
(6)信念の魔術(C・M・ブリストル)

幻想の海
AIアート1958
「幻想の海」
Kay

クーエの自己暗示はなぜ効果があるのか

エミール・クーエの有名な自己暗示の言葉は、日本語ではちょっとリズム感がないかもしれないが、一応、
「毎日、あらゆる面で私はますます向上していく」
のように訳されている。
この言葉を毎日、ある程度の数繰り返すことで、精神面、健康面、能力面など、あらゆる面で実際に向上したという報告があり、その中には、奇跡的と思えるほどのものも少なくないと言われる。

この自己暗示の言葉に効果があるかというと、もちろんある。
しかし、この言葉自体に特別な効果があるのかというと、私は、それはないと思う。それは、洗練された語感やリズム感があると言われるフランス語版や、クーエ自身が監修したと言われる英語版でも同じことが言える。
単に、唱えている間、思考が制御され、実質、ほとんど思考が止まることによってのみ効果があるのだと思う。
よって、どんな言葉を唱えても同じである。
ただし、唱え易い、そして、気分良く唱えられる言葉でなければ、長く唱え続けることが出来ない。
この自己暗示の言葉と似た意味である「全て良くなる」と唱えても良いし、全く意味が違う言葉でもそれほど効果は変わらない・・・実際は、全然変わらないのではと思う。
効果自体は変わらないが、言葉が変われば、いくらかは唱え易さが違うだけだが、その意味では、結果として効果は異なるだろう。

法然は1日6万回も念仏を唱えたと言われるが、もし、あなたが念仏を気に入っていて唱え易いなら、クーエの自己暗示と同じような効果が得られるだろう。
重要なことは、唱える回数・・・というより、唱える時間の長さだけである。
唱えることによる、思考が制御されている時間、思考が止まっている時間の長さが効果を決めるのである。
本当に唱え易いなら、「あいうえお」でも良いし、「イチ、ニイ、サン、シイ、ゴオ、ロク、シチ、ハチ、クウ、ジュウ」でも良い。
ただし、感情を刺激し、結果、思考を誘発する「殺す」だの「セクシー」だの「飲むぞ」などといった言葉は全く良くない。
世界中でよく使われてきたのは、神の名で、それが唱え易ければ、好きな神の名を唱えるのが良いだろう。
最近は、「大丈夫」という言葉が人気があると思うが、長く、飽きずに唱えられるなら良い言葉だと思う。

人にもよるが、プラスアルファ以上の効果が期待出来る言葉として、
「私は誰か?」「私とは?」「私は在る」「私は常に生成する者である」
などがある。
前回も書いたが、
いくつかの言葉を取り換えながら使っても良いが、あまり多いと長続きしない傾向があり、せいぜい、2つか3つに決めると良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)数霊のメッセージ(佐々木将人)
(2)ラマナ・マハルシの教え(ラマナ・マハルシ。山尾三省訳)
(3)神道の神秘(山蔭基央)
(4)密教の聖なる呪文(正木晃)
(5)新版 歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
(6)自己暗示(C.H.ブルックス、エミール・クーエ)

風の神
AIアート1957
「風の神」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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