運が良い人とは、自分は運が良いと思っている人だ。
もう少し正確に言えば、運が良い人とは、自分は運が良いというイメージを持っている人だ。
そして、本質的なことを言えば、運が良い人とは、自分に起こった幸運な出来事の印象が強い人だ。
要するに、自分の幸運な経験をよく憶えている人が運が良いのだ。
運について、合氣道家の藤平光一と織田信長の逸話に共通する話がある。
共に、戦場で銃弾飛び交う中を堂々と歩いて見せたことだ。
藤平光一は、当時23歳で隊長を務めていたが、自分より年長者ばかりの隊員達を落ち着かせるために、そんなことをしたらしい。
時代劇では、信長は「わしに弾は当たらん」と堂々としていたように描かれることが多いが、実際はどうか分からない。
しかし、2人共、実際に弾に当たらず無事に生き延びた。
つまり、運が良かったのだ。
「心身医学の父」と言われるゲオルグ・グロデックのエッセイに、こんな話がある。
戦争中、ある兵士が、自分の膝を指差し、「ここに弾が当たったら、故郷に帰還させてもらえる」と半分冗談のように言った。
すると、そこに流れ弾が飛んで来て、まさに、その部分に命中し、その兵士は希望通り、故郷に帰還した。
これは、極めて運が良いことかもしれない。
欲求の五段階説で有名な心理学者のアブラハム・マズローは、自分が教授を務める大学で、学生達に、自分が幸運だと思った出来事を発表させていったら、学生達が法悦状態になっていったという。
法悦状態とは、英語では単純にエクスタシーと言うが、仏教などで言う無の境地で、ゾーン、フロー、至高体験と呼ばれるものも、ほとんど同じと思う。
簡単に言えば、それは思考が完全に消えた状態だ。
そんな状態の時に、運は最高になる。
そして、そんな状態を容易く起こすのが、上に述べた通り、「自分が幸運だと思った出来事を思い出すこと」だ。
私はプログラマーになる前に、小さな小さな会社に勤めていて、事務所は、小学校の教室くらいの広さの部屋1つだけで、部署ごとにセクション分けもされていなかった。
それで、事務員の私の前の席が技術課長だったのだが、その技術課長が、若い私にプログラミングの勉強をするよう熱心に薦めてくれたので、私はやってみようという気になり、プログラマーになれたのである。
その他、私は幸運なことだらけで、運だけでやってきたようなものだ。
そりゃ、悪運だって思い出せるが、一頃、悪運をよく思い出していた時は、本当に運が悪くなった。
悪運は無視し、幸運に意識を向けるべきである。
ところで、一番運が良いのは誰かと言うと、間違いなく神様である。
運の良い者に近付くほど運が良くなる。
それなら、神様に近付くのが一番良い。
だから、イエスも、第一の戒律は「神を愛すること」と言い、聖書にも「神と和らぎなさい(親しみなさい)」と書かれているのである。
最も有名な仏様は、おそらく、阿弥陀仏と観世音菩薩と思う。
つまり、運が抜群に良いと思われる仏様の中でも、阿弥陀仏と観世音菩薩が最も運が良いと言える。
ならば、「南無阿弥陀仏」や「南無観世音菩薩」や、阿弥陀如来真言や観世音菩薩真言を唱えずにいられようか。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)氣の威力(藤平光一)
(2)至高体験(コリン・ウィルソン)
(3)くっつき運 ~世界最速の開運術!~(西谷 泰人)
(4)密教の聖なる呪文(正木晃)

AIアート1701
「木漏れ日の中のフェアリー」
Kay
もう少し正確に言えば、運が良い人とは、自分は運が良いというイメージを持っている人だ。
そして、本質的なことを言えば、運が良い人とは、自分に起こった幸運な出来事の印象が強い人だ。
要するに、自分の幸運な経験をよく憶えている人が運が良いのだ。
運について、合氣道家の藤平光一と織田信長の逸話に共通する話がある。
共に、戦場で銃弾飛び交う中を堂々と歩いて見せたことだ。
藤平光一は、当時23歳で隊長を務めていたが、自分より年長者ばかりの隊員達を落ち着かせるために、そんなことをしたらしい。
時代劇では、信長は「わしに弾は当たらん」と堂々としていたように描かれることが多いが、実際はどうか分からない。
しかし、2人共、実際に弾に当たらず無事に生き延びた。
つまり、運が良かったのだ。
「心身医学の父」と言われるゲオルグ・グロデックのエッセイに、こんな話がある。
戦争中、ある兵士が、自分の膝を指差し、「ここに弾が当たったら、故郷に帰還させてもらえる」と半分冗談のように言った。
すると、そこに流れ弾が飛んで来て、まさに、その部分に命中し、その兵士は希望通り、故郷に帰還した。
これは、極めて運が良いことかもしれない。
欲求の五段階説で有名な心理学者のアブラハム・マズローは、自分が教授を務める大学で、学生達に、自分が幸運だと思った出来事を発表させていったら、学生達が法悦状態になっていったという。
法悦状態とは、英語では単純にエクスタシーと言うが、仏教などで言う無の境地で、ゾーン、フロー、至高体験と呼ばれるものも、ほとんど同じと思う。
簡単に言えば、それは思考が完全に消えた状態だ。
そんな状態の時に、運は最高になる。
そして、そんな状態を容易く起こすのが、上に述べた通り、「自分が幸運だと思った出来事を思い出すこと」だ。
私はプログラマーになる前に、小さな小さな会社に勤めていて、事務所は、小学校の教室くらいの広さの部屋1つだけで、部署ごとにセクション分けもされていなかった。
それで、事務員の私の前の席が技術課長だったのだが、その技術課長が、若い私にプログラミングの勉強をするよう熱心に薦めてくれたので、私はやってみようという気になり、プログラマーになれたのである。
その他、私は幸運なことだらけで、運だけでやってきたようなものだ。
そりゃ、悪運だって思い出せるが、一頃、悪運をよく思い出していた時は、本当に運が悪くなった。
悪運は無視し、幸運に意識を向けるべきである。
ところで、一番運が良いのは誰かと言うと、間違いなく神様である。
運の良い者に近付くほど運が良くなる。
それなら、神様に近付くのが一番良い。
だから、イエスも、第一の戒律は「神を愛すること」と言い、聖書にも「神と和らぎなさい(親しみなさい)」と書かれているのである。
最も有名な仏様は、おそらく、阿弥陀仏と観世音菩薩と思う。
つまり、運が抜群に良いと思われる仏様の中でも、阿弥陀仏と観世音菩薩が最も運が良いと言える。
ならば、「南無阿弥陀仏」や「南無観世音菩薩」や、阿弥陀如来真言や観世音菩薩真言を唱えずにいられようか。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)氣の威力(藤平光一)
(2)至高体験(コリン・ウィルソン)
(3)くっつき運 ~世界最速の開運術!~(西谷 泰人)
(4)密教の聖なる呪文(正木晃)

AIアート1701
「木漏れ日の中のフェアリー」
Kay