ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2025年04月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

繫栄を約束する「当たり前」

本来、必要なお金なんてものは、求めなくても勝手に入って来る。
ただし、当たり前にしていれば。
だから、いい歳をして、ずっと家の中にいて、寝転んでいたり、お菓子ばっかり食べていたり、ゲームばかりしているとお金が入って来るはずがない。
そういった生き方は当たり前でないからだ。
とはいえ、我々は当たり前でないことを子供の時からずっとやらされているので、当たり前でないことを平気でやってしまう。
当たり前でないこととは、たとえば、6歳から15歳(あるいは18歳)の間は、好きでなくても毎日、朝から夕方まで学校に拘束される。
自分の好きなことをしたいと思っても、学校でやることと違っていたら、やらせてもらえないことが多い。
一方、ゴミ出しのように、当たり前のことを子供にやらせない。私は、町内のゴミ出し場にゴミを持って来る子供を、この10年で二度しか見ていない。
こんな状態では、子供が歪むと言うよりは、子供が馬鹿になる。勉強が出来るとしても馬鹿な子供が多いと思う。

そんなわけで、当たり前のことをすれば問題は起こらない。
本当の当たり前とは何だろう?
有名な精神科医で心理学者のC.G.ユングが好きだったレインメイカー(雨乞い師)の話が参考になると思う。
何年間もの干ばつに苦しむ村に、一流のレインメイカーが来ると、3日後に雨が降った。
レインメイカーは言う。
「この村では、当たり前のことが行われていない。私は当たり前のことをした」
このレインメイカーの当たり前は高度なことであったから、影響力があった。だが、何をしたかは分からない。

では、具体的に、当たり前の行いとは何かと言うと、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の通りだ。
あるいは、釈迦が「7つの法」として教えている。どれもとても簡単なものだ。当たり前のことなのだから。
簡単に言えば、
・皆の意見を聞け
・力を合わせよ
・ルールを守れ
・年長者を敬え
・女性を敬え
・祖先を敬え
・優れたよそ者を敬え
といったところだ。1つ守るだけでも大きな恵みがあると言われている。
まあ、一言で言えばリスペクト(尊敬)を忘れるなということだが、今は、「ディスる」と言う言葉が流行るように、それと正反対である。

当たり前のこともせずに引き寄せとは滑稽であるが、当たり前であれば、望まずとも幸運を引き寄せるだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる(チン・ニンチュウ) ※レインメイカーの話収録
(2)銀河鉄道の夜 (280円文庫)(宮沢賢治) ※『雨ニモマケズ』収録
(3)ブッダ最後の旅 ~大パリニッバーナ経~(中村元) ※『7つの法』収録

妖精鑑
AIアート1639
「妖精鑑」
Kay

万能の腹式呼吸

政木和三さんを超人化させた腹式呼吸について、新たに気付くことがある。
小学3年生でこれをやったというのだから大したものだが、大人なら、少々根気があれば誰でも出来るだろう。
やり方はこうだ。
座って行う。
心の中で7つ数えながら息を吸い、腹を膨らませていく。いわゆる腹式呼吸だ。
数の数え方は、なるべく1秒で1つになるよう、ゆっくり目に数える。
7つでいっぱいに息を吸った状態になる。
腹を膨らませたまま、呼吸停止し、そのままの状態で心の中で7つ数える。
そして、心の中で7つ数えながら息を吐く。自然、膨らませた腹は凹んでいく。
以上を、毎日1時間行ったという。
そして、楽に出来るようになったら、数える数を、7つから8つ、8つから9つ・・・と増やしていき、1か月後には20になり、1分で1回の呼吸となった時に、政木少年は超人化したのである。

政木さんは、なぜ、こんなことを始め、それを1か月も毎日1時間、熱心にやったのだろうか?
それは、当時、政木さんはひどい吃音(きつおん。どもり)に悩んでいたので、それを治したい一心だったようだ。
つまり、腹式呼吸で吃音が治ると信じてやっていたのである。
自分で勝手に思い込んだか、誰かの言うことを真に受けたのだろう。
このように、切実な願いがある者は、熱意や根気が生まれるのである
腹式呼吸で吃音が治るという根拠があるかどうかは、どうでも良いと思う。
ある意味、腹式呼吸は万能である。
切実な願いがあれば・・・たとえば、不安症を治したいとか、それこそ、お金が欲しい、彼女が欲しい、病気を治したいでも何でも良いが、その願いを成就するためにやるという手もあると思う。

政木さんがやった腹式呼吸は、やや効率が悪いかもしれない。
吐く時間を吸う時間の倍くらいにすれば良かったとも思うが、これも、やり続けることの重要性に比べればどうでも良いかもしれない。
基本は、いっぱい吸って呼吸停止し、ゆっくり吐くことである。
私は、『弓と禅』の弓聖が教えた呼吸法が最も良いと思うが、政木さんのとそんなに変わらない。
ネドじゅんさんの「エレベーターの呼吸」は、エレベーターをイメージすることや、呼吸停止がないところが独特だが、続け易いと思うので、良いと思えばやると良い。
松木草垣という聖人の、万能のへそ呼吸も面白い。あれほどの聖人が、何でも叶うと言う呼吸法で、藤本憲幸さんの『秘法ヨガ入門』にやり方が書かれている。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(2)秘法ヨガ入門(藤本憲幸)
(3)左脳さん、右脳さん(ネドじゅん)
(4)精神エネルギー(政木和三)

花の宴
AIアート1638
「花の宴」
Kay

笑いながらやる引き寄せ

結局、引き寄せはこれに尽きると思うのは、私が政木和さんに直接教わったやり方だが、どうも忘れ勝ちだ。
「私はお金なんてちっとも欲しくないんです。でも入って来るものは仕方がないんです」
「私は女なんてちっとも欲しくないんです。でも来るものは仕方がないんです」
少し具体的に、こう言われたこともあった。
「私はお金なんてちっとも欲しくないんです。でも1億円納税しないといけないと思ってるから、そうなっちゃうんです」
「私は女なんてちっとも欲しくないんです。でも身をまかせてくる女が百人いると思ってるから、そうなっちゃうんです」
政木さんって、あまり冗談を言う人でも、笑う人でもなかったのに、こういったことを言う時は、子供のように楽しそうに笑っておられた。
そんなふうに、無邪気に、子供っぽく言わないといけないのだろう。
「入って来るものは仕方ないああ」「来るものは仕方がないなあ」
何も考えず、どうでもいいことだが・・・といった感じでそう思えば、楽しくなるじゃないか?
同時に、こうすることによって、それが自分に相応しくない望みであることも分かる。
「部長になる気はないが、なってしまうのだから仕方がない」
「セールスコンテストで優勝する気はないが、してしまうものは仕方がない」
そう思って楽しくないなら、それは自分には向いていないのだ。

あくまで、駄目でも全く構わないという鷹揚さ(ゆったりした様)が必要だ。
どうしても欲しいという執着があるままやっても駄目だろう。
本当の願いであれば、叶わなくても楽しいものである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)精神エネルギー(政木和三)
(2)奇跡の実現(政木和三)
(3)驚異の超科学が実証された(政木和三)
(4)運のいい人、悪い人(中山正和)
(5)超能力(関英男)

凛々しく
AIアート1637
「凛々しく」
Kay

ロリコンの解決法

「みんな悩んで大きくなった」のは当たり前だと思われているが、人間の本当の悩みが語られたことはない。
人間の本当の悩みなんて、グロテスクで、とても口に出せないものだ。
思春期に「私は異常なのだろうか?」という悩みを持つ者は多いが、そんな者は優秀で、隠れたことを意識化出来たのだが、そんな悩みに対し、誰も答を提供することはなく、その者は悩みを隠し続けることになる。
サイコパス(脳の欠陥で良心に欠ける性質を持つ人間)が残虐な犯罪を犯し、その残虐性が世の中を震撼させたとしても、多くの人は「趣味、あるいは、性癖としては理解出来る」と思うのである。
スティーブンソンの『ジキル博士とハイド氏』で、ハイド氏の残忍さ、非情さは、非情に控えめに描かれている。リアルに書けば、即発禁だろう。
ナボコフの『ロリータ』すら多くの国で発禁になった歴史があるが、ハンバート的な人間はいくらでもいる。だが、エリート達はその事実を隠したがるのである。なぜ隠したがるって、そりゃ、自分も同じだからだろう(笑)。
『ジキル博士とハイド氏』の古い白黒映画で、ハイド氏の精神に支配されたジキル博士が悪の欲望に悩むシーンで、象徴的にであろうが、若い女性の首を引っ張って切断するという、サイコパス的なイメージを持つが、まだ生易しい欲望と言えるだろう。

かつては、LGBPQの者は深く暗く悩んだ。先進国ですら、同性愛が犯罪だった時代は、そんなに昔のことではない。いまだ同性愛が死刑の国もあるように思う。
だが、今や、LGBTQは堂々と権利を主張出来るし、むしろ、LGBTQに逆らえば罰せられたり、恐い目に遭わされる。
岡田斗司夫さんがYouTubeで「じゃあ、ロリコンも認めろよ」と冗談ぽく言っていたが、視聴者の中には、本気でそう思っている人が多かったことだろう。「ロリコンも認めろよ」は、冗談ぽく言わないと、やはり不味いことになりかねない。

さて、では、そんな悩みを解決しよう。
「え?そんなに簡単に解決出来るの?」って?
出来るのである。
リチャード・バンドラーの『神経言語プログラミング』に、ほとんど答が書いてある。
ある人物が、丁度良い異常性を持っていた。
彼は、自分は人間の生き血を飲んでいると思っている。
実際にそう思っているのか、ただ飲みたいと思っているだけなのかは分からないが、実際に飲んでいるわけではない。
ただ、これを放置すると、本当に飲むようになるかもしれない。
バンドラーは、生き血を飲むことは悪いことだとは言わないし、そんな欲望を克服しろとも言わない。
好きなものは仕方がないと言うか、それも一種の個性でしかない。
その程度の変な欲望は、誰でも持っているのではないか?
解決策は単純だ。
言わなきゃいいのである。
生き血を飲むというのは、世の中では否定的とされていることを理解し、それなら言わなければ良い。
つまり、問題はただ1つで、それが世の中で受け入れられるかどうかだけだ。世の中で受け入れられないなら、言わなければそれで解決である。
それで後は、トマトジュースでも血だと思って飲めば良い。

上の岡田斗司夫さんの「ロリコンも認めろよ」だが、今の世の中では認められない。
それが分かれば、言わなければ良いだけである。
また、言うに等しいこと・・・本当に女児に声をかけたり、近寄ったりせず、近付かざるを得ない場合も良識的に振る舞えば良いだけである。
ロリコンを無理に治す必要はないし、治す方法はない。治る時は勝手に治る・・・というか無くなる。

事業家で著述家の執行草舟(しぎょうそうしゅう)さんが、自身の暴力的な性質について、
「治す必要はない。ただ、法に触れない領域に持っていけば良い」
みたいなことを言っていたが、これを分かり易く言えば、上のようになるのである。
つまり、世の中では、暴力は悪であり、法律でも罰せられることを理解すれば、好きなものは好きで仕方がないが、法に触れないようにすれば良いだけである。

『乱歩奇譚 Game of Laplace』というアニメで、毎回、異常な性癖を持つ異常者が登場し、その者達は、実際にそれをやってしまう。
だが、そんな変質者達も、その行為が犯罪であることを理解し、やらない、言わないようにすれば、ただの善良な市民だ。
それを、世の中では、そんな性質は「あってはならないもの」「あったら治さなければならないもの」という無茶を言うから、実際の犯罪が起こるのではないか?
ビル・クリントンが大統領の時、「同性愛者でも軍隊に入ってアメリカを守れるか?」の質問に、「もちろんだ」と即答したことがあった。
それを聞いた男性軍人が、「隣でシャワーを浴びてるやつがゲイだと思ったらゾッとする」と言ったが、ゲイだと言わなければ良いだけである。
だが、今はそれを堂々と言えるし、「ゾッとする」と言った方が非難される。困ったことである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(2)サイコパス・インサイド(ジェームス・ファロン)
(3)成功に価値は無い!(執行草舟)
(4)乱歩奇譚 Game of Laplae ※Amazon ※Amazon dアニメストア for Prime Video

伝統
AIアート1636
「伝統」
Kay

引き寄せも幸運もこれが前提

2017年にCIAが機密解除し、公開した資料によれば、ユリ・ゲラーの超能力に関し、かなり肯定的な評価が下されているらしい。
ユリ・ゲラーは、1970年代から世界的に超能力者と呼ばれるようになり、スプーン曲げを初めとする多くの超能力パフォーマンスを披露している。彼の超能力の真偽に関しては様々な意見があるが、少なくとも明確には否定されていない。
ユリ・ゲラーは、長年に渡って非常に人気があり、世界中でのイベント活動などで多くの収入があり、大富豪であることは間違いないようだ。

ところで、ユリ・ゲラーは、若い時もハンサムな青年であったが、著書の中で「モテなくて困ったことはない」と述べていたと思う。
それで、どうやったらモテるかについて、まず身だしなみを上げていた。
それなりにいい服を着て、いい靴を履き、髪型もそれなりに格好良くする・・・といった常識的なことを述べている。
それと共に、言動においても、それなりに磨き、気を使うことが必要だろうし、ある程度は運動をするなどの節制をして、それなりのプロポーションにしておいた方が良いだろう。
ユリ・ゲラーは、それらにおいて十分出来ていたのだと思う。
どれほど魅力的な人であろうと、それこそ、超能力者であろうと、そういったような常識は必要と思う。

モテない、結婚出来ないという悩みは多いが、その中には、こういった常識的なことすら満足に出来ていない者が非常に多い。
「え?それで本当に彼氏(彼女)が出来ると思ってるの?」と言われても仕方がないような者が多いのである。
何事も同じで、ダイエットにしても、好きなだけ甘いものを食べ、ロクに運動もしないのに「痩せない」と言われても、当たり前過ぎて何も言えない・・・といった者が多いと思う。
プログラミングをマスターするのだって、毎日1時間程度、良いプログラムをそのままタイプして打ち込むことを10日も続かなくて、マスター出来ないのは当たり前である。まあ、続かなくても、必ずしも本人が悪いのではなく、向いていないということもある。しかし、それも10日くらいはやらないと分からない。

ある一流セールスマンが、社内のいかにも素質がありそうな若いセールスマンが「売れない」と悩んでいるのを見たが、その悩み方が半端でなかったという。
ところが、その一流セールスマンが、夜の10時に仕事を終えて遅い夕食のためにナイトクラブに行くと、あの若いセールスマンがいた。若いセールスマンは美女を2人連れ、テーブルには高級ブランデーがあった。
若いセールスマンは数時間前からここに来ていたと言う。
一流セールスマンは若いセールスマンに、「私はこれからここで、昼食兼夕食兼夜食を取るつもりだ。私はあなたの10倍以上の収入があるから、遊ぶ金はいくらでもあるが、時間がもったいなくて遊べない」と言った。
そう言われて面目を失った若いセールスマンは、それから時間管理を行うようになり、やがて、その一流セールスマンの地位を追い抜いたという。

常識を持てば、普通の問題や悩みは解決する。
逆に、常識がなければ、どれほど悩もうが誰かを非難しようが、何も解決しない。
おそらく、引き寄せというのも、常識がなくては起こらず、幸運も、常識がなくては恵まれない。
セレンディピティー(偶然の幸運を得る力)も、常識なくして得られるはずがない。
ツイてないと思ったら、「ツイてる」と言うのではなく、自分の常識をチェックすると良いだろう。
それに、常識に沿うことが最も楽であると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)<わたし>(デヴィッド・R・ホーキンズ)
(2)あたりまえのアダムス(ロバート・アップデグラフ)
(3)富と幸福の探し方(ラッセル・コンウェル)
(4)ヤオイズム(矢追純一)

草原の風
AIアート1635
「草原の風」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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