仏教では、人間の最も大きな苦しみには4つあると言う (それに次ぐ4つの苦しみと合わせ四苦八苦と言う)。
その中の2つが、対になっていると言って良いと思うが、
愛別離苦(あいべつりく)・・・好きな人といつか別れなければならない。
怨憎会苦(おんぞうえく)・・・嫌いな相手と会わなければならない。
である。
私は、このうちの「怨憎会苦」を封じてきた・・・つまり、嫌な人を消し去ってきた。
よく憶えているものでは、私が20代前半の若い社員だった時、会社の中のやたらと私に高圧的な課長が、ある日突然退職した。
また、私が転職して入社したばかりの、そこそこの規模の会社の役員の1人に、私はほとんど憎まれていると言えるほどの嫌がらせや侮蔑を受けていたが、その役員も、突然に退職した。
ここまで極端でなくても、他にも似たようなことが何度もあったが、あまり憶えていないものもある。それほどありふれていたのだ。
やり方としては、相手の存在を無視していたのだが、最近よく書いている、「マイナスを疑う」、つまり、相手の存在を疑っても同じである。
つまり、「こいつ、本当に存在するのか?」「本当はいないのではないのか?」と疑うのである。
私は、無自覚にやっていた頃は、とにかく、相手の存在を無視しようとしたが、正直、無視するには迷惑過ぎるやつもいると思う。
そんな場合は、やはり疑うしかない。
もちろん、消すよりも、平和的に解決出来るに越したことはないが、世の中には、どうしようもない人間も確かにいると思う。
ただ、そんな相手でも、消すことが出来るのだから、出来るだけ憎まないことだ。
上の、消した2人にしても、辞める時には、私のところに挨拶に来た。
最初の課長の方は、「辞めることなりました」と丁寧に頭を下げて来て、私も驚きつつ、「そうですか。お世話になりました」と頭を下げた。
2人目の役員の方は、ちょっと偉そうに「僕、今日までだからな」と言ってきたのを、私は少し考えて、ああ、辞めるのだなと気付き、「そうですか。いろいろお世話になりました」と、丁寧に頭を下げた。
自民党で言えば、石破茂のような嫌われ者の大物議員を、議員でも何でもない平スタッフが辞めさせたようなものだった(笑)。
疑って消すのは、大物ほど消し易い。
逆に、同レベルの相手は消し難いかもしれない。そんな相手は、現実的な手段で消せるので、賢く対処すべきである。
とはいえ、何でもかでも消すことを薦めるわけではない。
ただ、私は、好ましく思う人も、ほとんど消したような気がする。
私も石破茂並に友達がいなかったが(笑)、稀に親しい人が出来ると、その人が、「留学する」とか「新しい道を選ぶ」とか言って去っていった。本当に、例外を数える方が早いほどだ。
石破茂も、そんな感じだったのではないかと思う(笑)。
そんな時も、「本当に私に親しい友達が出来たのだろうか?」と疑ったのかもしれない。慣れてないものだからね。
くれぐれも、良いことは疑ってはならない。
いずれにしても、疑えば消える威力は絶大である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則(トーチェ夫妻)
(2)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省訳)
(3)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(4)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(5)改訂新版 共同幻想論(吉本隆明)
AIアート1222
「白百合のように」
Kay
その中の2つが、対になっていると言って良いと思うが、
愛別離苦(あいべつりく)・・・好きな人といつか別れなければならない。
怨憎会苦(おんぞうえく)・・・嫌いな相手と会わなければならない。
である。
私は、このうちの「怨憎会苦」を封じてきた・・・つまり、嫌な人を消し去ってきた。
よく憶えているものでは、私が20代前半の若い社員だった時、会社の中のやたらと私に高圧的な課長が、ある日突然退職した。
また、私が転職して入社したばかりの、そこそこの規模の会社の役員の1人に、私はほとんど憎まれていると言えるほどの嫌がらせや侮蔑を受けていたが、その役員も、突然に退職した。
ここまで極端でなくても、他にも似たようなことが何度もあったが、あまり憶えていないものもある。それほどありふれていたのだ。
やり方としては、相手の存在を無視していたのだが、最近よく書いている、「マイナスを疑う」、つまり、相手の存在を疑っても同じである。
つまり、「こいつ、本当に存在するのか?」「本当はいないのではないのか?」と疑うのである。
私は、無自覚にやっていた頃は、とにかく、相手の存在を無視しようとしたが、正直、無視するには迷惑過ぎるやつもいると思う。
そんな場合は、やはり疑うしかない。
もちろん、消すよりも、平和的に解決出来るに越したことはないが、世の中には、どうしようもない人間も確かにいると思う。
ただ、そんな相手でも、消すことが出来るのだから、出来るだけ憎まないことだ。
上の、消した2人にしても、辞める時には、私のところに挨拶に来た。
最初の課長の方は、「辞めることなりました」と丁寧に頭を下げて来て、私も驚きつつ、「そうですか。お世話になりました」と頭を下げた。
2人目の役員の方は、ちょっと偉そうに「僕、今日までだからな」と言ってきたのを、私は少し考えて、ああ、辞めるのだなと気付き、「そうですか。いろいろお世話になりました」と、丁寧に頭を下げた。
自民党で言えば、石破茂のような嫌われ者の大物議員を、議員でも何でもない平スタッフが辞めさせたようなものだった(笑)。
疑って消すのは、大物ほど消し易い。
逆に、同レベルの相手は消し難いかもしれない。そんな相手は、現実的な手段で消せるので、賢く対処すべきである。
とはいえ、何でもかでも消すことを薦めるわけではない。
ただ、私は、好ましく思う人も、ほとんど消したような気がする。
私も石破茂並に友達がいなかったが(笑)、稀に親しい人が出来ると、その人が、「留学する」とか「新しい道を選ぶ」とか言って去っていった。本当に、例外を数える方が早いほどだ。
石破茂も、そんな感じだったのではないかと思う(笑)。
そんな時も、「本当に私に親しい友達が出来たのだろうか?」と疑ったのかもしれない。慣れてないものだからね。
くれぐれも、良いことは疑ってはならない。
いずれにしても、疑えば消える威力は絶大である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則(トーチェ夫妻)
(2)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省訳)
(3)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(4)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(5)改訂新版 共同幻想論(吉本隆明)
AIアート1222
「白百合のように」
Kay