ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2024年06月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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働かなくてもいい人

ラマナ・マハルシは、「世界平和のために、あなたが出来ることは何ですか?」と質問された時、即座に「真我の実現」と答えた。
真我の実現とは、悟りを開くことと同じで、言葉で表現することは難しいし、非常に多様な言い方が出来てしまうが、単純に言えば、自我が魂に逆らわない状態になることと思う。
上記の応答の意味は、マハルシ個人のことではなく、人間が世界平和に貢献するために唯一出来ることが真我の実現であるという意味だ。
もちろん、世界中には現実的手段で世界平和に貢献する大勢の人々・・・政治家、事業家、医者、科学者、教育家、軍人、作家、技術者、配送者、その他あらゆる活動をする人々がいる。
ラマナ・マハルシは、こういった世間的活動には従事しなかったが、真我を実現した人にも、こういった活動をする人はいるし、むしろ、それが一般的だと思う。そして、真我を実現した人の活動は非常に効果的である場合が多い。
だが、真我を実現した人は、現実でいかに大きな成果を上げているように見えても、本人は何もしたとは思っていない。
つまり、何もしていないのと同じなのである。
このことを、マハルシはこう言っている。
「ある事業家は大きな事業を成し遂げつつある。しかし、彼は何もしていない。国の財務長官は最大の責任感を持って仕事をしている。しかし、彼は何もしていない」
真我を実現していようがいまいが、やる運命になっていることはやることになる。
ただ、真我を実現した人とそうでない人との違いは、真我を実現していない人は、自分がそれをやっていると思っているが、真我を実現している人は、自分は何もしていないことを知っていることだ。

真我を実現するには、学校でいろいろなことをしたり、仕事に熱心に打ち込んでいろいろな経験をしながら修行を行うことが効率が高い。
とはいえ、必ずしも一般的な社会活動が必要とは限らない。
マハルシは、学校ではスポーツに打ち込んだりしていたが、16歳でほとんど真我を実現してしまった。これは、一部で言われるような、前世での修行の成果とか素質といったことではなく、そういう運命であっただけだ。
我々も、何かをする運命から逃れることは出来ないが、たゆまず修行を行えば運命を超えることもあると思う。
修行と言っても、宗教的な苦行や荒行みたいものは必要ない(したければすれば良いが)。単に、真我を実現するための修行であればよく、それは実は何でも良い。
座禅を組みたければ組めば良いし、念仏を唱えたければ唱えれば良い。
キーワードはただ1つで、それは、
「死ぬまでやる」
であるが、「やりながら死ねる」でも良いと思う。

真我の実現レベルが上がると、RPGゲームでレベルやスキルが上がるのと同じで、人生が楽になる。おそらくは、セレンディピティが起こり、引き寄せがうまくなったように見える。
しかし、真の目的はあくまで真我の実現であり、成功の快楽で自我が強くなると、真我の実現から遠ざかり、現実の方も不幸になっていく。
ある程度、真我の実現に近付くと、人からは不幸に見えていても、本人は幸福である。まあ、普通は、真我の実現に近付けば、外的にもそれなりに恵まれ、途方もなく成功する場合もあるが、それも単に運命による。
いずれにしろ、真我を実現してしまえば、どちらでも良いことである。

RPGゲームでは、敵を倒したり、クエスト(課題)をこなすとレベルが上がる。
現実というゲームも同じで、勉強、スポーツ、仕事、恋愛などを真剣に行うことで真我実現に近付く・・・つまり、真我実現レベルが上がる。
特に、様々な不幸に遭った時(たとえば病気になる)、それにうまく対応するとレベルが大きく上がる。
だが、効率は悪いながら、ゲームで地味なレベルアップ作業を行うように、現実で地味に修行をすると、やはりレベルが上がる。
効率が悪くても、常に行えば、大きな成果になる。
勉強や仕事が、かえってレベルを落とすこともあることを考えれば、修行は着実な方法だ。
そんな修行の中で、今今メソッド(今この瞬間に集中する)は効果が高いと思う。
私は、現実では人並よりは多くのことをやってきたと思うが、それと比べても今今メソッドの効果は高いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(2)ラマナ・マハルシの教え(ラマナ・マハルシ。山尾三省)
(3)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
(4)パワーかフォースか(デヴィッド・R・ホーキンズ )
(5)<わたし> (デヴィッド・R・ホーキンズ)
(6)セレンディピティ~思いがけない発見・発明のドラマ~(ロイストン・M・ロバーツ)
(7)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)

レプティリアン
AIアート972
「レプティリアン」
Kay

ナポレオン・ヒルのとんでもない勘違い

吉野敏明さんという歯科医・政治活動家が、YouTubeで「人生の目的は魂を磨くこと」と言っているが、それを聞くと私は、胡散臭さを感じ、有体に言えば吐き気を感じる。
その主張は間違いではないのかもしれないが、それは釈迦やイエスですら、口に出して言わなかったことである。
なぜ言わなかったのかというと、やはり、人が言うことではないからだ。

人が言って良い言い方をするなら、「人生の目的は人生というRPGゲームのレベルを上げること」だ。
精神科医のデヴィッド・R・ホーキンズは生命エネルギー・レベルという言い方をしているが、それは一般的な概念ではなく、敢えて言えば、人間の総合力みたいなものだと思う。それ(生命エネルギー・レベル)を私は「創世力(世界を作る力)」とか、単純に「創造力」と呼んでいるが、ある意味「引き寄せの力」と言って良く、やはり、RPGゲームでゲームを楽に進めることが出来る力だ。
いや、今思いついたが(笑)、セレンディピティ(幸運な偶然を引き寄せること)を起こす力とも言える。
ただ、以降は、単に「レベル」と言う。

ナポレオン・ヒルという人は、沢山の成功者にインタビューし、そこから成功の秘訣を体系化し、『成功哲学』(日本では『思考は現実化する』というタイトルが有名)という本を出し、これが世界でベストセラーになり、現在も売れていると思う。
しかし、ヒルは勘違いしている。
成功者は、成功の秘訣を知っていたとか、成功哲学を持っていたから成功したのではなく、「レベルが高かった」から成功したのだ。
だから、ヒルの『成功哲学』を読んでも、大半のレベルが低い人々は誰も成功しないのだ。簡単な理屈である。
ヒルは、成功者に「成功の秘訣は?」と聞くのではなく、「レベルの上げ方は?」と聞くべきだったのだ。
しかし、成功者だって、自分がどうやってレベルを上げたかは気付いていないものだから、聞いたって答えられなかったとは思う。

そして、レベルの上げ方ほど、世の中でデタラメが横行しているものはない。
自己啓発セミナーとか成功プログラムが全く役に立たないことを見てもそれは分かる。
レベルを上げる方法なんて簡単と言うか、何でも良い。有料でさえなければ(笑)。
有料である時点で間違いなのである。
正しいのは、毎日、真面目に、そこそこの時間やることだ。
念仏でも良いが、負担に思うなら駄目である。ハイになるほど楽しくなくて良いが、やるのが楽しみであると感じるものをやれば良い。
(念仏でレベルを上げた庶民が妙好人と呼ばれる人々であったと思う)
新渡戸稲造が書いていたような気がするが、江戸時代のある町人は、自分の臆病を治したくて、毎日墓場に行ったらしいが、それは本人にしてみれば、どこか楽しかったに違いないのだ。そんなもので良く、その町人は、人を見る目がある武士に「只者ではない」と感じさせ、その武士に「お前は何者?」と問うアクションを起こさせたようだ。つまり、その眼力がある武士は、その町人のレベルの高さを感じたのである。
ネドじゅんさんという人は、自分で思いついた「エレベーター呼吸」を毎日やって、人間の最高レベル近くに到達したようである。きっと引き寄せも自在だろう。
まあ、仕事を楽しむのが最も良いのかもしれないが、必ずしもそれが出来る人ばかりではないだろう。

誰しも、幼い時はレベルが高い場合が多い。
私は、かなり長い間レベルが高かったようで、沢山の奇跡を起こした。
しかし、学校や社会で過ごすうちにレベルが下がったようだ。
今、取り戻している最中である。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)パワーかフォースか(デヴィッド・R・ホーキンズ )
(2)<わたし> (デヴィッド・R・ホーキンズ)
(3)セレンディピティ~思いがけない発見・発明のドラマ~(ロイストン・M・ロバーツ)
(4)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
(5)悪役令嬢レベル99(七夕さとり)

田舎娘
AIアート971
「田舎娘」
Kay

異世界アニメは案外道理に合っている

私はコンピューターゲームといえば、スマートフォンでオセロをやるだけで、過去にも、ほとんどやったことがない。
だが、今は、アニメや若い人向けの小説(ライトノベルとか言われる)には、RPG(ロールプレイングゲーム)の中に入り込むようなものが人気があり、これがVR(バーチャル・リアリティ。仮想世界)やシミュレーション仮説(この世界もVRではないかという仮説)を、割と真っ当に表現していると思う。
とはいえ、仮想世界に入り込むというSFは遅くとも1960年代にはあり、『マトリックス』により大ブームになり、今も人気のある分野だ。
今のアニメでは、現実世界とは異なる世界を「異世界」と呼ぶことが多いが、1990年代前半の漫画・アニメ『魔法騎士レイアース』では既に「異世界セフィーロ」という言い方をしており、この作品が元祖であるような気もする。
1990年代後半には、漫画・アニメ『コレクター・ユイ』で、いよいよ異世界はネットワークの中にあるという設定が登場した。

現代の異世界アニメでは、「レベル」という概念が一般的だ。
これは、その異世界の中での、個人の実力を示す数値だ。
異世界ものの代表とも言える『ソードアート・オンライン』では、元々はレベル100が最高で、レベルが上がるほど戦闘能力などが上がる。
他のアニメ作品でも、だいたい同じような雰囲気だ。
レベルの上げ方には、 『ソードアート・オンライン』の主人公キリトのように、実践を重ねるなどの努力をしてレベルを上げるものと、何の努力もせず、最初から高いレベルが与えられるものがある。前者の、努力によりレベルが上がる場合が一般的で、後者は少ないのではないかと思う。まあ、私は異世界ものアニメのほんの一部しか見ていないので、正確なことは分からない。

ところで、現実世界の人間にも、当然、レベルというものがある。
一般には、大人であれば社会的地位や収入で決まり、学生であれば通っている学校の入学偏差値で決まる。
しかし、それらは、権力が設定した一面的なもので、まやかしのようなものであり、本当の人間のレベルは、そんなものとは全く異なるものだろう。
では他に何があるかというと、IQ(知能指数)というものがあり、これが案外に人間のレベルを正しく表すのだが、IQ差別は社会のタブーのようで、そもそも、自分のIQを知っている人は稀だ。
尚、私は小学校6年以降、学校のIQテストは真面目に回答しなかったが、まっとうな理由から、皆もそうすることをお薦めする。

エンリケ・バリオスの『アミ 小さな宇宙人』では、宇宙では、個人のレベルは1000点満点で計られ、地球人類は平均で550点程度らしい。
地球滅亡の際は、宇宙人によって、レベル700以上の者だけが救われるというお話だ。
ところが、精神科医のデヴィッド・R・ホーキンズが、やはり人間を1000点満点のエネルギー・レベルで計る方法を考案し、レベルが高いほど、真の意味で優れた人間で、力も大きい。

私も、人間は何等かのレベルで表すことは出来るんだろうとは思う。
そして、レベルは、引き寄せの力や、望むパラレルワールドに移動する能力に適合するだろう。
つまり、「どうすれば引き寄せが出来るようになりますか?」とか「どうすれば望むパラレルワールドに移動出来ますか?」と聞くのは、ほとんど意味がなく、レベルを上げれば良いのである。
このレベルを上げることを引き寄せメソッドと言うのであり、引き寄せメソッドで直接に引き寄せを行うのではない。
そんなわけで、我々はレベル向上に努めるべきだろう。
やり方は無限にあるが、異世界アニメでのレベルの上げ方は、案外に道理に適っていると感じるのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)パワーかフォースか(デヴィッド・R・ホーキンズ )
(2)<わたし> (デヴィッド・R・ホーキンズ)
(3)魔法騎士レイアース(1)(CLAMP)
(4)ソードアート・オンライン1 アインクラッド(川原礫)
(5)悪役令嬢レベル99(七夕さとり)
(6)コレクター・ユイ(1)(麻宮騎亜)

1976
AIアート970
「1976」
Kay

いかなる行も今今メソッドである

念仏、真言、呪文、神仏の名を唱えることには確実に素晴らしい効果がある。
ただ、私の考えでは、これらの言葉に何か霊力のようなものがあるのではなく、これらの言葉を唱えることが良い今今メソッドになるから効果があるのだと思う。
今今メソッドとは、「今この瞬間に意識を集中する」ことである。
「今、この瞬間に集中しろ」と言われても戸惑う人が多いと思うが、それなら、念仏や呪文を唱えれば良いのである。
念仏や真言などなら、敬う気持ちを持って集中して行い易いので、それがまさに今今メソッドとして適合するのである。
言い換えれば、真面目に唱えることが出来るなら、どんな言葉でも良いわけである。

この原理をビジネスとして成功させたのがTM(超越瞑想)であると思う。
短い、意味のない言葉をマントラとして各人に与えるのだが、そのマントラがいかに特別で自分に合ったものであるかを懇々と説くのである。
その説き方は、あの手この手で洗脳する工夫が入念になされている。こう言うと悪いように思うかもしれないが、これにより、実践者は熱心に行うようになるのだから、効果が高くなるのだ。
ただ、個人的考えでは、その説き方はIQが高い人を説得するほどではなく、高いIQの持ち主は、たとえTMをやるようになっても、やっているうちに矛盾を感じ出して、長続きしないと思う。
だから、興味を持ってTMを始めても、IQが高い人ほど早くやめていると思う。IQ120以上で1年以上続くことはないと思う。だが、人類の9割以上はIQ120未満であるからビジネスとしては良いだろう。
私の個人的考えでは、TMの教えは全部嘘、騙し、良く言えば「嘘も方便」である。
ただ、これで凄い金儲けは良くないと思う。

自分が続けられる言葉であるなら何でも同じである。
その中でユニークな言葉を提示したのが、ラマナ・マハルシやニサルガダッタ・マハラジである。
ラマナ・マハルシは「私は誰か?」で、ニサルガダッタ・マハラジは「私は在る」だ。
ただ、「私は誰か?」は、思考が働いてしまうことから、今今メソッドの役割を果たせないことが多く、マハルシは「何も考えず、淡々とやれ」と言いたくて「『私は誰か?』を呪文にしてはならない」と言ったのだと思う。
そして、マハルシは、「私」と唱えよと教えるようになったのではないだろうか。
マハルシは、「私」こそ最高の真言であると言ったらしいが、私もやってみたが、「私」はやはり思考が起こり易く駄目だった。
同じく、「私は在る」も、思考が起こり易く、私には向いてないように思う。

『ヒマラヤ聖者の生活探求』では、最高の真言は「神」であるとしている。
なかなか大胆であり、自分に向いていると思えば採用すれば良いと思う。

言葉を唱える以外に、今今メソッドとして効果があるのが呼吸法だ。
呼吸をコントロールする方法は、集中してやれれば良い今今メソッドになるが、往々にして、飽きてしまいうまくいかないことが多い。
そこで、呼吸をコントロールするのではなく、単に呼吸を意識すれば良いと気付いた人がいて、それが今流行のマインドフルネスにつながっている。
あるいは、ネドじゅんさんの「エレベーター呼吸」は、単純で飽きのこないイメージを使うことで、比較的長続きし易いかもしれない。

ユニークなところでは、耳鳴りを聴くという方法がある。
これは、耳鳴りがよく聴こえる人には良いかもしれない。
私は、幼い頃から、耳鳴りがよく聴こえることを自覚していて、これをじっと聴いていた記憶もある。
私が子供の時、度々奇跡を起こしたのも、これと関係があるのかもしれない。

腕振り運動も、佐川幸義流四股も、今今メソッドとしてやると最高の効果を発揮すると思う。
そして、いろいろなことを今今メソッドの手段としてやっていると、やがて、直接に「今この瞬間」に集中出来るようになり、ピュアな今今メソッドを行えるようになるだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)アイ・アム・ザット 私は在る ~ニサルガダッタ・マハラジとの対話~
(2)ラマナ・マハルシとの対話 第一巻
(3)ナーマスマラナ ~神の名前の不思議な力~
(4)ヒマラヤ聖者の生活探究 第5巻(ベアード.T.スポールディング)
(5)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)

恋
AIアート969
「恋」
Kay

生きようとする意志は無敵

『誰でも勝てる! 完全「ケンカ」マニュアル 』 (林悦道著)に載っていた、次の話を是非分析したい。
こんな話である。

ある男は、日本海軍の船に乗っている時、5回、米軍の魚雷で船を沈没させられ、その際は板切れにつかまり海を漂流した。
彼は、何日も漂流して救助されたのだが、他の乗員は、襲い来るサメの恐怖に耐えられず、一晩持たずに死んだ。
なぜ彼だけが、5回もそんな目に遭いながら生き延びたのかというと、彼は大変な酒好きで、「絶対にもう一度陸に戻って酒を飲んでやる」と思ったからだそうだ。

強い欲望が生命力を強め、また、救助船を引き寄せたというふうに考えられる。
だから欲望は大切・・・私はずっとそう思っていた。
しかし、少し違うと分かった。
とにかく単純に書くから、淡々と読んで欲しい。
魂は、その者を必ず生かそうとしているのである。
だが、多くの者の心は、そんな魂に協力しないので、魂は何も出来ないのである。
上の男は「酒が飲みたい」という、あまり感心出来ない欲望ではあったが、それにより魂の「生かしてやりたい」という意思に応えたのである。
そして、魂は、その男の生きる動機である「酒が飲みたい」という希望も叶えてやっているのである。
その後、その男は、酒好きではあっても部下思いの立派な人間になり、多くの人を助けたのである。
きっと、その男は、いつも魂の意思に協力し続けたのだ。
それこそ引き寄せの極意と思う。

魂の一番の願いは、守っている人間が生きることだ。
だから、心は、どんな時も生きようとしなければならず、自殺が一番悪いと言われる理由は、魂の一番の願いに反するからだ。
そして、魂は、心が生きたいと思うようになる願い(酒を飲む等)を叶えるのである。魂は全知全能だから、何でも叶えてやれる。
では、こんな場合はどうだろう?
ある男が、ある女性が好きで、歌によくあるように、「彼女が僕の愛を受け入れてくれないなら、僕は生きていられない」と思う。
だが、こんな場合は、男はよくフラれる。
こんな場合、男というものは近視眼的になっており、相手の女がロクでもない女である場合が多く、恋が実ったらやがて男は生命力を失う場合が多いし、そもそも、こんなちっぽけな願いを叶えて小さな幸せ、小さな生命力を持つより、魂は、その男にもっと大きくなって、大きな生命力を持って欲しいのだ。
竹村健一さんという、怪物と言われるほど売れた評論家、テレビ司会者、作家が、こんなことを何かの本に書いていた。
「女性にフラれたら僕はこう思う。神は僕に新しい女性と愛し合うチャンスを与えてくれた。今度の相手は前よりもっと美人に違いない」
こういう生命力の高い男には、魂はやはり、もっといい女を引き合わせるものである。
よりよく生きようとすること。これが引き寄せの鍵であると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)『誰でも勝てる! 完全「ケンカ」マニュアル 』 (林悦道)
(2)快楽主義の哲学(澁澤龍彦)
(3)生きるチカラ(植島啓司)
(4)エスの本 ~ある女友達への精神分析の手紙~(ゲオルク・グロデック)
(5)右脳の冒険 ~内宇宙への道~ (コリン・ウィルソン)

星の銀貨
AIアート938
「星の銀貨」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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