ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2024年06月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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奇跡を起こす練習

アメリカのSFテレビドラマ「X-ファイル(X-Files)」の第2シーズン、エピソード24は『Talitha Cumi』で、日本語では『タリサクミ』となっている。
これは、新約聖書・福音書の中にある、イエスが死んだ12歳の少女に言った言葉で、日本聖書協会の『新約聖書』にはこう書かれている。

そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。これは、「少女よ、わたしはあなたに言う、起きなさい」という意味である。少女はすぐに起き上がって、歩き出した。

「タリタ、クム」はアラム語で、セム語族が使っていたセム語が起源だというが、私は全く分からない。
「タリタ、クム」の意味は、単に「起きなさい」であるようだ。

イエスが、この少女に「起きなさい」と言った時は、少女は既に蘇っており、この言葉によって生き返ったのではないと思う。
イエスは、奇跡を起こす時、言葉は使わなかった。
水をぶどう酒に変える時、「水よ、ぶどう酒に変われ」とは言わなかったし、パンと魚を増やした時も「パンと魚よ、増えよ」とは言わなかった。
悪霊を人から追い出す時は、イエスは悪霊に対し、「去れ」みたいなことは言ったが、これは、悪霊がイエスを恐れてイエスの言うことを聞いたのである。

私も、小学4年生の時、何の情報もなく、夜空の星から土星を探した時も、「土星が見つかる」とも何とも、口でも心でも言わなかった。
7歳の時、目をつぶって交通量の多い車道に飛び込んだ時も(決して真似しないように)、「車よ来るな」と口や心で言ったわけではなかった。
言葉を使わずに命令を発したのだ。
他にも、このやり方で沢山のことをやったが、どんな馬鹿げたことでも実現出来た。ただし、欲張ったことはやらなかったが。
誰でも出来るが、学校やテレビで変な教育をされたことで、皆、能力が錆びついていると思う。
そこで、こんな練習をすれば良い。
空想の中で、大きな岩を(本当は小さい石ころでも良いのだが)、念力で浮かび上がらせたり、自在に動かす想像をする。
その際、心の中でも、決して言葉を使ってはならない。
実際に岩を動かせるのかというと、自分がやっていることが分かるようなことは自我の性質上、やり難いようだ。
空想の中でも、出来るだけさりげなくやることがポイントだ。
他にも、空想の中で、奇跡的なことを、言葉を使わずに命令して実現する、いろいろな練習をすると良い。
空を飛んだり、服を一瞬で変えたり、食事を出現させたりなどだ。
そうしているうちに、いろいろな奇跡が出来るようになると思う。
多少、参考になる本と言えば、今朝も書いた通り、ネヴィル・ゴダードの『AT YOUR COMMAND(翻訳:世界はどうしたってあなたの意のまま)』だと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)
(2)波動の法則(足立育朗)
(3)新約聖書(日本聖書協会)
(4)新約聖書 福音書(塚本虎二)

ともしび
AIアート982
「ともしび」
Kay

引き寄せに対する人気アニメの弊害

この数年の間に、『美少女戦士セーラームーン』が30周年、『カードキャプターさくら』が25周年というのを見たが、これらの作品を子供の時に見ていた人達は、大きな影響を受けている。
これらに続く大ヒット作品が『プリキュア』シリーズで、今年(2024年)で放送開始20周年となるが、この作品の影響の負の部分の話を、岡田斗司夫さんがYouTubeで話をしていたのが、本当かどうかは分からないが少し興味深かった。
岡田さんが大学の客員教授をしていた時、よく女子大生から自分の恋愛観がおかしいかもしれないという相談を持ち掛けられたことについて、彼女達がプリキュアを見ていた世代であることが原因ではないかという話だったが、その内容が、そのままセーラームーンやカードキャプターさくらにも当てはまると思える。
簡単な言い方をすれば、プリキュアのアニメは、ロリコンの人達がロリコンの情熱を持って作ったのだが、表向きはあくまで子供番組であることに注意したので、作り手がロリコンであることなどバレるはずがないと思ったようだ。しかし、誰よりもアニメ製作のことをよく知っている岡田さんに言わせれば「そんなのバレないわけがない」ということだ。まあ、かなり冗談めかして言っていたことではあるが。
その「バレる」とは、ロリコンの情熱が視聴者である女の子達に伝わるということで、「少女とは可愛いものだ」という情念がファンの女の子達に取りついてしまい、可愛い女の子が大好きな女の子が沢山出来てしまったというわけだ。
このことは、初音ミクライブに行き、ガチでミクやリンが好きだということが伝わって来るような女性や女の子達を見ると、本当ではないかと思わないでもない。

ただ、ここで女性の恋愛観を扱おうというのではなく、人気アニメの子供達に対する影響の例として取り上げただけだ。
昨日も書いたが、アニメの原作の漫画やライトノベルの作者達が宇宙の法則に気付いていて、それが作品を通して伝わっているという面もあるのだが、その内容に欠陥があれば、いろいろ不都合がある。
そして、引き寄せや魂の力ということに関し、そんな不都合はある。
早い話が、セーラームーンやカードキャプターさくらを見ていた子供達は引き寄せのようなことが出来ない。
この2つの作品には、原作者は違うのに、共通して使われることがある。
それは、CLAMPの『カードキャプターさくら』の前の作品『魔法騎士レイアース』でも明確に見られる。
魔法のエネルギーがヒロイン達を包んだ時、彼女たちが揃って同じことを言うのだ。
「何か言葉が浮かんで来る」
そして、その言葉を呪文として唱えて魔法を使う。
だが、彼女達以上の魔法使いであった私には、それは嘘であると分かる。
言葉など浮かばないし、魔法を使う時に言葉は使わない。
まあ、何かは浮かぶのだが、その浮かぶものがイメージだとでも言えば分かり易いが、そう単純ではない。
まあ、イメージと言えなくもないが、そんなに分かり易いイメージではない。ただし、言葉で表現するのが難しいだけで、本当は、幼児や動物でも分かるほど簡単だ。
それは本能のようなものかもしれない。
本能は、分かり易いが言葉で的確には表現出来ない。
釈迦がさかんにたとえ話をしたのは、理屈を説明するためではなく、神秘的な力について伝えようとしたのだと思う。

陰謀論的に言えば、武内直子さん(セーラームーンの著者)やCLAMP(カードキャプターさくらの作者グループ)らは、闇の支配者に命じられて、魔法について誤ったことを描いたか、彼女達(全員女性)自体が、誤った観念を持っているのだ。
本当の魔法の使い方については、ネヴィル・ゴダードが『AT YOUR COMMAND(翻訳:世界はどうしたってあなたの意のまま)』で書こうとしていたように感じるが、翻訳を見る限りでは抽象的になり過ぎ、ほとんど分からないと思う。

言葉でも単純なイメージでもなく、おそらく波動と言うのが適切であり、それは「感じ」として分かる。
たとえば、喉が渇いた時、水とかジュースとかコーラとかのことを想うと、何かを感じるが、その感じである。しかし、現代人は、その感じを軽視し、ジュースやコーラの広告イメージのようなものが浮かぶよう教育(習慣化)されている。

「初めに言葉ありき」と言うが、そうではなく、また、初めにあるのはイメージでもない。感じ(フィーリング)であるが、俗っぽいフィーリングではない。純粋なフィーリングだ。
とりあえず、魔法を使うなら、ネヴィル・ゴダードの『AT YOUR COMMAND』と足立育朗さんの『波動の法則』を読むと良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)波動の法則(足立育朗)
(2)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)
(3)脳はなぜ「心」を作ったのか(前野隆司)
(4)脳とクオリア ~なぜ脳に心が生まれるのか~(茂木健一郎)

唇
AIアート981
「唇」
Kay

日常で悟りを開いた人達

悟りを開かないと、苦しくて、辛くて、惨めなままだ。
悟りを開くとは、目が覚めているのに、頭の中のおしゃべりがないことだ。
どうすれば悟りを開けるのかというと、何でもいいから集中すれば良い。
いつまで集中するのかというと、悟りを開くまでずっとだ。
だから、飽きずに集中出来ることに集中しなくてはならない。
いくらロックが好きでも、続けて100時間も聴かないうちに飽きてしまうだろう。
だが、ボリュームを非常に小さくして聴けば、案外に長く聴けるものだ。しかし、そんな聴き方は好きでないらしい。
それで、よく薦められる方法が、自分の呼吸を意識することだ。
まあ、これも、わずか数十分もしないうちに飽きてしまう人が多いようだ。

念仏も集中の行だが、岡田虎二郎がこう言ったらしい。
「生活しながら念仏するのではいけない。念仏しながら生活しなくてはならない」
岡田虎二郎が薦めたことの1つが、腹に力を込めることだった。もちろん、起きている間ずっとだ。
また、ある『スター・ウォーズ』のファンが、こんなことを言っていた。
「起きている時間の全てをスター・ウォーズのために捧げている」
本当なら、悟りを開くだろう。

私は、プログラミングの修行をしていた頃、1日中プログラミングのことを考えていた。
他のことを考えることはなかったのかというと、あった(笑)。
しかし、ほとんどプログラミングのことを考えていたら、そうでない時も、心の深い部分でプログラミングのことを考えているものだ。
けれども、1年もしないうちに、別のことを考えるウェイトが大きくなり、せいぜいが超能力者になるに留まった(笑)。

昔はたまにいたらしいが、熱心な宗教の信者には神様のことばかり考えている人がいて、そんな人は本当に悟りを開いてしまった。
おかしなことに、ラマナ・マハルシという聖者は、アルナチャラという山のことばかり考え、16歳で悟りを開いてしまった。
誰が言ったのか忘れたが、ある国では、二千年ほど前は皆、幽霊のことばかり考え、その傾向が強い者は大魔術師になったということだ。
H.G.ウェルズは、かなり見込みがあったのに、コリン・ウィルソンによれば、ウェルズは性欲が強過ぎて、女に意識が奪われることが多く、駄目だったようだ。いくら好きでも、女に集中出来る時間なんて知れている。

私が知っている、ある特異な人物は、夕焼けの風景のイメージにずっと集中していたら、悟りを開いてしまった。
ラマナ・マハルシに近いように思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(2)超越意識の探求 ~自己実現のための意識獲得法~(コリン・ウィルソン)
(3)岡田式静坐の道(柳田誠二郎)
(4)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)

自然の声
AIアート980
『自然の声』
Kay

再覚醒によるレベルアップ

足立幸子さん(1946~1993。画家。講演家。『波動の法則』の著者の足立育朗さんの実妹)の著書『あるがままに生きる』は、足立幸子さんの講演録で、2009年出版となっているが、元々は1994年に発刊されている。
この中で足立さんは、「今の漫画家は宇宙の法則を分かっている人が多く、作品を通して宇宙の法則を教えている」みたいなことを言われている。
その後の時代のことで言えば、ライトノベル(漫画的なストーリーの小説。漫画的な挿絵が入っている)もそうだし、初音ミクなどが歌うボーカロイド曲の作者もそうであると思う。
私はなかなか漫画やライトノベルは読んでいないが、人気作品がアニメ化されることが多いので、いくらか見ている。
これらライトノベル等で今人気と思われる「異世界もの」は、パラレルワールド(並行世界)やシミュレーション仮説(この世界はコンピューターが作った仮想世界であるという仮説)を分かり易く表現していると思われる。

最近、アニメ『俺だけレベルアップな件』(原作は韓国作品らしい)を見たが、「再覚醒」という概念が面白かった・・・というか、これは我々にも実際にあることだ。
この作品では、「覚醒者」という超常能力を持った者は、固定のレベルみたいなものがあり、それはIQのようなもので基本、生涯変わらないようである。しかし、「再覚醒」によってレベルアップすることがあるが、再覚醒はごく稀にしか起こらない。

足立育朗さんの『波動の法則』でも、人間には(人間に限らないが)波動エネルギー・レベルがあるが、これは無限に上げていくことが出来る。
この本の中では、「引き寄せ」という言葉は使っていないが(引き寄せという言葉が一般的でない時代に書かれた)、事実上の引き寄せのやり方も書かれているのだが、「プログラムして宇宙に投げる」みたいなわけの分からない言い方をしている(笑)。
しかし、波動エネルギー・レベルが高ければ、何もしなくても引き寄せが出来るし、逆に波動エネルギー・レベルが低ければ何をしても引き寄せは難しい。

再覚醒は、一種の悟りや解脱みたいなものだが、それは普通の人間でも起こりうる。
40代とか50代、あるいは、80代や90代まで、ごく普通の人間として生きていたのが、再覚醒して別人に生まれ変わり、波動エネルギー・レベルも各段に向上し、超能力者みたいなものになったり、自在に引き寄せを行うようになる。
再覚醒のやり方もだいたい分かっていて、自我が確立した20代や30代以降で起こし易い。
やり方と言っても、ここでいつも述べている修行と同じで、決まったやり方があるわけではなく、何でも良いと思う。
尚、『波動の法則』は一読すれば、波動エネルギー・レベルが各段に上がるようプログラミングされているらしいから、読んでおくと良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)あるがままに生きる(足立幸子)
(2)波動の法則(足立育朗)
(3)俺だけレベルアップな件 ※Amazon Prime Video

命の揺らめき
AIアート979
「命の揺らめき」
Kay

我々を真に満足させるもの

E.E.スミス(エドワード・エルマー・スミス。1890~1965)というアメリカのSF作家がいる。
化学工学の博士号を持ち、食品分野で化学者としての実績もある。
SFが広い宇宙・・・銀河スケールにまで広がったのは、スミスの功績と言われている。

スミスは、「スカイラークシリーズ」と「レンズマンシリーズ」のSFで知られているが、レンズマンシリーズの2作目である『グレー・レンズマン』は1939年から連載が始まった作品だ。
今日でも十分に楽しめるスペースオペラだと思う。
この『グレー・レンズマン』の第9章『アイヒ族とアリシア人』の中で、宇宙で最も進化した生命体であるアリシア人が、力はあるが野蛮なアイヒ族に言ったことがとても良かった。
重要な点を要約すると、次のようになる。

お前達は(物質的な)力を愛し崇拝するが、それは不毛で何も与えてくれない。
真の満足を与えてくれるのは精神の力である。
このことをお前達は理解出来ないだろうが、どうすればそれが理解出来るようになるのか?
それは、目についた1つの事実、もしくは、小石とか植物の種子といった小さな対象に対し、ほんの百年ほどの短期間でも思考を集中すれば、その理解のための一歩を踏み出すことが可能だ。

私は10年ほど前にこの本を読んだのだが、印象深く憶えているのはこの部分だ。
これほど壮大な話ではないが、引き寄せを行うとか、好ましいパラレルワールドに移動する力を得るには、まさに、これの簡易版をやれば良いのだと思う。それにより精神の力を高めれば、これらのこと(引き寄せの力等)は付属で与えられることだろう。
呼吸法でも、アファーメーションやマントラの繰り返しでも、あるいは、何かに集中することでも、とにかく何でも良いが、それを出来るだけ長くやることが大切と思う。それこそ、気持ちとしては、ほんの百年でも続けるつもりで。
それで、どうせ集中するなら、日本の最も優れた伝統に則り、今この瞬間に集中すれば、百年が大幅に短縮されるかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(2)グレー・レンズマン レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(3)真説 宮本武蔵(司馬遼太郎)
(4)李陵・山月記(中島敦)

美の化身
AIアート978
「美の化身」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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