天才子役が大人の俳優として成功する確率は非常に低いらしい。
これは、役者に限らず、スポーツや芸術、あるいは、学問で、子供の時には天才ともてはやされた者も、少し時が経てば、大抵は全く見なくなる。
いわゆる「10で神童、15で天才、二十歳過ぎればただの人」である。
これに関しては、「子供の時にちやほやされて思い上がり、能力を磨かなかったからだ」とよく言われるし、そういうこともあるのかもしれないが、本質は全く別だ。
私も、子供の時は引き寄せの天才で、イエス並であったからよく分かるのである。
尚、「元天才」は、普通の人になっても、かつての得意分野に関しては、普通の人よりはずっと上である場合が多い。
私の引き寄せも同じである。
では、なぜ神童は大人になって駄目になるのかというと、まず、神童の秘密を明かさないといけない。
神童というのは、得意なこと以外では、普通の子供よりも下手で、普通の子供が簡単に出来ることが全く出来ないことも多い。
だが、そこが神童のみならず、天才の秘密だ。
ある7歳の女の子は、習ったこともない絵で、レオナルド・ダ・ヴィンチ並のデッサンが描けたが、彼女は言語中枢の発達が遅れていて、話すことが出来なかった。
そして、彼女の言語中枢が発達し、話せるようになるにつれて、彼女の絵の能力は消えていった。
大成功したシンガーソングライター、ジョージ・マイケルは自分の才能について「特別な何かがあるわけではない。むしろ何かが欠けているんだ」と言ったそうだが、全くそうであると思う。
ジョージ・マイケルの本名はイェオルイオス・キリアコス・パナイオトゥで、ジョージ・マイケルというのは、彼が子供の時に空想で作り上げた架空のヒーローだ。そんなところからも想像出来る通り、彼は非常に内気で、何も出来ない子供だった。そして、子供のまま大人になった。
大人になるにつれ、普通のことが出来るようになると天才でなくなるのだ。
天才ピアニストのグレン・グールドは、大人になっても人並みのことは何も出来なかった。だから彼は生涯天才だった。
表面的に見れば例外も沢山いるが、天才の本質はそんなものだ。
アインシュタインは人間的にも優れていたと言われ、ある意味ではそうかもしれないが、実は徹底的に歪んでいた。
ただ、彼が天才であったのは42歳までと言われ、その頃、彼は人並みのことが出来るようになったのだと思う。
大俳優だった勝新太郎が、50歳だったか60歳だったか知らないが、かなりの歳になって追い詰められた状況になった時、そのために「30歳くらいには大人になれた」と言ったが、つまり、30歳の普通の人が出来ることが出来なかったから大俳優だったわけだ。実際は、20歳並のことも出来なかったのだと思う。
私も、子供の時は並外れて何も出来なかった。
今でも憶えているのが、6歳の時、数字が全く読めなかった。
ピアノか絵でもやっていたら天才的な能力を発揮したかもしれないが、それはなかった。
ただ、興味を持ったことは、やはり驚くべき能力を発揮し、大人を驚かせた。
そんな中で、私は引き寄せというか、魔法の天才になっていたわけである。
しかし、いろんな普通のことが出来るようになってしまい、プロの魔法使い(?)でなくなった。
とはいえ、全く仕事をせずに高給をもらうくらいの魔力はあるが。
リスクはあるが、引き寄せの超人になりたければ、全くの無能者になることだ。
普通の無能では駄目で、徹底した無能でなければならない。
これは荘子も強調していたことだったのだ。
1日中「神様の奇跡が起こる」と唱えるなんて、なかなか良い無能振りと思う。
もちろん、「南無阿弥陀仏」でも「お金がある」でも良いと思う。
AIアート830
「庭園の隅」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論
(2)残酷すぎる成功法則 ~9割まちがえる その常識 を科学する~
(3)荘子 (PHP文庫)
(4)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)
これは、役者に限らず、スポーツや芸術、あるいは、学問で、子供の時には天才ともてはやされた者も、少し時が経てば、大抵は全く見なくなる。
いわゆる「10で神童、15で天才、二十歳過ぎればただの人」である。
これに関しては、「子供の時にちやほやされて思い上がり、能力を磨かなかったからだ」とよく言われるし、そういうこともあるのかもしれないが、本質は全く別だ。
私も、子供の時は引き寄せの天才で、イエス並であったからよく分かるのである。
尚、「元天才」は、普通の人になっても、かつての得意分野に関しては、普通の人よりはずっと上である場合が多い。
私の引き寄せも同じである。
では、なぜ神童は大人になって駄目になるのかというと、まず、神童の秘密を明かさないといけない。
神童というのは、得意なこと以外では、普通の子供よりも下手で、普通の子供が簡単に出来ることが全く出来ないことも多い。
だが、そこが神童のみならず、天才の秘密だ。
ある7歳の女の子は、習ったこともない絵で、レオナルド・ダ・ヴィンチ並のデッサンが描けたが、彼女は言語中枢の発達が遅れていて、話すことが出来なかった。
そして、彼女の言語中枢が発達し、話せるようになるにつれて、彼女の絵の能力は消えていった。
大成功したシンガーソングライター、ジョージ・マイケルは自分の才能について「特別な何かがあるわけではない。むしろ何かが欠けているんだ」と言ったそうだが、全くそうであると思う。
ジョージ・マイケルの本名はイェオルイオス・キリアコス・パナイオトゥで、ジョージ・マイケルというのは、彼が子供の時に空想で作り上げた架空のヒーローだ。そんなところからも想像出来る通り、彼は非常に内気で、何も出来ない子供だった。そして、子供のまま大人になった。
大人になるにつれ、普通のことが出来るようになると天才でなくなるのだ。
天才ピアニストのグレン・グールドは、大人になっても人並みのことは何も出来なかった。だから彼は生涯天才だった。
表面的に見れば例外も沢山いるが、天才の本質はそんなものだ。
アインシュタインは人間的にも優れていたと言われ、ある意味ではそうかもしれないが、実は徹底的に歪んでいた。
ただ、彼が天才であったのは42歳までと言われ、その頃、彼は人並みのことが出来るようになったのだと思う。
大俳優だった勝新太郎が、50歳だったか60歳だったか知らないが、かなりの歳になって追い詰められた状況になった時、そのために「30歳くらいには大人になれた」と言ったが、つまり、30歳の普通の人が出来ることが出来なかったから大俳優だったわけだ。実際は、20歳並のことも出来なかったのだと思う。
私も、子供の時は並外れて何も出来なかった。
今でも憶えているのが、6歳の時、数字が全く読めなかった。
ピアノか絵でもやっていたら天才的な能力を発揮したかもしれないが、それはなかった。
ただ、興味を持ったことは、やはり驚くべき能力を発揮し、大人を驚かせた。
そんな中で、私は引き寄せというか、魔法の天才になっていたわけである。
しかし、いろんな普通のことが出来るようになってしまい、プロの魔法使い(?)でなくなった。
とはいえ、全く仕事をせずに高給をもらうくらいの魔力はあるが。
リスクはあるが、引き寄せの超人になりたければ、全くの無能者になることだ。
普通の無能では駄目で、徹底した無能でなければならない。
これは荘子も強調していたことだったのだ。
1日中「神様の奇跡が起こる」と唱えるなんて、なかなか良い無能振りと思う。
もちろん、「南無阿弥陀仏」でも「お金がある」でも良いと思う。
AIアート830
「庭園の隅」
Kay
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(1)幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論
(2)残酷すぎる成功法則 ~9割まちがえる その常識 を科学する~
(3)荘子 (PHP文庫)
(4)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)