宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は、実際にあったらしいという話はあるが、決闘の本当の内容は分からないのだと思う。
映画やテレビドラマで描かれたこの決闘は、吉川英治の小説の通りで、それが日本人が持つ、この決闘のイメージになっているのだろう。
だが、吉川英治の小説『宮本武蔵』はあくまで創作である。
その吉川英治の小説による武蔵と小次郎の決闘は、よく知られているように、武蔵は決められた試合の時刻に大きく遅れてやって来て、舟の櫂(かい)で小次郎の頭部を一撃して勝った。
これが、吉川英治の創作だとしても、武蔵のポリシーが現れた勝ち方であり、我々も学ぶことが多い。
武蔵は、60歳の時に書いた著書『五輪書』の中で、戦いに勝つ方法として「相手をムカつかせる」ことを重視している。
「ムカつかせる」とは、怒らせる、イライラさせるなど、要は相手に不快感を感じさせることだ。
人間はムカつくほど、つまり、不快感を感じるほど能力が落ちるのである。
たとえば、IQテストを受けた結果、「俺はIQ130だ」と言う人間がいたとする。
実際、その人がそのIQテストを受けた時に発揮したIQは130で、なかなか優秀である。
しかし、この人が、怒り狂った状態でIQテストを受けたら、70とか80、あるいは、それ以下の成績になっても不思議はない。
人間の他の能力も同じようなものである。
そして、人間の実力には、意外なほどIQが関係している。
IQが低い状態では、何をやっても実力を発揮出来ないのである。
遅れてやって来た武蔵に対し、小次郎は刀を抜くと、刀の鞘を投げ捨てるほど怒ってエキサイトしていた。
この時、小次郎のIQは普段より、30から50は下がっていたかもしれない。
そんな小次郎を見て、武蔵が「小次郎破れたり」と断じたのは、実に的確で、さすが吉川英治は一流の作家であると思う。
「俺のIQは高い」と言ったり思っている者がいたとしても、それは、割と平静な時のIQテストの成績である。
そんな者も、怒ったり、クヨクヨしている時は、ひどく低いIQになっている。
逆に、IQテストの時は緊張したり、不快さを感じて、低いIQだと診断された者も、心が澄み切り、不動心になれば天才級のIQになる可能性があるのである。
よって、我々は、心を静かにしなければならない。
そのためには、思考を消さなくてならない。分かり易い言い方では、頭の中のおしゃべりをやめることである。
そのためには、深呼吸、マントラ、薄目が役に立つだろう。
そして、IQが高い状態では引き寄せも起こし易いのである。
逆に、いつもIQが低い者には、引き寄せは難しいのである。
尚、『宮本武蔵』は、個人的には、吉川英治版より司馬遼太郎版をお奨めする。

AIアート698
「赤いチューリップ」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
(2)五輪書 (講談社学術文庫)
(3)宮本武蔵 全8巻合本完全版(吉川英治)
(4)宮本武蔵(司馬遼太郎)
(5)真説宮本武蔵(司馬遼太郎)
映画やテレビドラマで描かれたこの決闘は、吉川英治の小説の通りで、それが日本人が持つ、この決闘のイメージになっているのだろう。
だが、吉川英治の小説『宮本武蔵』はあくまで創作である。
その吉川英治の小説による武蔵と小次郎の決闘は、よく知られているように、武蔵は決められた試合の時刻に大きく遅れてやって来て、舟の櫂(かい)で小次郎の頭部を一撃して勝った。
これが、吉川英治の創作だとしても、武蔵のポリシーが現れた勝ち方であり、我々も学ぶことが多い。
武蔵は、60歳の時に書いた著書『五輪書』の中で、戦いに勝つ方法として「相手をムカつかせる」ことを重視している。
「ムカつかせる」とは、怒らせる、イライラさせるなど、要は相手に不快感を感じさせることだ。
人間はムカつくほど、つまり、不快感を感じるほど能力が落ちるのである。
たとえば、IQテストを受けた結果、「俺はIQ130だ」と言う人間がいたとする。
実際、その人がそのIQテストを受けた時に発揮したIQは130で、なかなか優秀である。
しかし、この人が、怒り狂った状態でIQテストを受けたら、70とか80、あるいは、それ以下の成績になっても不思議はない。
人間の他の能力も同じようなものである。
そして、人間の実力には、意外なほどIQが関係している。
IQが低い状態では、何をやっても実力を発揮出来ないのである。
遅れてやって来た武蔵に対し、小次郎は刀を抜くと、刀の鞘を投げ捨てるほど怒ってエキサイトしていた。
この時、小次郎のIQは普段より、30から50は下がっていたかもしれない。
そんな小次郎を見て、武蔵が「小次郎破れたり」と断じたのは、実に的確で、さすが吉川英治は一流の作家であると思う。
「俺のIQは高い」と言ったり思っている者がいたとしても、それは、割と平静な時のIQテストの成績である。
そんな者も、怒ったり、クヨクヨしている時は、ひどく低いIQになっている。
逆に、IQテストの時は緊張したり、不快さを感じて、低いIQだと診断された者も、心が澄み切り、不動心になれば天才級のIQになる可能性があるのである。
よって、我々は、心を静かにしなければならない。
そのためには、思考を消さなくてならない。分かり易い言い方では、頭の中のおしゃべりをやめることである。
そのためには、深呼吸、マントラ、薄目が役に立つだろう。
そして、IQが高い状態では引き寄せも起こし易いのである。
逆に、いつもIQが低い者には、引き寄せは難しいのである。
尚、『宮本武蔵』は、個人的には、吉川英治版より司馬遼太郎版をお奨めする。

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「赤いチューリップ」
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◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
(2)五輪書 (講談社学術文庫)
(3)宮本武蔵 全8巻合本完全版(吉川英治)
(4)宮本武蔵(司馬遼太郎)
(5)真説宮本武蔵(司馬遼太郎)




