恨みのエネルギーとか、心残りのエネルギーは大したものだ。
コリン・ウィルソンが「天才とは所詮、内的衝動」と言っていたが、それは感情が起こす何らかの・・・たとえば、心残りのエネルギーのようなものだ。
『スター・トレック』の中で、カーク船長がある惑星で不思議な体験をする。
学生時代のクラスメイトだった悪ガキの男子が、若い頃のままの姿でカークの前に現れ、カークをからかい、馬鹿にして喧嘩を売る。
すると、冷静なはずのカークがあっさりと挑発に乗り、その悪ガキに殴りかかる。
だが、相手は若い。
運動能力がまるで違い、逃げる悪ガキについていけない。
悪ガキは、
「なんだカーク!その姿は?ヨボヨボじゃないか?」
と余裕の笑みでカークを嘲る。
この野郎とばかりにカークは力を奮い起こすが、逆に悪ガキの強烈なパンチを喰らって地面に倒れる。
だが、カークの不屈の心は諦めず、あらゆる手を使い、ついに悪ガキをKOする。
カークは本物の喜びを表情を見せる。
カークは、
「私は、あいつをやっつけたいと思ってたんだ」
と、しみじみと言う。
そこは、実は、願いを叶えるための幻想を見せる惑星だった。
カークは、宇宙船の指揮官になった今でも、心の奥に、この悪ガキをやっつけたかったという心残りの想いがあり、その夢をついに叶えたのである。
この悪ガキと戦うカークの姿こそ、あらゆる願いを叶える者の姿だ。
つまり、心の底からの願いを叶えるには、こうでなくてはならないのだ。
以前も書いたが、『アーサー王伝説』で、ブリテン王ウーゼルは、大騎士ゴロイスの妻イグレーヌがどうしても欲しくなり、まずは普通に迫り、だめなら兵を率い、さらには魔法使いマーリンの魔法の力まで借りてイグレーヌを得る。
全然感心した話ではないが、このウーゼル王の姿もまた、どんな願いでも叶える力を持つ者の姿だ。
そして、ウーゼル王とイグレーヌの間に生まれた子供がアーサー王なのである。
AIアート708
「ひいさま」
Kay
所詮、願いを叶えるとはこういうことだ。
強い内的衝動を解放することが必要だ。
それで解放されたエネルギーの総量に応じた成果がある。
そして、人間の中には、解放されることを待っている大きなエネルギーがある。
それを集中させることが出来れば不可能はないのだと思う。
ただ、動物の場合、エネルギーは解放出来ても、それを導き集中させる英知がないので、限度があることしか出来ない。
だから、動物のようであってはならない。
それを魂の導きと言うのである。
だが、ある意味では、野生動物のようでなくてはならないのだ。
そこで、澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』を読み、根源のエネルギーを解放するコツを掴むのも良いと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)快楽主義の哲学(澁澤龍彦)
(2)新訳 アーサー王物語 (角川文庫)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)至高体験(コリン・ウィルソン)
(5)金色夜叉 現代語版 前編
コリン・ウィルソンが「天才とは所詮、内的衝動」と言っていたが、それは感情が起こす何らかの・・・たとえば、心残りのエネルギーのようなものだ。
『スター・トレック』の中で、カーク船長がある惑星で不思議な体験をする。
学生時代のクラスメイトだった悪ガキの男子が、若い頃のままの姿でカークの前に現れ、カークをからかい、馬鹿にして喧嘩を売る。
すると、冷静なはずのカークがあっさりと挑発に乗り、その悪ガキに殴りかかる。
だが、相手は若い。
運動能力がまるで違い、逃げる悪ガキについていけない。
悪ガキは、
「なんだカーク!その姿は?ヨボヨボじゃないか?」
と余裕の笑みでカークを嘲る。
この野郎とばかりにカークは力を奮い起こすが、逆に悪ガキの強烈なパンチを喰らって地面に倒れる。
だが、カークの不屈の心は諦めず、あらゆる手を使い、ついに悪ガキをKOする。
カークは本物の喜びを表情を見せる。
カークは、
「私は、あいつをやっつけたいと思ってたんだ」
と、しみじみと言う。
そこは、実は、願いを叶えるための幻想を見せる惑星だった。
カークは、宇宙船の指揮官になった今でも、心の奥に、この悪ガキをやっつけたかったという心残りの想いがあり、その夢をついに叶えたのである。
この悪ガキと戦うカークの姿こそ、あらゆる願いを叶える者の姿だ。
つまり、心の底からの願いを叶えるには、こうでなくてはならないのだ。
以前も書いたが、『アーサー王伝説』で、ブリテン王ウーゼルは、大騎士ゴロイスの妻イグレーヌがどうしても欲しくなり、まずは普通に迫り、だめなら兵を率い、さらには魔法使いマーリンの魔法の力まで借りてイグレーヌを得る。
全然感心した話ではないが、このウーゼル王の姿もまた、どんな願いでも叶える力を持つ者の姿だ。
そして、ウーゼル王とイグレーヌの間に生まれた子供がアーサー王なのである。
AIアート708
「ひいさま」
Kay
所詮、願いを叶えるとはこういうことだ。
強い内的衝動を解放することが必要だ。
それで解放されたエネルギーの総量に応じた成果がある。
そして、人間の中には、解放されることを待っている大きなエネルギーがある。
それを集中させることが出来れば不可能はないのだと思う。
ただ、動物の場合、エネルギーは解放出来ても、それを導き集中させる英知がないので、限度があることしか出来ない。
だから、動物のようであってはならない。
それを魂の導きと言うのである。
だが、ある意味では、野生動物のようでなくてはならないのだ。
そこで、澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』を読み、根源のエネルギーを解放するコツを掴むのも良いと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)快楽主義の哲学(澁澤龍彦)
(2)新訳 アーサー王物語 (角川文庫)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)至高体験(コリン・ウィルソン)
(5)金色夜叉 現代語版 前編