イギリスの詩人で社会学者である、ミニー・ルイーズ・ハスキンズ(Minnie Louise Haskins 1875~1957)の、『時代の門(The Gate of the Year)』という詩がある。
ジョセフ・マーフィーの『世界一かんたんな自己実現法(原題:THE BEST OF DR.JOSEPH MURPHY)』の「訳者あとがき」で、翻訳者の富永佐知子氏が、この詩について、
「故マーフィー博士の考えは、この一遍に集約されているといってもいいだろう」
と述べていた。
『時代の門』は、『世界一かんたんな自己実現法』の原書では引用されていたが、この翻訳書では、編集の都合上割愛し、「訳者あとがき」に持って来たということだろう。
尚、マーフィー博士の著書で引用されていたのは『時代の門』の冒頭部分である。
イギリスの著作権保護期間は、著作権者の死後50年であるから、この詩は2007年に、それが切れている。
マーフィー博士が引用した冒頭部分は、以下の通りである。
訳は後に書く。
THE GATE OF THE YEAR
‘God Knows'
And I said to the man who stood at the gate of the year:
“Give me a light that I may tread safely into the unknown.”
And he replied:
“Go out into the darkness and put your hand into the Hand of God.
That shall be to you better than light and safer than a known way.”
時代の門
「神のみぞ知る」
私は、時代の門の前に立っていた男にこう言った
「私が安全に未知の世界に踏み入ることができるように、私に灯りを与えてください」
すると彼は答えた
「暗闇に進み、あなたの手を神の手に重ねなさい
それが、あなたにとって、灯りよりも良く、既知の道よりも安全なのだ」
尚、詩の続きでは、「私」は、闇に進み、神の手を見つけて、喜んで夜の中に足を踏み入れる。
実に深い詩で、下手な解説はせず、自分で感じた方が良いが、最低限の意味を言えば、
「指針や忠告や、あるいは、お決まりのルールに従うよりも、神の導きに頼れ」
といったことだと思う。
未来は予測出来るものではなく、暗闇・・・つまり、未知の世界なのだから。
頼りになるのは神だけであるが、神に頼れば安心である。
しかし、「神の導きに従え」と言う者は多いが、どうすれば神の導きが得られるのかは、皆、曖昧に言う。
元アメリカ合衆国大統領ジミー・カーターは、大統領選挙に勝利した時、こう言った。
「私は神に、『勝たせて下さい』とは祈りませんでした。『導いて下さい』と祈りました」
カータ―元大統領は牧師でもある。
導きを得るためにはどうすれば良いか、もっと分かり易く言えば、「神よ導きたまえ」と心で言えば良いのである。それが祈りである。
そうすれば、必ず導いてくれる。
また、「神」という言葉を含む、あらゆる言葉を心で唱えると、導いてもらえる。
私がよく上げる言葉で言えば、
「神に出来ないことはない」
「神は道なきところに道を開く」
「神の他に何もない、ただ神だけがある」
である。
あるいは、「神」とだけ心で言っても良い。
心の中で、丁寧に、ゆっくりと言うのである。
常に、そうすることである。
ジョセフ・マーフィーの『世界一かんたんな自己実現法(原題:THE BEST OF DR.JOSEPH MURPHY)』の「訳者あとがき」で、翻訳者の富永佐知子氏が、この詩について、
「故マーフィー博士の考えは、この一遍に集約されているといってもいいだろう」
と述べていた。
『時代の門』は、『世界一かんたんな自己実現法』の原書では引用されていたが、この翻訳書では、編集の都合上割愛し、「訳者あとがき」に持って来たということだろう。
尚、マーフィー博士の著書で引用されていたのは『時代の門』の冒頭部分である。
イギリスの著作権保護期間は、著作権者の死後50年であるから、この詩は2007年に、それが切れている。
マーフィー博士が引用した冒頭部分は、以下の通りである。
訳は後に書く。
THE GATE OF THE YEAR
‘God Knows'
And I said to the man who stood at the gate of the year:
“Give me a light that I may tread safely into the unknown.”
And he replied:
“Go out into the darkness and put your hand into the Hand of God.
That shall be to you better than light and safer than a known way.”
時代の門
「神のみぞ知る」
私は、時代の門の前に立っていた男にこう言った
「私が安全に未知の世界に踏み入ることができるように、私に灯りを与えてください」
すると彼は答えた
「暗闇に進み、あなたの手を神の手に重ねなさい
それが、あなたにとって、灯りよりも良く、既知の道よりも安全なのだ」
尚、詩の続きでは、「私」は、闇に進み、神の手を見つけて、喜んで夜の中に足を踏み入れる。
実に深い詩で、下手な解説はせず、自分で感じた方が良いが、最低限の意味を言えば、
「指針や忠告や、あるいは、お決まりのルールに従うよりも、神の導きに頼れ」
といったことだと思う。
未来は予測出来るものではなく、暗闇・・・つまり、未知の世界なのだから。
頼りになるのは神だけであるが、神に頼れば安心である。
しかし、「神の導きに従え」と言う者は多いが、どうすれば神の導きが得られるのかは、皆、曖昧に言う。
元アメリカ合衆国大統領ジミー・カーターは、大統領選挙に勝利した時、こう言った。
「私は神に、『勝たせて下さい』とは祈りませんでした。『導いて下さい』と祈りました」
カータ―元大統領は牧師でもある。
導きを得るためにはどうすれば良いか、もっと分かり易く言えば、「神よ導きたまえ」と心で言えば良いのである。それが祈りである。
そうすれば、必ず導いてくれる。
また、「神」という言葉を含む、あらゆる言葉を心で唱えると、導いてもらえる。
私がよく上げる言葉で言えば、
「神に出来ないことはない」
「神は道なきところに道を開く」
「神の他に何もない、ただ神だけがある」
である。
あるいは、「神」とだけ心で言っても良い。
心の中で、丁寧に、ゆっくりと言うのである。
常に、そうすることである。