ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2020年05月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

子供の時に貼られた力の封印はこう破る

生き辛い人というのがいる。
生き辛い人というのは、自信がない。
自信がない人は、力がない。
そして、力がない人というのは、力が封印されているのである。
力を封印したのは、普通は、育てた親で、多くの場合は実母であるが、そうでない場合は、幼い時に、最も多く接した大人ということになる。
おかしなことに、親に力を封印された子供は、その後、さらに封印を強化する大人や子供に出会うものだ。
力を封印された者は、なるべく早く封印を解除しなければならない。
でないと、下手をしたら、一生、力を封印されたままだ。

海外の場合はさておき、日本人は、大なり小なり(大抵は「大」だが)、力を封印されている。
子供の時に多く封印された者は、学校で致命的に封印され、子供の時に大きな封印を免れた者も、学校でかなりの力を封印される。
岡本太郎は、学校の授業中、両手で耳を固く塞ぎ、神聖なる頭脳に教師の邪悪な教えが入って来ぬよう・・・つまり、力を封印されぬようがんばったが、所詮、学校に行く限り、力の大半を封印されることを避けられなかった。

力は封印されても、若い間は腕力があるので、弱い者同士が集まって、暴力などの犯罪を行うことがよくある。
子供の時と学校で力を大きく封印された者しか暴力などの犯罪を行わないのだが、世の中でどんどん犯罪が増えている通り、子供の力の封印は大きくなっている。
「いや、犯罪は減っているのでは?」と言いたい人は多いだろうが、あまりに力を封印された者の犯罪は隠れたところで行われる。いじめ、セクハラ、パワハラ、SNSでの誹謗中傷などがそれで、もはや、力のない者は、隠れないと、あるいは、自分の身の保全を徹底的にはかった上でないと悪いことが出来ない。
そんな犯罪を行う者は、やはり、弱くて生き難いのだ。

では、力の封印を解除しなければならない。
そのために、宗教や心理学がしゃしゃり出てくることがあるが、それらは、ある程度封印が解除されてからでないと、全く役に立たない。
力の封印の解除には、生贄が必要だ。
生贄は自我である。
どういうことかというと、自我が屈辱にまみれて死ななければならない。
自我とは偽物のプライドなので、そのハリボテのプライドをズタボロに切り裂かれなくてはならない。
殺したいほど憎い相手に、這いつくばって命乞いをしなければならない。
路地裏で残飯を漁(あさ)らねばならない。
そうやって、自我を生贄にして殺した時、封印が解けるのである。
キリスト教の4つの福音書は、それをいろんな角度から描いているのである。
もちろん、だからといって福音書など読んでも無駄で、自我がイエスのように、磔にされて滅ばねばならない。そうすれば、復活があるだろう。
心配しなくても、磔はやってくる。
逃げ出そうとしたことはイエスも同じなのだ。
解雇されるとか、左遷されるなんて、小さな十字架だが、それを利用して自我を殺せば良い。
ニートだって、親に「見捨てないで」と土下座すれば良い。
うまく十字架にかかるべきで、かかり方を間違えて自我を守ってしまい、さらに駄目になっても、それは自分の責任である。

自我が瀕死の状態であれば・・・つまり、プライドがズタボロで、惨めさのどん底であれば、福音書や『バガヴァッド・ギーター』を読めば良いだろう。
尚、変な宗教団体に入ると、自我が復活するので、そんなものには近寄らないことである。













当ブログオーナー、KayのAI書。
紙の本は明日(5月30日)発売。Kindle版は販売中。
昔は、自分の仕事に電気をプラスすれば勝てました。
例えば、電気の黎明期、ポンプを作っていれば電気ポンプを作ればライバルに勝てたようにです。
電話も、コピー機も、ファクシミリも、早く導入した者が勝ちました。
近年では、パソコンや電子メールやモバイルやSNSです。
そして、真打AIの登場です。AIは、一般の者に使わせたくない勢力があるのですが、それを出し抜いてこそ実りは大きいのです。
この本では、Excelを使うスキルがあれば、誰でもAIを自分で作れます。

スウェーデン式新型コロナ対策に学ぶ

私は以前、新型コロナウイルス対策において、成功するのはスウェーデンだけと書いたことがある。
スウェーデンでは、都市封鎖はせず、マスクは付けず、小中学校は普通に登校、スポーツ施設、レストランも、ほぼ平常。
もちろん、それなりの対策は取られており、ソーシャルディスタンスを取ることが推奨され、よって、大規模イベントは制限されているが、やはり、他国に比べ、非常に緩い。
ところで、そんなスウェーデンのコロナ感染の状況について、報道では、特に、「死者数が突出して多い」と報じられているのを見たかもしれない。
そこで、私は、出来るだけ沢山の情報を見たが、ひょっとしたら、こういうことかもしれない。
短期間での簡易な調査による推測であるので、間違いもあると思うが、大筋では正しいのではと私は思っている。
1つの考え方として見ていただければ幸いだ。

スウェーデンの、新型コロナウイルス感染の死者は、ヨーロッパの中でも非常に多いと言われる。そして、スウェーデンでは、死者の多くが高齢者であり、「高齢者が見捨てられている」と書かれていたりする。
しかし、多くの国が、高齢者が死亡した場合、新型コロナウイルスに感染していても、他の要因で死亡したと見なされ、新型コロナウイルス感染で死亡したことにならない場合が圧倒的に多い。
特に、日本では、PCR検査数そのものが少なく、特に、高齢者の場合はそうだと思うので、尚更、高齢者の場合、新型コロナウイルスでの死亡者数にカウントされない。
一方、スウェーデンでは、新型コロナウイルスに感染した高齢者が死亡した場合、それを、新型コロナウイルス感染による死亡とカウントされる場合が多いのだと思われる。
それで、スウェーデンは、確かに、新型コロナウイルス感染者数は多いが、それによる死者数そのものは、ヨーロッパの他国の平均と同程度と見なすのが正しいと言う専門家も少なくないのだ。

つまり、ロックダウンを行わず、厳しい規制を行わず、それにより、感染者が多かったスウェーデンでも、死者数は他国と変わらない。
そして、スウェーデンは、医療崩壊とは無縁であることは、スウェーデンに否定的な報道も報じていると思う。
これはどういうことかというと、営業自粛をして倒産したり、自殺したりせず、さすがに他国の輸出入封鎖の影響は受けたが、やはり、経済的損失は、他国より少ない。

もちろん、データの見方や、今後の状況も見なければならないので、現時点で結論は出ないが、ある意味、こういったことが言えるかもしれない。
都市封鎖や厳しい自粛をしなくても、死者数に差はなく、経済損失は免れたということだ。
そして、感染者数が多いことは、早くに集団免疫を獲得し、今後は良い状況になることが期待出来る。
このことは、スウェーデンが、敢えてそのような対策を採らない限り分からなかったのである。

尚、私は、4月8日、あるいは、4月13日に、新型コロナウイルスに感染した可能性がある。
当時、親の治療の関係で、大病院やクリニックに頻繁に行ったが、いずれも、他の患者や付添人との密集・密着の機会は多く、特に、私が行ったクリニックでは、待合室では全くの3密状態だった。
病院、クリニックでは検温はするが、おそらく、全くPCR検査はしないので、感染が起こったかどうかは不明だが、感染がないことはないのではと思う。
私は、発熱、咳、悪寒、倦怠感といった風邪の症状が出て、自宅に閉じこもっていた。
ただし、1日、ビタミンCを20g摂取し、2日で完全に回復した。勿論、ただの風邪かもしれないが、私は、10年近く、ほとんど風邪をひいておらず、特に当時は風邪をひく状況でもなかった。
全く個人的な考えであるが、ビタミンC大量摂取で、ほとんどのウイルス感染に対処出来ると考えている。
ビタミンCはグラム1円程度で入手出来るので、毎日20gという大変な量を摂取しても、月に600円程度で、普段は十分な1日6gなら、月180円だ。ウイルス性だけでなく、私は、乾癬、メニエール病といった難病で、医療は全く効果が無かったが、全てビタミンCで治したと個人的には判断している。
そもそも、私は、病院は、健康診断以外でお世話になったことは、この10年では全くない(10年前に医療から離れることに決めた。メニエール病で倒れた時、無理矢理病院に連れていかれたが、ほぼ検査だけで、治療効果はなかったと思う。通院は1回だけ)。
だから、あくまで個人的なもので、何の保証もしないが、新型コロナウイルスに対し、腹八分目の食事、ある程度の時間をかけた軽い運動、そして、ビタミンCで対処し、全くの不安を持っていない。













当ブログオーナー、KayのAI書。
紙の本は5月30日発売。Kindke版は販売中。
Excelが使えるスキルがあれば、数学、プログラミング、AI理論なしでAIは自分で実用的に作れます。
この本で、AIを楽しみ、AI作成で大切な「問題を推測問題に捉え直す」コツを掴んでいただければと思います。
AIは、思考する神秘的なシステムではなく、高度な推測能力によってあなたの能力を拡張する道具で、すぐにも活用すべきものであると思います。

沈黙の力

本当の目標を叶えることは、悟りを開くこととセットである。
悟りを開くとは、真の自分を知ることであるが、真の自分を知るとは、偽りの自分を捨てることである。
とはいえ、悟りを開くこと自体を、考えては(目的としては)ならない。
というのは、やりたいことをやっていれば、自然に悟れるものなのだから、やるべきことをやれば良い。
では、やるべきこととは何だろう?
それは、「延々と丁寧に繰り返す」ことだ。
多くの人が、サラリーマンを延々やっているはずだが、悟れないのは、丁寧さに欠けるからである。
なぜ、丁寧さに欠けるかというと、好きでないからだ。
なら、好きなことをやれば良い。
それは、別にサラリーマンをやりながらでも良い。

そこで、自分がやりたいことを、丁寧に延々繰り返すとする。
だが、ここで、多くの人がつまづく。
もう1つ、掟があり、それは確かに古代から伝えられてきた。しかし、ほとんどの人が守らない。
それは、「沈黙する」ことだ。
自分が何をしているか・・・それは、目標や夢を表してもいるのだが、それを話してはならないのだ。

ところで、「人に話してはならない」どころか、「どんどん周囲に話せ」と言う大物が2人いて、困ったことがある。
その2人とは、評論家の竹村健一さんと、プロサッカー選手の三浦知良さんだ。
だが、竹村さんは、利用されるだけ利用され、有名にはなったが、いざ、本物の活動をすべき時期からは停滞してしまったし、あれほどの選手だった三浦知良さんが最大の目標だったFIFAワールドカップに遂に出場出来なかった。

夢とは1つの点ではなく、自分らしく生きることである。
だが、沈黙を守らないと、エネルギーが漏れてしまい、十分な力が発揮されない。
TOKYO MXの「マジカルミライ」の特別番組で、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が、初音ミクさんについて「まさか日本武道館でコンサートをやることになるとは思わなかった」と言われていたが、それなら、最初から、初音ミクさんについて大それたことを話すことはなかったのだろうと思う。そもそもが、ソフトウェアパッケージとしての初音ミクさんが、そんなに売れるとは思っていなかったらしい。

私の周囲に、何をやってもまるで駄目な男がいて、私は彼に、本を読むことやプログラミングの勉強をすることを勧め、うまくいきそうな雰囲気もあったのだが、彼は、自分がやっていることを話すことを我慢出来なかった。
「昨日、10ページ読みました」「昨日読んだところに、こんなことが書いてました」「このプログラムやってみましたが、うまくいきませんでした」など、とにかくウザい(笑)。
黙ってやらなければならない。
自分のやっていることについては、沈黙しなければならない。
沈黙は金である。
イエス・キリストとなると、「右手がやっていることを左手に悟られてはならない」と言うほど、秘密主義を徹底していたのである。

延々と、丁寧に、沈黙して、繰り返す。
これで、何でもうまくいくはずである。













当ブログオーナー、KayのAI書。
紙の本は5月30日発売。Kindle版は発売中。
まずは、Chapter.1を、淡々と丁寧にやってみて下さい。あまりに易しいので、ひょっとしたら退屈かもしれませんが、それで、AIを作る原理を掴めます。
そのためには、ExcelがインストールされたWindows8.1/10パソコンが必要です。ソニーNNC(Windows版)もインストールしておいて下さい。
出版社サイトから、実習用データが作れるExcelマクロ(VBAプログラム)が無償ダウンロード出来ます。
※Excel2016以上で動作確認しています。多分、Excel10以上なら動くと思いますが分かりません。
特に手軽に出来て面白いのは「モンティ・ホール問題」と思います。この問題をプログラムで解くExcelマクロ(機械学習用データも作れます)も無償ダウンロード出来ます。

最強の力「愛」を持つ方法

いかなることも、究極的には、愛が大きい者が勝つのだろう。
あくまで主観的にだが、とっても怪しい物理学者、保江邦夫氏が、そこのところを、うまく本に書いてくれていると思う。
※「主観的」というのは、保江氏が「怪しい」こと。あくまで主観だ(笑)。
余談だが、保江氏はとっても怪しいと思うが、彼が紹介する人達の怪しさは度が過ぎていて、それらの方々との集合写真は、(あくまで主観的に)まさにサバト(悪魔崇拝の集会)の雰囲気だ。怪しいもの好きな方は、是非お薦めする(笑)。
いや、それでも、良い部分は認めるべきと思う。
保江氏は合気道家でもあるが、愛すれば、敵は抵抗出来ないらしい。
ある時、極真空手の猛者と戦うことになり、そんなごっつい男はなかなか愛し難いのだが、愛さないとボコボコにされてしまうので(力では敵うはずがないから)、なよっとして「うふん」て感じで行くのだそうだ。
すると、やはり、相手は何も出来ない(気持ち悪いからじゃないの・・・笑)。

また、保江氏は、『神様につながった電話』で、愛とは、頭の中で、聖歌、祝詞、お経といったものが鳴り響いている状態だと述べられ、手術前や、手術の間でも、祝詞やお経や『アヴェ・マリア』を唱えたり歌ったり、頭の中で響かせている医者は、奇跡の手術を行うと言う。
ここらは、私も本当だと思う。

で、そんな偉い(怪しいけど)人に対抗するのではないが、私が思う愛は「丁寧」だ。
何でも丁寧にやれば、神の力が加わる。
イチロー氏や松井秀喜氏が、メジャーリーグ時代、道具を大切に扱うことが評判になったことがあるが、それが1つの野球愛であると思う。
また、ピアノやヴァイオリンといった楽器を大切にする人が、演奏の腕前も上がるはずだと思う。楽器を大切にすることは音楽愛なのだからだ。

ダイエットでも、スクワットで痩せる人もいれば、さっぱりの人もいるが、駄目な人は、とにかくスクワットもガサツなのだ。
対して、美しいボディになれる人というのは、スクワット1回1回が実に丁寧である。
スクワットの効果は、回数や負荷の大きさで決まるのではない。丁寧さが重要だ。
ある、オリンピックチャンピオンの柔道選手がランニングをしているのを、スポーツ雑誌の記者が、「ゆっくりだが丁寧に走る」と書いていたが、これが、愛のあるランニングであり、それで身体が強くなるのだ。

猫や犬や鳩や亀に愛される人は、丁寧に撫で、丁寧にエサをやり、丁寧に運ぶ。
なぜなら、それが、動物を愛することだからだ。動物は、愛には愛で応えてくれる。
同じことだが、私は、大学生の時、沢山の女子小学生が遊びに来て、家の門の前に鈴なりになって困ったことがあるが、これも、小学生の女の子はフニフニな感じで恐いので、ぶつからないよう、私が滅茶苦茶丁寧に扱ったからだと思う。
面白かったのは、女の子の中に、非常にガサツで乱暴な子がいたが、丁寧に接するうち、彼女がどんどん女らしくなったことだった。
一方、ロリコンは女の子を丁寧に扱わないので、まず、モテることはない。
ゲーテも「女性を丁寧に扱えば必ずモテることを保証する」と述べている。実際、ゲーテは、70を超えても、十代の美少女にモテモテだった。

呪文、マントラ、念仏を唱えて、神仏の厚い加護を受ける人もいれば、いまひとつの人もいる。
これも同じで、丁寧に唱える者は、回数は少なくても、恵みを得られ、幸運になる場合が多いのだと思う。

瞑想のやり方を、テクニカルに説く人もいるが、私は、最も大切なことは、丁寧に座り、丁寧に呼吸することと思う。
これこそが、数千年の秘法に優る、愛の瞑想・・・いや、愛そのものである。













当ブログオーナー、KayのAI書。
紙の本は5月30日発売。KIndle版(一部カラー)は発売中です。
AIは、数学やプログラミングに強い一部の人だけの道具ではありません。誰でも使える「推測するマシン」です。
電気が、物理学や機械工学に強い人にしか使えないのではなく、誰でも使え、また、使うべきなのと同じです。
この本は、易しくて面白いテーマを採用することで、Excelが使えるスキルがあるなら、AIを自分で作れるようになることを目的としています。

これで楽しくプログラミングをマスター出来る!

プログラミング、英語、筋トレ、絵画、音楽などを始めても、さっぱりな人がいる。
それが私には謎だった。
「これからの時代はプログラミングが出来れば有利」
「Excel VBAプログラミングが出来れば、仕事を効率化出来る有為な人材になれる」
などということは理解し、それなりに真剣に取り組んでいるのに、いつまでたっても上達の気配がなく、ついに挫折する人が少なくなかった。

それは才能の問題だろうか?
しかし、プログラミングをやるのに才能というほどのものは必要ない。
ところが、有名な超専門家や大学のITや教育の研究家すら、「プログラミングには才能が必要」「プログラミングの才能の差は非常に大きい」と言い、私もうっかり騙された。
そんなことはあり得ない。
だって、考えれば解る。
英語、筋トレに才能なんかあるだろうか?
あるはずがない。しかし、出来ない者は、やはり、さっぱり出来ないのである。
絵画や音楽も、プロにまでならなくても、そこそこは誰でも絶対に出来る。
しかし、大人になっても、小学生並の絵しか描けない者は多いし、音楽となると、歌も演奏もさっぱりで、作曲など夢のまた夢と言う人が多いだろう。
そして、知的な大人ですら、真面目にこう言うのだ。
「僕には絵の才能はないのです」
「私は、生まれつき、音楽は駄目なんです」

では、出来ない者は努力が足りないのだろうか?
それは、ある意味正しいが、アメリカ人やイギリス人が英語を覚えるのに努力なんてしていないし、我々日本人は、世界で最も難しい言語の1つのである日本語を覚えるのにも、やはり、努力なんてしなかったはずだ。

それなら、教育の仕方が悪いのか?著名な美術教師ベティ・エドワーズは、世界的ベストセラー『脳の右側で描け』で、それを強調するし、音楽、その他でも、教育の重要性や教育ノウハウを説く者は多いが、それは、ある程度は、自分達が教育ビジネスをやったり、教育界で偉くなるためである。だって、絵や音楽で教育なんて受けずにプロになった人はいくらでもいるし、まして、そこそこ出来るようになった人で、専門教育を受けたなんて人が、どのくらいいるだろう?
私も、プログラミングの教育なんて受けたことは一度もない。

結論は、2通りの言い方をしないといけない。
なぜ、何かに取り組んで、それを十分にマスター出来ないのか?
根本的には、注ぎ込んだ時間が少ない。
それだけである。
しかし、もう1つ言うしかない。
それは、「興味がなかった」である。
合わせて言えば1つになる。
「興味がないので、時間を注ぎ込まなかった」
これが全てである。

私は、プログラミングをマスター出来ない人を、割と沢山見た。
彼らは例外なく、プログラミングそのものに興味を持っていなかった。
「覚えたら得」「プログラミングが出来たら認められる」「就職出来る」
などと考えてはいるが、プログラミング自体には、本当は興味がないのだ。

興味があるかないかは、歴史を知っているかどうかで完全に判る。
プログラミングの実力がある者は、間違いなく、コンピューターやコンピュータープログラムの歴史を延々と語れる。
絵画の腕前のある者は、少なくとも、絵画の特定分野の歴史にやたら詳しい。
英語が相当出来る者は、アメリカやイギリスの歴史をよく知っている。
私も、プログラミングの歴史を語らせると、何日でも話し続けられるのである。
だが、私は、バスケットボールやスキーの歴史は全く知らない。それらを、別に、嫌ってはいないが興味がないからだ。

興味があれば、実力はついてくる。
そして、興味があるなら、歴史を知っている。
それなら、逆に、歴史を知れば、興味が出る可能性が高い。
考えてみれば、私も、まず、コンピューターの歴史について、読んだり、映像を見て、興味を持ったのだった。
それは、勉強の本ではなく、ロボットアニメやSFであった。
IT業界の大物・・・ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク、ラリー・ペイジらも、例外なくSF好き・・・どころか、凄いマニアであったことが知られている。
これら大物達は、若い時に、『銀河ヒッチハイク・ガイド』や『ファウンデーション』を熱心に読んでいた。
初音ミクさんのお父さん、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は『マジックキングダムで落ちぶれて』についてどこかで語っておられたが、この作品の中に、初音ミクさんのエッセンスのようなものがあるような気もする。
ついでに言えば、私のお薦めは『BEATLESS』である(笑)。













当ブログオーナー、KayのAI書。
紙の本は5月30日発売。Kindle版は販売中。
まずは、拍子抜けするほど易しいテーマを扱ったChapter.1をじっくりやって下さい。
そこで、超優秀なAIツールNNC(ソニー)の基本的な使い方や、AIに問題を解かせる原則を掴みます。
その後、AIを使うセンスを身に付けるため、モンティ・ホール問題等の、面白いテーマを扱っています。
ほぼ全ての実習のためのデータを作れるExcelマクロ(VBAプログラム)を、出版社サイトから無料ダウンロード出来ます。
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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