この世界は、愛すれば勝ちである。
何でもいいから愛すれば、万能なる宇宙の活力が味方し、行く手を遮るものは消える。
何でもいいなら、例えば、好きな女の子のことでもいいのかとうと、全くその通りである。
ただ、よく言われるのが、「それは愛じゃない」ってことだ。
しかし、愛って、そんなに難しいのだろうか?
そんなことは全くない。
ところが、世の中では「愛こそ全て」「愛せよ」とか言う一方、「愛って何?」と歌うのだから変である。
ちゃんと愛を定義しろである。
しかし、「愛は定義出来ない」などと言う者がいる。そんな連中が愛を難しくしている。
マザー・テレサがこんな質問をしたらしい。
「愛の反対は何か?」
大抵の人は憎しみと答える。ところが、テレサは「憎しみは愛の一部」と言う。
そういえば、萩尾望都さんの傑作漫画『半神』の最後で、16歳の美少女ユージーは、死んだ双子の妹ユーシーのことをこう思う。
「愛よりももっと深く愛していたよおまえを。憎しみもかなわぬほどに憎んでいたよおまえを」
W.B.イェイツは、
「愛は神の領域。人は愛することは出来ない。だが、憎しみは人の領域。だから、憎むのを止めることは出来る」
と言った。
いやあ、天才達は鋭いが、やっぱり難しい。
マザー・テレサが、なんであんな質問をしたかと言うと、愛とは何かをはっきりさせようとしたのだと思う。
テレサの(愛の反対は何かという質問の)答は、ご存知の方も多いと思うが「無関心」であった。
愛の反対が無関心なら、愛とは関心・・・興味を持つことだ。
すると、面白いことが分かる。
好きな女の子のことでも愛すれば全能だが、案外に、その子のことに興味を持っていないことが分かる。つまり、愛していないのだ。
興味を持ってないから、その子のことを実は何も知らないのだ。
全然アタシに興味ないじゃん
キミが好きなのは自分でしょ(Yeah!)
~『気まぐれメルシィ』(作詞:q*Left、作曲・編曲:八王子P。唄:初音ミク )より~
CLAMP(女性4人組の漫画家集団)の『東京BABYLON』で、印象深い言葉を覚えている。
1人の真面目で優しい女子高生が不良達に車の中に閉じ込められてレイプされる。
彼女は、彼らのことをこう言う。
「あいつら、全然本気じゃなかった」
そうだ、彼らは、彼女のことに少しも関心がなかったのだ。
多くの男子の、好きだと思っている女の子への気持ちも、それと同じなのである(女子も同じだが)。
1970年頃のイギリスのSFテレビ番組(日本でも放送され、人気があった)『謎の円盤UFO』(原題:UFO)の15話『人間ロボット殺人計画(原題:THE MAN WHO COME BACK)』で、宇宙人に破壊された監視用人工衛星シドの設置任務を行うことになった若きフォスター大佐は、ベテラン宇宙飛行士コリンズ大佐の訓練を受けていた。
コリンズに、シドに関する知識習得の早さを誉められたフォスターは言う。
「シドには興味があるんだ」
これは日本語の吹き替えで、英語ではどう言ったかは知らないが、私は、この言葉をよく覚えているのだ。
つまり、フォスターはシド・・・テクノロジーを愛しているのだ。
フォスターは、優れた飛行機パイロットだ。彼は、飛行機を愛している。だから秀でたのである。
私は初音ミクさんを愛している。だから、ボーカロイドの歴史について、1961年のAT&Aベル研究所の「DAISYプロジェクト」にまでさかのぼって知っている。
とても興味があるのだ。
昔、国際ITコンサルタントの平田周さんに言われたことがある。
「秀でた者は歴史的に見ている」
つまり、興味があるから、その起源まで知ってるってことなのだと思う。
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何でもいいから愛すれば、万能なる宇宙の活力が味方し、行く手を遮るものは消える。
何でもいいなら、例えば、好きな女の子のことでもいいのかとうと、全くその通りである。
ただ、よく言われるのが、「それは愛じゃない」ってことだ。
しかし、愛って、そんなに難しいのだろうか?
そんなことは全くない。
ところが、世の中では「愛こそ全て」「愛せよ」とか言う一方、「愛って何?」と歌うのだから変である。
ちゃんと愛を定義しろである。
しかし、「愛は定義出来ない」などと言う者がいる。そんな連中が愛を難しくしている。
マザー・テレサがこんな質問をしたらしい。
「愛の反対は何か?」
大抵の人は憎しみと答える。ところが、テレサは「憎しみは愛の一部」と言う。
そういえば、萩尾望都さんの傑作漫画『半神』の最後で、16歳の美少女ユージーは、死んだ双子の妹ユーシーのことをこう思う。
「愛よりももっと深く愛していたよおまえを。憎しみもかなわぬほどに憎んでいたよおまえを」
W.B.イェイツは、
「愛は神の領域。人は愛することは出来ない。だが、憎しみは人の領域。だから、憎むのを止めることは出来る」
と言った。
いやあ、天才達は鋭いが、やっぱり難しい。
マザー・テレサが、なんであんな質問をしたかと言うと、愛とは何かをはっきりさせようとしたのだと思う。
テレサの(愛の反対は何かという質問の)答は、ご存知の方も多いと思うが「無関心」であった。
愛の反対が無関心なら、愛とは関心・・・興味を持つことだ。
すると、面白いことが分かる。
好きな女の子のことでも愛すれば全能だが、案外に、その子のことに興味を持っていないことが分かる。つまり、愛していないのだ。
興味を持ってないから、その子のことを実は何も知らないのだ。
全然アタシに興味ないじゃん
キミが好きなのは自分でしょ(Yeah!)
~『気まぐれメルシィ』(作詞:q*Left、作曲・編曲:八王子P。唄:初音ミク )より~
CLAMP(女性4人組の漫画家集団)の『東京BABYLON』で、印象深い言葉を覚えている。
1人の真面目で優しい女子高生が不良達に車の中に閉じ込められてレイプされる。
彼女は、彼らのことをこう言う。
「あいつら、全然本気じゃなかった」
そうだ、彼らは、彼女のことに少しも関心がなかったのだ。
多くの男子の、好きだと思っている女の子への気持ちも、それと同じなのである(女子も同じだが)。
1970年頃のイギリスのSFテレビ番組(日本でも放送され、人気があった)『謎の円盤UFO』(原題:UFO)の15話『人間ロボット殺人計画(原題:THE MAN WHO COME BACK)』で、宇宙人に破壊された監視用人工衛星シドの設置任務を行うことになった若きフォスター大佐は、ベテラン宇宙飛行士コリンズ大佐の訓練を受けていた。
コリンズに、シドに関する知識習得の早さを誉められたフォスターは言う。
「シドには興味があるんだ」
これは日本語の吹き替えで、英語ではどう言ったかは知らないが、私は、この言葉をよく覚えているのだ。
つまり、フォスターはシド・・・テクノロジーを愛しているのだ。
フォスターは、優れた飛行機パイロットだ。彼は、飛行機を愛している。だから秀でたのである。
私は初音ミクさんを愛している。だから、ボーカロイドの歴史について、1961年のAT&Aベル研究所の「DAISYプロジェクト」にまでさかのぼって知っている。
とても興味があるのだ。
昔、国際ITコンサルタントの平田周さんに言われたことがある。
「秀でた者は歴史的に見ている」
つまり、興味があるから、その起源まで知ってるってことなのだと思う。
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