ストレスが心身の健康に悪いことは誰でも知っているだろう。
だから、ストレスをなくすようにしなければならないとか、どうすればストレスを消せるか・・・なんて話がよくある。
しかし、ストレスはあっても良いと思う。
そもそも、思うままにストレスを消すことなど、たとえ王侯貴族でも出来ることではない。
地上の楽園と言われるような土地で暮せば良いかというと、実は、そんな土地ほど陰湿な諍(いさか)いや麻薬中毒者が多いという話もある。それは、デタラメではないと思う。
では、どうすれば良いのかというと、ストレスに慣れることだ。
私の愛読書『夜と霧』で、ヴィクトール・フランクルはこう述べていた。
「人間の適応能力は大きい。どのくらい大きいかというと、無限の大きさだ」
例えば、耐え難い寒さのナチス強制収容所で、虚弱で風邪をひきやすかった者も含め、誰も風邪をひかなかったし、普通の生活では想像も出来ない劣悪な就寝環境で、不眠症だったはずの者が熟睡していた。
ある少女が、シリア内戦下での生活を綴った『わたしの町は戦場になった』では、学校やマンションの近くをミサイルが飛び、実際、近くに落ちて沢山の知り合いが死に、通行人がゲリラに射殺されるという状況で、この、7歳から13歳だった少女は、慣れたという自覚はなくても、毎日学校に通い、熱心に勉強し、良い成績を取っていた。
彼女はまだマシと言っては何だが、直接危害を加えられるという恐怖を味わうことがなかったが、もっと酷い状況にある子供達だって、逞しく生きている。
中村天風は、朝鮮だったか中国だったか忘れたが、日本人だとバレたら通報されて殺されるという状況の地で、その土地の者になり切って生活していたが、そんなストレスの中で長年、軍事スパイとして活動していた。
私は、決して天風が特別と思わない。
その気になれば、我々でも出来ることだ。
上に挙げたようなことに比べ、日本で味わうストレスは、たかが知れている場合が多いのだと思う。
実際、その時は大変なストレスと思っていたのが、後で考えると、その程度で苦しんでいた自分が滑稽に思うこともある。
おそらく、「ストレスがひどいのです」と言う人の大半は、鍛えられた人から見れば、笑止千万に違いない。
そして、そんな強い人になりたいし、なるべきである。
転職や転校をした時、新しい職場や学校ではストレスを感じるが、やがて慣れる。慣れた時には、器が大きくなっているのだ。
新しい車を買った直後は、しばらくは慣れなくて運転にストレスがあるが、慣れれば運転への適応力が増えている。
これらは、ストレスを飲み込み、吸収して、自分の良いものに変えてしまったのだ。
だから、ストレスを感じたら、それを吸収すれば良いのである。
そのためには、「こんなもの平気になってみせる」と誓うだけで良い。
ストレスに強い人間は魅力があり、強く有能で、おそらく、運にも恵まれる。
なぜなら、運は、ストレスをもたらすものの中に存在する場合が多いからだ。
だから、ストレスを厭わなければ、その中に潜む運も手に入れるのである。
逆に、ストレスがありそうなものから逃げてばかりいる者は運を得られないだろう。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
だから、ストレスをなくすようにしなければならないとか、どうすればストレスを消せるか・・・なんて話がよくある。
しかし、ストレスはあっても良いと思う。
そもそも、思うままにストレスを消すことなど、たとえ王侯貴族でも出来ることではない。
地上の楽園と言われるような土地で暮せば良いかというと、実は、そんな土地ほど陰湿な諍(いさか)いや麻薬中毒者が多いという話もある。それは、デタラメではないと思う。
では、どうすれば良いのかというと、ストレスに慣れることだ。
私の愛読書『夜と霧』で、ヴィクトール・フランクルはこう述べていた。
「人間の適応能力は大きい。どのくらい大きいかというと、無限の大きさだ」
例えば、耐え難い寒さのナチス強制収容所で、虚弱で風邪をひきやすかった者も含め、誰も風邪をひかなかったし、普通の生活では想像も出来ない劣悪な就寝環境で、不眠症だったはずの者が熟睡していた。
ある少女が、シリア内戦下での生活を綴った『わたしの町は戦場になった』では、学校やマンションの近くをミサイルが飛び、実際、近くに落ちて沢山の知り合いが死に、通行人がゲリラに射殺されるという状況で、この、7歳から13歳だった少女は、慣れたという自覚はなくても、毎日学校に通い、熱心に勉強し、良い成績を取っていた。
彼女はまだマシと言っては何だが、直接危害を加えられるという恐怖を味わうことがなかったが、もっと酷い状況にある子供達だって、逞しく生きている。
中村天風は、朝鮮だったか中国だったか忘れたが、日本人だとバレたら通報されて殺されるという状況の地で、その土地の者になり切って生活していたが、そんなストレスの中で長年、軍事スパイとして活動していた。
私は、決して天風が特別と思わない。
その気になれば、我々でも出来ることだ。
上に挙げたようなことに比べ、日本で味わうストレスは、たかが知れている場合が多いのだと思う。
実際、その時は大変なストレスと思っていたのが、後で考えると、その程度で苦しんでいた自分が滑稽に思うこともある。
おそらく、「ストレスがひどいのです」と言う人の大半は、鍛えられた人から見れば、笑止千万に違いない。
そして、そんな強い人になりたいし、なるべきである。
転職や転校をした時、新しい職場や学校ではストレスを感じるが、やがて慣れる。慣れた時には、器が大きくなっているのだ。
新しい車を買った直後は、しばらくは慣れなくて運転にストレスがあるが、慣れれば運転への適応力が増えている。
これらは、ストレスを飲み込み、吸収して、自分の良いものに変えてしまったのだ。
だから、ストレスを感じたら、それを吸収すれば良いのである。
そのためには、「こんなもの平気になってみせる」と誓うだけで良い。
ストレスに強い人間は魅力があり、強く有能で、おそらく、運にも恵まれる。
なぜなら、運は、ストレスをもたらすものの中に存在する場合が多いからだ。
だから、ストレスを厭わなければ、その中に潜む運も手に入れるのである。
逆に、ストレスがありそうなものから逃げてばかりいる者は運を得られないだろう。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。