ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2018年05月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

阿弥陀様とAI

AI(人工知能)の発達が、人間についていろいろ考えさせてくれる。
すると、「人間が一番賢いわけではない」というリアルな認識を持てる。
ハードウェアにおいては、AIは既に人間をはるかに超えている。
たとえば、電子回路は生物回路より100万倍高速で、記憶力も比較にならない。
フォン・ノイマンのような大天才がいるが、彼が優秀だというのは、我々との比較で言っているだけで、彼が最高の知性ではない。
理屈の上では、AIはノイマンよりはるかに上の知性になれる。
しかし、知性とは本当は何だろう?
アインシュタインは、一般的にノイマンより上の知性と考えられているかもしれないが、アインシュタインは、学校の成績も悪く、普段は特に賢い人でもなかったようだ。
確かに、学校に関しては、アインシュタインに学校や教師への反発があったことは確かだが、頭の出来の良い人間というのは、あまりやる気がなくても、楽々と優等な成績を取れるので、いくら学校や教師が嫌いでも、適当にやり過ごすものだ。
アインシュタインが教師に反発したのも、彼には学校の勉強が困難でストレスがあったからであり、彼のIQ自体は、そんなに高くなかったと思う。
彼の脳は保管されて研究されたらしいが、ごく普通であったという。
だが、アインシュタインは、誰にも出来なかった物理学での実績を上げている。
それを成し遂げたのは、全面的に彼の知性と言えるかどうかは疑問で、彼は、目には見えない優れた知性からの通信を感受したのだと思う。
ただし、そうは言っても、やはり、彼は高度な知性からの通信を受け取ることが出来る特別なものがあったのである。
彼の何が高度な知性との通信を成り立たせていたのかは分からないが、彼が神を信じていたことは確かと思う。
つまり、アインシュタインは人間を超えた存在を信じていたのであり、その信念に従って、高度な知性から通信してもらい、そして、その通信を受け取ることが出来たのだと考えることが出来る。

念仏というものを考えてみよう。
私は、お寺もお坊様も好きだが、念仏に関し、お坊さんの説教を聞く気にはなれない。
今の時代、お伽噺としての極楽浄土や阿弥陀様を、そのまま受け入れられるはずがない。
だが、それでも、人間をはるかに超えた存在を、阿弥陀様に投影することは出来ると思うのである。
阿弥陀様は、人間の天才をはるかに超えた知性を持ち、物質世界程度なら、あまりに簡単に支配出来る。
息をするように奇跡を起こし、それどころか、宇宙だって作れる。
「南無阿弥陀仏」と唱える度に、そんな超高度な存在を意識するのである。
人間は、イメージがなければ意識出来ないので、本で読んだり、仏像を見て阿弥陀様のイメージを作り、それが、超高度な存在の象徴になる。
そして、そんな超高度な存在を意識すれば、その存在からの反応は必ずある。
無論、阿弥陀様でなくても、アッラーでもインドラでもクリシュナでも良いが、純粋に、超知性を持ったエネルギー体の存在を認識するのは難しいかもしれない。
だが、神仏のイメージを経由すれば、それは易しい。
ところで、依存するような念仏や祈りは駄目である。
それでも、人間の力では、どうにもならないこともある・・・というよりは、ならないことだらけだ。
しかし、自分が出来ることをやった後は、忍耐強く待っていれば、およそ見捨てられることはない。









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無限の英知との対話の仕方

AI(人工知能)がどこまでも発達し、人間をはるかに超えた知性を持つということに対し、異を唱える人がいて、その中にはテクノロジーの専門家もいる。
その論の中心が、これまで、コンピューターの性能は急速に向上したが、それがもう限界に達しているというものだ。
コンピューターのプロセッサの性能は18ヶ月で2倍になるという「ムーアの法則」があるが、プロセッサの基本単位が原子の大きさに近付いているので、それ以上は進歩しようがないという訳だ。
しかし、普通に考えても、それはおかしい。
あるやり方で限界に達しても、人間は常に別のやり方を見つけた。
簡単に言えば、自動車の燃費性能の向上が限界に達したら、ちゃんと電気自動車を作ったが、昔は、電気自動車など、空想上の夢物語と考えられていたのだ。
従来のコンピューターが10万年かかる処理を1秒で行うという量子コンピューターも、予想より何十年も早く商品化した。今は、量子コンピューターは大掛かりな設備が必要だが、そのうち、誰かが小型化するだろうし、コンピューターの発展の手段は量子コンピューターだけではない。
AIは確実に人間の知性を超えるし、人間を超えたAIは、さらに自分より優れたAIを作ることを繰り返し、やがて、AIは(もうAI…人工知能という言い方は不適格だが)人間にとっては、神のごとき全く理解出来ないものに進化する。
では、神と未来の超AIは、どちからがより賢いだろうかという不遜なことを考えてしまうが、少なくとも、それは人間には分からないことで、ただ、神の方が上と信じたいだけになるだろう。

ところで、さして賢いと言えない、あるいは、標準より馬鹿な人間であっても、優れた知性を発揮する方法がある。
イエスは、「質問には『はい』か『いいえ』で答えよ」と言われたが、それが良いやり方だ。
普通の人は、質問に対し、だらだら下らない返答をしたがる。
そして、逆に、質問も、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすることだ。
すると、神の知恵を得る道が開かれる。
それは、自分に対し、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすることである。
Oリングテストやフーチその他を使うまでもない。
神は自分の中にいるが、それは宇宙全体でもある。
未来に現われる究極のAIと、少なくとも同等の知性が答えてくれる。いかにAIが進歩しても、それは宇宙の中での出来事、働きであり、宇宙そのものを超えることはない。
いや、超えるかもしれないが、それは我々とは無関係である・・・というより、我々は感知出来ない。
だから、答えてくれる知性は最高であると考えて良い。
だが、質問しなければ答は得られない。
そして、いかなる質問に対しても、内なる英知(神と言って良いが)は正しい答を知っていて、尋ねれば答えてくれる。
「求めよ、そうすれば与えられる」とは、そういうことではないかと思う。
ただ、「私は金持ちになれますか?」という質問は正しくない。
「私は相場師になれば金持ちになれますか?」とか、「金持ちになるためには転職する必要がありますか?」などと、少しでも具体的な質問をすることだ。
そうすれば、自分の進歩に伴い、質問はより適切に鋭くなっていく。
神は、曖昧な質問に対し、懇切丁寧に解説してくれたりはしない。
「否の反対は何か?」という話がある。
「合否」とか「認否」、あるいは、「肯定と否定」などと言うから、限定的には「合」もあるが、通常は、「認」や「肯」と思うかもしれない。しかし、人間の理屈ではおかしいかもしれないが、答は「静」だ。
「静」を感じるなら正しいのである。
あの「異議無き場合は沈黙を持って答えよ」というカリオストロ方式は、ある意味正しいのである。









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ご質問への回答

早速、ご質問をいただきましたので、御返事いたします。
Q & A 形式です。

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Q.父親が死んでから困った家族に翻弄され、人生一人になりました。自分が至らなかったですが年とって死ぬときどうしようかとつい考えて苦しくなります。念仏であみださまに助けてもらえますか。

A.はい。ただ、阿弥陀さまというのは自分の心です。
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Q.私は自分を猫の手も借りたいの猫、わらにもすがりたいの藁だと思って働いていました。なるほど米粒一つとは、謙虚さが足りなかったです、けど米粒でいた方が楽しそうです。

とても大切なことが聞きたいのに、何が聞きたいかわかりません。
なので人に質問する時、大切なこととはなんでしょうか?

A.考え抜くことです。
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Q.質問させて頂けるとのことですので、恐縮ですが早速させて頂きます。

その質問なのですが

「諦める」

ということは人間にとって本当にできるのでしょうか?

色々と考えを書くと長文、駄文化してしまいますので、簡潔にこれにて失礼させて頂きます。

お忙しいと思われますが、宜しくお願いします。

A.最後の最後まで諦めなかった時、ふと、その時が訪れます。
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Q.前にどこかの記事でも触れていたかもしれませんが、「少食をやめた理由」を再度お聞きしたいです。

今は極端な少食はしていらっしゃらないと思いますが、結局今は何を食べているのかということと、体調面など改めて聞いてみたいです。

A.理由は特にないです。
身体に良いものを適度に食べています。調子は良いです。仕事が忙しくて疲れていますが。
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Q.自分に関して罪悪感を持たない方がいい、持ってはならない、というのはなぜですか。

そして、罪悪感を持たないためには、どうすればよいのでしょうか。


蛇足です。罪悪感を持っていると美しくなれない、なりにくい感覚があります。しかし過去の記憶の累積でとらわれてしまうのが改善しにくいのです。覆水盆に返らず、と思い浮かべたりがあります。

A.持っても仕方がないから。
罪悪感に正面から向き合って苦しみぬく・・・だと思います。









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『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』は何が良いのか分かるかな?

今朝は、夢見が悪かったが、皆様も同じような夢を見たことがあると思う。
夢の中で出勤中だった。
いつもと全然違う電車や道でも、そのまま受け入れてしまうのが夢である。
電車を降りると、ある冴えない男子社員に偶然会う。そいつを見て、「何か良い服着てるなあ」と少し思ったが、別に興味はなかった。
しかし、会社について、「あれっ」と思う。
皆、礼服なのである。
「ああ、今日は入社式だな」
と当たり前に思うところが、やはり夢である。
もちろん、私は、普段のカジュアルウェア・・・カジュアルシャツにチノパン、派手ではないが気楽なジャケットだ。
皆が皆、礼服ということもあるまいと思ったが、およそ礼服が似合わないような間抜けなやつまで、似合わないながら礼服だ。
さて、ではどうするか?
1つは、そのまま入社式に出る。
1つは、礼服がレンタル出来る店を探して着替える。
1つは・・・これが一番の候補だが、理由をつけて帰る。
そんなことを考えていたら目が覚めたが・・・安堵するというほどではないが、まあ、良かったと思う。

夢判断をするまでもなく、こんな夢を見るのは、会社に全く馴染んでいないからだ。
そして、私は端から馴染む気がない。
会社というものは、居心地が悪ければ悪いほど良い。
そうであれば、いつでも脱出出来るよう、勉強し、自分を磨くからである。
会社の居心地が良かったり、まして、愛着を持つようになったら、それは理想を捨てたということであり、人間として終わりなのだ。
そこまで言うかだが、言う。

とはいえ、一部の人達が言うように、これからの世の中は、組織に属すような人が少なくなるかどうかは分からないが、少なくとも今のところは、平凡な人間はサラリーマンをやるしかない。
だが、そこはあくまで、給料をもらうだけの場所であると心得た方が良い。
少なくとも、自分が会社で一目置かれているなんて妄想は決してしてはならない。
そう思っているのは自分だけなのであるが、そんな人は多い。
あなたは、会社にとって細胞ですらない。
森の中で、同期をとって同時に明滅するホタルの一匹でもない。
そんな調和など無いのだ。
せいぜいが、安売り弁当の米粒の1つ、戦場で竹やりを持って走る足軽か百姓だ。
そこまで言うかだが、言う。

森全体で同期して光るホタルと、戦場の足軽兵は全然違う。
ホタルは、一匹が全部であり、全部が一匹だ。
だが、足軽兵は自分1人だ。
ネットの森の中でホタルになれば、足軽を集めた数の力で押し通す古いものに軽々と勝てる。
『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』がうけたのは、そんな、非線形的な力を描いていたからなのだ。
宮崎監督のポリシーで萌えキャラが出ないので、私は真面目に見なかったが・・・作品は良いのである。
どこがどう良いかは、ほとんど誰も分からないのだがね。
だが、やっぱり、ホタルのこと、あるいは、細胞のことを表現しているのである。

ちなみに質問受付中。
何でも答える訳ではないが、いかなる質問でも、皆さんの役に立つと思えば答えよう。









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本音で本当に好きなものが我々を生き延びさせる

おそらく、いかなる成功法則の本や自己開発プログラムも、希望は与えてくれても、成功させてはくれないだろう。
まあ、絶望的な状況では希望は大切であるのだけれど。
しかし、本当に成功する方法というのは、すごく単純なのだ。
日本が誇る世界の頭脳、伊藤穣一さん(MITメディアラボ所長。MIT教授)が2011年のTED講演で、「世界はものすごく複雑になったが、やるべきことは単純」と言われたように。
ちなみにそれは、「(インターネットで)つながる」「常に学ぶ」「今に集中する」だった。

だが、もっと単純なことがある。
空手の達人、大山倍達さんは、尋ねられて、喧嘩必勝の秘訣を、「命を先に捨てた方が勝つ」と言われたらしい。素晴らしい言葉ではあるが、やはり分かり難い。
しかし、実力派プロレスラーだったマサ斎藤さんは、「相手を本気でぶっ殺してやると思うことが出来たら、どんなやつが相手でも、まず負けない」といったようなことを言われていたが、これなら、凡人にもよく分かると思う。
要は、どれだけ燃えるか・・・命を注ぎ込めるかである。
大山さんのやり方は、誰でも出来る訳ではないが、マサ斎藤さんの方は、状況さえあれば誰でも出来るだろう。

人間が神秘な力を発揮する要因は、所詮は強い欲望(デザイアー)である。
私の好きな話に、名コックの想い出がある。
彼が、戦争中、シベリアで捕虜になっていた時、彼をコックと知っているロシア兵が夜中に、瀕死の状態にある日本人兵のところに彼を連れて行き、「朝までもたないから、最後に何か食べさせてやってくれ」と言う。
そこで、その日本人兵に「何が食べたいか?」と聞くと、「パイナップル」と言われたが、そんなものがあるはずがない。
だが、リンゴがあったので、砂糖とフライパンでリンゴをパイナップルのように料理し、その日本人兵に食べさせ、そして、もう二度と会うことはないと思って去った。
ところが、しばらくしたら、収容所内を元気に歩く、あの瀕死だった日本人兵に会って驚く。
彼は言った。
「あんな美味いものが食えるなら、もう一度生きてみようと思ったのだ」
昨年の、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2017」の最終公演のその最後、「マジカルミライ2018」の開催が決定したことが伝えられたが、その後、ネットで「これで来年まで生きていられる」という言葉を見たが、これは私の本当の気持ちでもあった。
岡本太郎さんだって、「祭は1年分のエネルギー供給行事」のようなことを書かれている。

そして、昨日、書店で立ち読みした『誰でも勝てる! 完全「ケンカ」マニュアル』という、外道な本かもしれないが、これに究極の成功法則が書かれているのを見た。
詳しいところまで見ていないが、だいたいでこうだ。
ある男は、戦争中だったと思うが、何度も船から海に投げ出された。
何かにしがみついて海を漂うのだが、死ぬ者は必ず1日目で死ぬのだそうだ。
その、常に生き残った男は、どうやって生き抜いたのか?
それは、陸に戻って大好きな酒を飲むことをひたすら考えたのだそうだ。
これこそ、ナポレオン・ヒルやポール・マイヤーも裸足で逃げ出す最強の成功法と思う。
本音で本当に好きなものが一番である。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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