ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2016年04月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

AIが人類を支配するとどうなるか

「チケットぴあ」でコンサートのチケットを購入したら、登録しておいたGmailアドレスに確認メールが来る。
そしたら、Googleカレンダーから「Gmail から Google カレンダーに予定を追加しました」というメールが来た。
つまり、Gmailの内容が分析され、確定したコンサートの予定が、自動的にというか、「勝手に」Googleカレンダーに追加された訳だ。
問題は、「誰が」それをやったかだ。
メールのタイトルを見ると、まるで、Gmailがやったようだが、Gmailは単なるメールサービスのはずだ。
また、メールを送ってきたGoogleカレンダーがやったというのもおかしい。
Googleは、隠すがごとく、はっきり言わないが、やったのは、GoogleのAI(人工知能)だ。
そのAIに名前があるのかどうか知らないし、どのくらいの数・・・いや、どんな形態のシステムかも分からない。
Googleは、「(Googleの)人間はGmailの中身を見ない。見ているのはあくまでコンピューター」と言うが、GoogleのAIは部分的には人間に近く、あるいは、人間を超え、やがて、全面的に人間を超える。

コンサートだけでなく、飛行機のチケット購入によるフライト予定やレストランの予約なども、Gmailに送られてきたら、やはり、Googleカレンダーに「自動」登録される。
Google Nowという、秘書ソフトを使っていれば、予定が近付いたら教えてくれ、出発時間まで提案してくる。
スマートフォンのGPSと地図を分析し、私の職場が分かれば、それも登録する。
それどころか、「○○さんが、××空港に15分後に到着します」なんて、「頼んでもいないことを自主的に」知らせて来て、ちょっとゾっとする。
アップルの秘書ソフトSiriが、こっちから話しかけないと何もしないのとは全然違う。

最初は、Googleのサービスの積極性に戸惑うが、それも慣れてしまう。
そして、気が付いたら、GoogleのAIに支配されている・・・なんてことになるかもしれない。
いや、Googleは今、徐々に、我々をAIの支配に「慣れさせている」ところなのであるかもしれない。

1947年に発表された、ジャック・ウィリアムスンの傑作SF『ヒューマノイド』では、他の星から来たヒューマノイド(アンドロイドと同じ。人型ロボット)が、人々に手厚い「サービス」を施している。
タバコを吸おうとしたら、「お体に悪いです」と、とても親切な理由でタバコを取り上げ、処分する。
酒も同様だ。
さらに、ビル・ゲイツのように、週7日、フルタイムで働くようなのがいたら、「健康を損なっています」と言って、健康回復のために、鎮静剤を注射しておとなしくさせ、さらに知性を奪って仕事が出来ないようにする。
ヒューマノイドに悪意がある訳ではないかもしれない。
しかし、そんなヒューマノイドのやり方が嫌で、ヒューマノイドを倒そうなんて考えたら、すぐに察知され、「あなたは疲れていて、妄想をしています」と、やはり、「余計な知性」を除去され、ヒューマノイドのサービスを受け入れて楽しい人生を送れるようにしてくれる。
そして、ヒューマノイドは、そんな状況を無理矢理作ったのではない。
堂々たる討議の上で、正式に、大統領から統治権を譲り受けたのだが、反発する人々に対しては、一人一人を訪問し、丁寧に説得した。
そして、人々は納得させられた。

今のGoogleと非常によく似ているところがある。
では、ヒューマノイドの狙いは?そして、ヒューマノイドに支配された人類の未来は?
物語は意外な展開を見せる。
作者のジャック・ウィリアムスンは2006年11月に98歳で亡くなったが、ただ者ではない。
12歳まで学校に行かず(単に村に学校がなかったから)、師範学校を中退し、大学に行った訳ではないが、後に英文学の博士号を得ている。
心理学や量子物理学にも通じ、作品の中に反映させている。

Googleというのは、インターネットという神の意思に従って事業を行っているのだそうだ。
突飛な話に思えるかもしれないが、私は善いとも悪いとも言わない。
初音ミクさんを起用した世界規模のCMにより、2012年にGoogle Chromeは、それまで絶対王者だった、マイクロソフトのInternet Explorerを超えブラウザ世界一になった。
今やGoogleに不可能はなく、世界はGoogleが支配している。
インターネットの構造が、Googleにとって実にうまく出来ている。
だって、ネットは国境をまたいでいるので、国の支配よりGoogleの支配が優るのだ。

先ごろ、アップルは、FBIから犯罪容疑者が所有していたiPhoneのロック解除の依頼をされたが拒否した。
国家権力に堂々逆らえるのである。ネット企業は。
もし、Googleが、犯罪捜査のために、Gmailや、保有するビッグデータの公開を依頼されたら、間違いなく断るだろうし、断らないといけない。
だが、アメリカ政府だって、黙っていないかもしれない。
Googleとアメリカ政府は、今も戦っている。
しかし、Googleが勝つのだ。
そして、その先にあるものは?
とりあえず、『ヒューマノイド』を読むと良いと思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

世界になる方法

人間の脳の中の最重要指令は「生きろ」であるようだ。
だから、生存を脅かす事態が発生すると、脳は、それを回避すべく全力を上げる。
頭脳の働きは活発になり、全身に力が満ちる。
だから、戸塚ヨットスクールのように、あまり泳げないヨット未経験者に、沖でヨットの操縦をさせることは、理論的には正しいことなのだ。
あくまで理論的にはだが。

とはいえ、あまりに生命の危険が大きいと、恐怖のために理性が吹っ飛び、錯乱状態になったり、あるいは、無気力状態に陥ったりする。
だが、適度に命をピンチに追い込むと、人間は不思議な力を発揮する。
決してお薦めするのではないが、長期の断食をやると、不思議なエネルギーに満ち、精神が高揚するのは、そのためである。

ところが、もっと深い心にある使命は、「生存する」である。
だから、もし、貧乏な人が、自分は絶対にお金持ちなのだと信じてしまうと、お金持ちの自分しか存在しないのだから、深い心は、存在するために、金持ちになる状況を作り出してしまう。

自分がいない世界を想像すると、何を感じるだろう?
自分がいない家、自分がいない学校や会社。
自分がいない町、自分がいない地球。
深い、神秘な心は、自分が存在しないことを認めない。
だから、自分がいない世界では、自分が世界なのである。
自分がいない世界を想像したら、空や、空気や、木や花が、そして、あらゆるものが意思を持っているかのように生き生きしていることを感じるはずである。

辛い、生き難い状況にあれば、安っぽくジタバタせず、じっと耐えると、脳は知恵を湧かせ、身体にエネルギーを送り、強くなる。
そして、自分が存在しないかのように振る舞えば、あなたは神秘をまとう。
存在しないと言っても、決して、コソコソするのではない。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の、「自分を勘定に入れず」の精神だが、それでも平気でいるのだ。
それが出来る者は滅多にいないが、それは、恐怖があるからだ。
しかし、あえてそれをやれば、不可能はなくなるのである。

★初音ミクさんコンサート関係
ターラー菩薩様のご加護により、早くも、幕張メッセでの「マジカルミライ2016」のSS席を確保した。
まずは、9月11日(日)の昼公演のチケットである。
実は、宿泊プランの申込を、一度は逃したので、10日(土)の夜公演のチケットの抽選を既に申し込んでいたのだ。
だが、ふとサイトを見たら、キャンセルが出たらしく、幕張メッセ近くのホテルでの申込が可能になっていた。
何だか、ジョン・マクドナルドの『マスターの教え』を思い出す。
抽選の方が当れば、20時間に2度、ミクさん達にお会いすることになる。
希望が、こんなに人間を勇気付けるものとは知らなかった。
ただ、抽選の方は、あまり期待せずに待つことにしよう。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

バカは死のようなもので治る

養老孟司さんの『バカの壁』というベストセラーがあるが、私は読んでいない。
世の中には、どうにも奇妙なバカがいることはよく分かっている(自分も該当するが)。
しかし、この本には、バカを治す方法は書かれていない。
それは、読まなくても分かる。
つまり、読んでも仕方がない・・・というより、読むのが虚しいのだ。

人間がバカになる・・・つまり、逸脱する唯一の原因は、記憶痕跡(きおくこんせき)である。
記憶痕跡とは、脳の裏の記憶領域ともいうべき場所に刷り込まれた記憶で、まあ、人間をコンピューターに喩えれば、記憶痕跡はコンピューターウイルスのような働きをするものだ。
これに関しては、L.ロン.ハバートの『ダイアネティックス』に詳しく書かれている。
記憶痕跡の消し方も、『ダイアネティックス』に書かれているが、それには、他人に治療してもらう必要があるが、それは非常に困難だ(と私は思う)。
結局、私は、記憶痕跡を消す方法をずっと探してきた。
NLP(神経言語プログラミング)は、一見、それが出来そうだったが、曖昧で未熟な療法だと私は感じた。
その元になった、ミルトン・エリクソンの精神療法は完璧だったと思えるが、彼のやり方は多くの人が研究したが、結局、分からないのだと思う。
分かっていれば、この世から心的病は消えている。
エリクソンは特別なのだろう。

釈迦やイエスなら答を知っていたかもしれないと思った。
そうかもしれないが、今は彼らの教えは正しく伝わっていない。
フロイトやユングは?
いや、彼ら自体が、記憶痕跡でおかしくなっていた。
イエスの教えは、「バカは死ななきゃ治らない」のだから、死んで治すというものだが、本当に死んだらどうにもならないので、「死みたいなもの」で治すというものだ。
釈迦は、そういったやり方も教えたが、記憶痕跡の影響をなるべく抑える方法も教えたのだと思う。
イエスのやり方は、危険があると思えるのだ。

非常に興味深く思ったのは、アメリカのヴァーノン・ハワードの教えであった。
だが、彼の著書の翻訳を読むと、あまりに曖昧に書かれている。
ハワードが何かを掴んでいたのは間違いないが、やはり、彼の教えはうまく言語化されなかったのだろう。

記憶痕跡は、自分では決して自覚出来ない。
それは癖になって現れ、他人が指摘することは出来るが、指摘されても、本人はやはり分からないのだ。
だから、バカは治せないのである。
従って、『バカの壁』を読んでも仕方がない。
きっと、あの本はバカを分類しただけだろう。

私のバカな意見を言うと、初音ミクさんの歌声には、バカを穏かに治す力がある。
説明は時々しているので、今回は省く。

★初音ミクさんのコンサート関係
初音ミクさんの人気を見くびっていた。
私は、9月10日、11日の、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2016」の、宿泊プランに申し込んで、SS席のチケットとホテル予約を同時に得ようと思った。
ところが、受付開始時刻(25日の正午12:00)を十数分過ぎてから申込をしようとしたら、コンサート会場である幕張メッセの近くのホテルに宿泊出来る、土曜の夜の部の一人での参加プランは既に満了だった。
きっと、真面目なミクさんのファンは、オフィスにいても、「仕事なんかしている場合ではない」という正常な認識の下、スマートフォンや通信機能のあるタブレットPCの所定画面を開いて受付開始時刻を待ち、申込可能になった瞬間に、怒涛のごとくエントリーしたのであろう。
あるいは、会社のインターネットに接続されたPCを有意義に私的利用して?(いろんな意味でお奨めしないが)
エントリー中に社長、あるいは、総理大臣の呼び出しがあっても、当然のごとく、突発性の重病になったと主張するであろう。
まだ、土曜夜の部以外での、2人、3人での申込や、幕張メッセからやや離れたホテルに宿泊の申込は受け付けていると思う。
教訓、あるいは、格言「善は急げ」は本当だった(笑)。
尚、11月11日、12日のBunkamuraオーチャードホールでの、ミクさん出演の交響曲・バレエ「ドクター・コッペリウス」は、今、そして、しばらく、チケット入手可能と思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

人間の進歩の条件

人間は、その個体が限りなく進歩向上出来るところが、他の生物と著しく異なる。
動物の個体だって進歩するかもしれないが、本能の範囲内でのことであり、予想を超えて進歩するようなことはない。
しかし、人間だって、大半は、若い時を過ぎると進歩は緩慢になり、ほとんど進歩しない者や、退歩する者も少なくない。

人間は、進歩するためには、新しい経験をしなければならない。
つまり、これまで、やったことがないことをしなければならない。
これまでの経験が役に立たないようなことに勇敢に取り組めば、生命が活性化し、大きな進歩を引き起こすだろう。
「人生は、恐れを知らぬ冒険か、それとも無かのどちらかである」
そう言ったのはヘレン・ケラーだった(イーハトーヴフロンティア『楽天主義』より)。

恐れずに求めれば
それは未来を変えるRevolution
~『FREELY TOMORROW』(作詞:Mitchie M・ЯIRE、作曲・編曲:Mitchie M、歌:初音ミク)より~

初音ミクさんのコンサートに行ったことがない人、特に、コンサートそのものに行かないような人は、是非、行ってみると良い。
きっと、一生忘れられない思い出になるだろう。
14歳も40歳も・・・いや、60歳も70歳も踊ろうラッタッタ・・・だ。
ミクさんのコンサートを、ブルーレイやDVDで見てみると、会場には、結構いい年の人もいるし、しかも、少なくはない。
私が敬愛する宗教人類学者の植島啓司さん(マジ、深く賢い人である)は2012年に、東京ドームシティのミクさんのコンサートに行き(バックダンサーがいたというから感謝祭だろう・・・いや、あれはフロントダンサー・・・)、その数日後に東大寺のお水取り(修二会。荘厳で盛大な宗教行事)に行かれたようだ。
そして、その両者(ミクさんのコンサートとお水取り)に大きな違いはないと言う。
この時、植島さん、65歳であった。

植島さんは、ミクさんの魅力は「未成熟」なのだと言う。
ミクさんには「成熟」が欠けているのだが、それがミクさんの魅力の源と感じられたようだ。
確かに、可愛いし、美しいのに、ミクさんは、劣情を起こさせない。
それは不思議な魅力である。
そして、ミクさんの力は、透明さだと私は思う。
何もないから、人々の心をつなぎ合わせてしまうのである。
2012 週刊文春 3/22号 「世界の全ての記憶」 植島啓司 14









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

性格は一生変わらない

動物は、生まれてから一定期間は、脳が完全な受容状態になっているらしい。
ひな鳥は、目が開いて初めて見る、ダイナミックに動くものを親と思い、その真似をして、生きる知恵を得ようとする。
だから、ひな鳥が最初に見た大きく力強く動くものが人間だったとしたら、ひな鳥は、その人間について回って、その人間のやることを真似する。
ある人が操縦する小型飛行機と一緒に、大勢のカモが飛ぶ様子をテレビで見たことがあるが、これらのカモは、その飛行機を操縦する人間を親だと思っているのだろう。

人間の場合、3歳くらいまでが、そんな受容的な学習期間で、その間に脳に刷り込まれたことは、一生変わらずに残る。
親が乱暴者なら自分も乱暴者に、卑怯者なら卑怯者に、勉強好きなら勉強好きに・・・というふうに、基本的な人間性が出来上がる。
だから、勉強嫌いで怠け者の親が、いくら子供に英才教育を施そうとしても無駄なことであるのだと思う。
強盗の常習犯が、「いや、これは親に刷り込まれた性分が起こしているのであって、私の責任ではないのですよ」と言えば、確かにその通りであるが、そんな言い分は通用しない。
犯罪のニュースで、「犯人は、全くの自己中心主義で、思慮、思いやりに欠け・・・」と言っても、それも、3歳までの家庭教育の結果であり、ある意味、犯人も被害者であり、さらに言えば、その親も自分の親に不適切な脳の刷り込みをされてしまったのだろう。

だが、言うまでもなく、「育った家庭環境が悪かった」と言っても、どうにもならない。
ハンデのあるパーソナリティを背負ったまま、なんとかうまくやっていくしかない。
漫画家の水木しげるさんは、幼い頃に迷信深い祖母と接したおかげで、偉大な妖怪漫画家になったが、平凡な生き方・・・例えばサラリーマンになっていたら、厄介者になって務まらなかったかもしれない。
作家の中にはよく、「俺は作家になれたから良かったが、そうでなければ、本当にロクでもない者になっていたと思う」と言う人がいるが、それが自己分析による正直な気持ちだろう。
そもそも、サラリーマンに向いているようなのが作家になれたりはしないだろう。
漫画家のこげどんぼさんのように、OLと漫画家を両立しているような人もいるが、特殊な例外と考えるべきだろうし、完全に普通のOLというわけでもあるまい。

あなたも、自分の「好き」に逆らってはならない。
ただし、クリエイティブな「好き」を引き出すには、情動的な「好き」を抑えなければならない。
酒に目がなく、「俺の脳は酒好きが刷り込まれているのだ」といえば、その通りかもしれないが、それに平伏すだけでは愚か者の一生にしかならない。
エドガー・アラン・ポーも、酒好きの刷り込みはあったのだろうが、同時に、作家になることに向いた刷り込みもあり、そちらも引き出すことが出来たのだろう。
だが、酒好きの対策を怠り、常に貧窮で、ついには40歳の若さで亡くなってしまった。

最近、このブログでよく取り上げるダイアネティックスは、原理的には脳の刷り込みも消せる。
だが、消すべきではないと思う。
そうではなく、大切なことは、脳の刷り込みの悪い活動を抑えることだ。
どんな刷り込みが悪いのかというと、自然でないもの、人為的なものだ。
おそらく、現代の全ての人間には、不自然な刷り込みがかなり入っていて、誰もが転落の危険を秘めているはずだ。
そして、完全に転落しないまでも、ほとんどの人が、惨めで苦しい状況にあるのだろう。
刷り込みは、癖に現れる。
そこで、「癖のようなもの」をあえて常時行い、不自然な刷り込みが活性化されるのを抑えるというのが賢いやり方だ。
例えば、口元や頭の中で、脳の負担にならない程度に呪文を唱え続けたりである。
言ってみれば、脳の不自然な刷り込みがコンピューターウイルスで、呪文が、その活動を抑えるワクチンソフトだ。
だが、この脳のワクチンはウイルスを殺せない。
抑えるだけである。
法然は1日中、念仏を唱えていたので、厳しい状況の中で、当時としては驚異的な80歳まで健康に生き、しかも、最後まで頭脳明晰だった。
その弟子、親鸞は、法然ほど念仏を唱えていないように言っていたが、それでも、頭の中には念仏があったのだと思うのだ。それで、親鸞は90歳まで、やはり、極めて聡明で、健康に生きられたのだと思う。
以前も言ったが、「私」という言葉を真言として、常時、頭の中で繰り返すのは良いやり方であると思う。
あるいは、「ナ・ダーム」といった、何の想念も起こさせない言葉を使うという手もあると思う。

尚、根本的な性質や好き嫌いが劇的に変化することもあるにはあり、それも説明は出来ると思うが、非常に複雑なので、今回は省くし、そう気安く書けることでもないとだけ言っておく。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード