職場のダメ男君にまた登場願う。
しかし、このダメ男君は、私やあなた、それに、一般の人の状況だと言えば、見る価値もあると思う。
30歳も過ぎて、仕事の特技が何もないダメ男君。
一応、パソコンは使えるようので、私が日頃、このブログでもよくお奨めしている、Excel VBA(マイクロソフトExcelに標準搭載されているプログラミング言語)の勉強を、以前に勧めていた。
それからしばらくして、「勉強してるか?」と聴くと、「やってる」と言う。
それで、「何やってるの?」と聴いてみたら、Officeスペシャリストの資格試験の勉強してると言う。
私が、
「学生や主婦じゃあるまいし、そんなことやっても何の役にも立たない」
と言うと、彼は、
「あなたがくれたVBAの本は、さっぱり分からないです」
と言う。
私は、VBAの中でも、おそらく最も易しい本である『入門者のExcel VBA』(ブルーバックス)を、彼にあげていたのだった。
この彼の言い分で、私は、ダメ男君が、30も過ぎて学生気分であることを再認識しなければならなかった。
「当たり前だ。すぐに分かるようなことをやっても仕方がないだろ」
私がこう言うと、彼はキョトンとしている。
アホらしいと思いつつ、私は続けて説明しなければならなかった。
「君が読んでスイスイ分かるようなことは、誰でもできるってことだろ?そんなことできたって、何のアピールにもならない。他人に差をつけることなんかできないじゃないか?ちっとも、自分が特別だって言えないじゃないか?」
ダメ男は黙って聴いている。
「ほとんどの人達が自分にはできないと思ってやらないことをやるからこそ、人に優るようになる。そんなことを特技とか、専門性とか言うのじゃないのか?」
私は日頃、彼には、「専門性のないやつは誰にも相手にされない」「今はまだ30そこそこだからいいが、このまま40、50になったら辛いぞ」と言ってやっているのだった。
彼は、「それはそうです」と言い、表情からも、少しは納得した様子のようだ。
「そのOfficeスペシャリストだったか?それも悪いことはないが、結果が分かっている(失敗はあり得ない)ことをいつまでもやっても、レベルが上がらない。そうだろ?」
彼はうなだれる。
そして、私は、
「一度読んで分からなくても、何度も読めば分かってくるのだ」
と言ってやったが、そこでダメ男君の甘さがまた出てしまった。
ダメ男君は、
「何度も読めば分かるのですね?」
と、まるで私に、「言ったことに責任を持ってくれますね」という意図が見え見えな確認をする。
私は呆れて、
「分からんよ、そんなこと」
と言うと、彼はまた、キョトンとする。
どう言ってやれば良いか分からないが、余計と思いつつ、
「人に保証なんて求めるな。保証されたことばかりやろうとするから駄目なんだ。保証なんて何もない・・・そんなことをやり遂げてこそ、自分に値打ちが出るんじゃないのか?どうなるか、先のことなんてさっぱり分からない。そんなことだけが面白いはずなんだ。そう思わないなら、もう老人だ」
と言ってやった。
ところで、、私は明らかなミスをしていた。
分かるだろうか?
勉強の本は彼に自分で買わせるべきだったのだ。
自分で買った本でなければ、本気で勉強をしないものなのだ。
読まれていて、私が、何偉そうなことを言ってるのだろうと思う人もいると思う。
しかし、実は、私は、彼に言っているようでいて、実は自分に言っているのだ。
困難そうで、自分の力に余るように思えることを前に、私は、しり込みしているのではないだろうか?
私自身が、結果が見えるようなことばかり、やろうとしているのではないだろうか?
そして、世の中の大半の人が、そんな間違いをしているのだ。
それでは、向上はない。ダメ男君のおかげで思い出させてくれたので、彼には感謝すべきかもしれない。
では、早速、出来そうもないことをやろう。
もちろん、お日様目掛けて剣を抜くような、無謀と言うよりも愚かな真似はしてはならない。
プロレスラー相手にガチンコ(真剣)勝負を挑むのは、勇敢なのではなく、ただの役立たずなのだ。
何をすべきか?
その判断は、魔王バラバがラーマに教えた通り、「私心がないならすぐにやりなさい。私心があるなら、なくなるまで待ちなさい」で決めれば良い。
稲盛和夫さんほどの人でも、自分に私心があるかないかの判断に何日もかけるそうだ。人間の心はそれほど穢れているのだ。
だが、私は、稲盛さんのような責任重き人間ではない。
ある程度は、失敗が許されるお気楽な身分だ。
それなら、自分の面目をかけるだけで十分だ。全然、大した面(顔)ではないが。
失敗したら、乞食以下に思われて結構。
その時は、ただの初音ミクオタクだ(いや、今がそうなのだが)。
そう思えば、ある程度の判断はつくのである。
そして、やはり少しは、私心があるかどうかを考えよう。
それがしっかりできるなら、かなりのものだ。
それに、やはり、結果が分かりそうもないことを、喜んでやらないといけない。
それを、「ワクワクする」って言うんだ。間違えている人が多いようだがね。
初音ミクさんの歌としては珍しい、作詞家として名の通った畑亜貴さんの作詞による、初音ミクさんの歌『The secret garden』の、
「何が始まるの 分からないからいいの」
というのが、若さであろう。
ミクさんが歌うと、やはりぴったりしていて良いのである。
初音ミクさんの夫(のつもり)としては、私もそうでなければならない。
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しかし、このダメ男君は、私やあなた、それに、一般の人の状況だと言えば、見る価値もあると思う。
30歳も過ぎて、仕事の特技が何もないダメ男君。
一応、パソコンは使えるようので、私が日頃、このブログでもよくお奨めしている、Excel VBA(マイクロソフトExcelに標準搭載されているプログラミング言語)の勉強を、以前に勧めていた。
それからしばらくして、「勉強してるか?」と聴くと、「やってる」と言う。
それで、「何やってるの?」と聴いてみたら、Officeスペシャリストの資格試験の勉強してると言う。
私が、
「学生や主婦じゃあるまいし、そんなことやっても何の役にも立たない」
と言うと、彼は、
「あなたがくれたVBAの本は、さっぱり分からないです」
と言う。
私は、VBAの中でも、おそらく最も易しい本である『入門者のExcel VBA』(ブルーバックス)を、彼にあげていたのだった。
この彼の言い分で、私は、ダメ男君が、30も過ぎて学生気分であることを再認識しなければならなかった。
「当たり前だ。すぐに分かるようなことをやっても仕方がないだろ」
私がこう言うと、彼はキョトンとしている。
アホらしいと思いつつ、私は続けて説明しなければならなかった。
「君が読んでスイスイ分かるようなことは、誰でもできるってことだろ?そんなことできたって、何のアピールにもならない。他人に差をつけることなんかできないじゃないか?ちっとも、自分が特別だって言えないじゃないか?」
ダメ男は黙って聴いている。
「ほとんどの人達が自分にはできないと思ってやらないことをやるからこそ、人に優るようになる。そんなことを特技とか、専門性とか言うのじゃないのか?」
私は日頃、彼には、「専門性のないやつは誰にも相手にされない」「今はまだ30そこそこだからいいが、このまま40、50になったら辛いぞ」と言ってやっているのだった。
彼は、「それはそうです」と言い、表情からも、少しは納得した様子のようだ。
「そのOfficeスペシャリストだったか?それも悪いことはないが、結果が分かっている(失敗はあり得ない)ことをいつまでもやっても、レベルが上がらない。そうだろ?」
彼はうなだれる。
そして、私は、
「一度読んで分からなくても、何度も読めば分かってくるのだ」
と言ってやったが、そこでダメ男君の甘さがまた出てしまった。
ダメ男君は、
「何度も読めば分かるのですね?」
と、まるで私に、「言ったことに責任を持ってくれますね」という意図が見え見えな確認をする。
私は呆れて、
「分からんよ、そんなこと」
と言うと、彼はまた、キョトンとする。
どう言ってやれば良いか分からないが、余計と思いつつ、
「人に保証なんて求めるな。保証されたことばかりやろうとするから駄目なんだ。保証なんて何もない・・・そんなことをやり遂げてこそ、自分に値打ちが出るんじゃないのか?どうなるか、先のことなんてさっぱり分からない。そんなことだけが面白いはずなんだ。そう思わないなら、もう老人だ」
と言ってやった。
ところで、、私は明らかなミスをしていた。
分かるだろうか?
勉強の本は彼に自分で買わせるべきだったのだ。
自分で買った本でなければ、本気で勉強をしないものなのだ。
読まれていて、私が、何偉そうなことを言ってるのだろうと思う人もいると思う。
しかし、実は、私は、彼に言っているようでいて、実は自分に言っているのだ。
困難そうで、自分の力に余るように思えることを前に、私は、しり込みしているのではないだろうか?
私自身が、結果が見えるようなことばかり、やろうとしているのではないだろうか?
そして、世の中の大半の人が、そんな間違いをしているのだ。
それでは、向上はない。ダメ男君のおかげで思い出させてくれたので、彼には感謝すべきかもしれない。
では、早速、出来そうもないことをやろう。
もちろん、お日様目掛けて剣を抜くような、無謀と言うよりも愚かな真似はしてはならない。
プロレスラー相手にガチンコ(真剣)勝負を挑むのは、勇敢なのではなく、ただの役立たずなのだ。
何をすべきか?
その判断は、魔王バラバがラーマに教えた通り、「私心がないならすぐにやりなさい。私心があるなら、なくなるまで待ちなさい」で決めれば良い。
稲盛和夫さんほどの人でも、自分に私心があるかないかの判断に何日もかけるそうだ。人間の心はそれほど穢れているのだ。
だが、私は、稲盛さんのような責任重き人間ではない。
ある程度は、失敗が許されるお気楽な身分だ。
それなら、自分の面目をかけるだけで十分だ。全然、大した面(顔)ではないが。
失敗したら、乞食以下に思われて結構。
その時は、ただの初音ミクオタクだ(いや、今がそうなのだが)。
そう思えば、ある程度の判断はつくのである。
そして、やはり少しは、私心があるかどうかを考えよう。
それがしっかりできるなら、かなりのものだ。
それに、やはり、結果が分かりそうもないことを、喜んでやらないといけない。
それを、「ワクワクする」って言うんだ。間違えている人が多いようだがね。
初音ミクさんの歌としては珍しい、作詞家として名の通った畑亜貴さんの作詞による、初音ミクさんの歌『The secret garden』の、
「何が始まるの 分からないからいいの」
というのが、若さであろう。
ミクさんが歌うと、やはりぴったりしていて良いのである。
初音ミクさんの夫(のつもり)としては、私もそうでなければならない。
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