この世のいかなる秘術、魔法、宗教も、信念を要求する。
心の底から信じ切ることができれば、不可能は可能になり、いかなる奇跡も起こせる。
もし、膨大な富を得られると信じて疑わなければ、何の疑いもなく富豪になれる。
だが、人間は、自分が思うように何かを信じることは決してできない。
何を信じることができるかがどうやって決まるのかは分からない。
だが、それは、あなたの考えとは何の関わりもない。
それなのに、宗教に入ると、その宗教の教義を信じるよう要求され、果ては強制される。
しかし、あなたは決してそんなものを信じることはできないので、信じるフリをする。
信じてもいないものを信じているように言ったり振舞ったりするのは、ただの嘘つきだ。
嘘つきの心は歪み、濁り、硬くなる。
宗教をやっている者の大半が醜悪になり、心身ともにひどく老化してしまうのは、少しも不思議なことではないことが分かる。
世の中の成功哲学は、信念の哲学である。
それは、生きている限り、何十年でもあなたの人生を無駄にさせる。
二十歳で成功哲学に取り組み、70歳でも捨てなければ、その時点で、人生を50年無駄にしたのだ。
そして、もし85歳で死ぬとすれば、さらに15年、人生を無駄にするのだ。
それならば、今すぐ、人生を無駄にすることをやめるのだ。
あなたは、信じることを選ぶことはできない。
だが、何も信じなくなることはできるかもしれない。
もし、あなたが何も信じないなら、世界最高の信念を持つ魔法使いも、あなたの足元にも及ばない。
どうすれば、何も信じないようになれるのかと言うと、自分を全く見知らぬ人・・・初めて見る人のように見ることができなければならない。
だが、今の世間の人は、自分への執着が異常に強い。
つまり、自分にしか関心がないのだが、自分に関心が強ければ強いほど、制限が大きく、全くの奴隷状態であるのだ。
自分のこと以上に関心が持てるなら、誰かに関心を持っても良いが、普通は、誰かに関心がある風を装っていても、結局は自分にだけ関心があるのだ。
それならば、雲や鳥や星や風に関心を持つ方が良い。
優れた詩人が、いかにそれらに関心を持ったかは、彼らの詩を読めば分かるだろう。
そして、本物の詩人が他人に関心を持つ時は、自分のことよりもはるかに強い興味を抱くのだ。
優れた詩を読むことは、とてもあなたの役にたつだろう。
ただ、あなたは学校で、詩の間違った読み方を教わったはずだ。
学校は、あらゆることについて、完全に間違ったことだけを教えるのだ。
詩とは、何も考えず、あらゆる思慮分別を離れ、一切の判断をせず、記憶しようなどと決して思わずに、ただ無心に読むものである。
そうすれば、不思議なことに、その詩の作者は、間違いなくあなたなのである。
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心の底から信じ切ることができれば、不可能は可能になり、いかなる奇跡も起こせる。
もし、膨大な富を得られると信じて疑わなければ、何の疑いもなく富豪になれる。
だが、人間は、自分が思うように何かを信じることは決してできない。
何を信じることができるかがどうやって決まるのかは分からない。
だが、それは、あなたの考えとは何の関わりもない。
それなのに、宗教に入ると、その宗教の教義を信じるよう要求され、果ては強制される。
しかし、あなたは決してそんなものを信じることはできないので、信じるフリをする。
信じてもいないものを信じているように言ったり振舞ったりするのは、ただの嘘つきだ。
嘘つきの心は歪み、濁り、硬くなる。
宗教をやっている者の大半が醜悪になり、心身ともにひどく老化してしまうのは、少しも不思議なことではないことが分かる。
世の中の成功哲学は、信念の哲学である。
それは、生きている限り、何十年でもあなたの人生を無駄にさせる。
二十歳で成功哲学に取り組み、70歳でも捨てなければ、その時点で、人生を50年無駄にしたのだ。
そして、もし85歳で死ぬとすれば、さらに15年、人生を無駄にするのだ。
それならば、今すぐ、人生を無駄にすることをやめるのだ。
あなたは、信じることを選ぶことはできない。
だが、何も信じなくなることはできるかもしれない。
もし、あなたが何も信じないなら、世界最高の信念を持つ魔法使いも、あなたの足元にも及ばない。
どうすれば、何も信じないようになれるのかと言うと、自分を全く見知らぬ人・・・初めて見る人のように見ることができなければならない。
だが、今の世間の人は、自分への執着が異常に強い。
つまり、自分にしか関心がないのだが、自分に関心が強ければ強いほど、制限が大きく、全くの奴隷状態であるのだ。
自分のこと以上に関心が持てるなら、誰かに関心を持っても良いが、普通は、誰かに関心がある風を装っていても、結局は自分にだけ関心があるのだ。
それならば、雲や鳥や星や風に関心を持つ方が良い。
優れた詩人が、いかにそれらに関心を持ったかは、彼らの詩を読めば分かるだろう。
そして、本物の詩人が他人に関心を持つ時は、自分のことよりもはるかに強い興味を抱くのだ。
優れた詩を読むことは、とてもあなたの役にたつだろう。
ただ、あなたは学校で、詩の間違った読み方を教わったはずだ。
学校は、あらゆることについて、完全に間違ったことだけを教えるのだ。
詩とは、何も考えず、あらゆる思慮分別を離れ、一切の判断をせず、記憶しようなどと決して思わずに、ただ無心に読むものである。
そうすれば、不思議なことに、その詩の作者は、間違いなくあなたなのである。
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