知識と経験が融合して調和したものを「知識×経験」と言い表すなら、それは社会的には大きな力になる。
ただし、最上の「知識×経験」とは、「知識×経験」の限界を知ることなのだ。
また、経験の欠ける知識というものは、ほとんど何の力にもならない。博士号を持っている教育ママが無知の極みなんてことはよくあることだ。
ところが、政治や事業も、ある程度高度になると、「知識×経験」の力が役に立たなくなる。
「知識×経験」の力が効力を持つのは、普通のサラリーマンから、大企業であっても、社長やごく一部の経営中枢を除く役員くらいまでだ。
最近は、超大型の企業買収や合弁なんてのがよくあり、評論家が「この買収の狙いは」なんてことを言っているが、実際は、ある限度を超えたことに関しては、やっている本人すら理屈では分かっていないのである。
ある大物経営者が、大きな買収を行う際に何日も誰にも会わずに考え続けたとか、ビル・ゲイツだって、ある事業計画の実施を決断する前に、何日も部屋に閉じこもって考えたという話があるが、それは、考えたというよりは、お祈りをしていたと言う方が正しいのである。
そういった話が伝わるのは、結果が成功であった場合が多いが、もし、彼らが、論理的に考えていれば失敗していたに違いないのである。
アメリカ大統領だって皆、世界の運命が決まるような決断を迫られた時には、教会に行ってお祈りをするのである。
よく、大物政治家や大物事業家が、占い師や霊能者に相談しているという話があり、「そんなの本当は嘘だよ」と言う者もいるが、本当である。
むしろ、そんなことをしていないはずがないのである。
高度な政治家や事業家は、極めて大きな「知識×経験」を持っている。たとえ学歴がなくても、かなりの勉強をしているし、経験となると普通の人では想像もできないものを持っていることが多いのである。
だが、「若い頃は大陸で馬賊を率いて、銃撃もやった」というほどの経験があったところで、あるいは、政治学と経済学の博士号を持っているといったところで、さらには、たとえその両方であったところで、それが何の役にも立たない局面があるのである。
そんな時に、優れた占い師や霊能者に頼るのは、不思議なことでも何でもない。
ところが、本物の占い師や霊能者というのは、逆に、世間的な知識や経験はほとんど無いのである。
そんなものがあったら、本当に力のある占い師や霊能者になれたりはしない。
力のある霊能者でも、事業や商売をやって成功したり、タレント活動をやるようになったら、霊能は無くなる。
だから、世間に名の知れた占い師や霊能者のところに相談に行くなら気を付けた方が良い。それらの占い師や霊能者は、今は何の力もなく、おみくじのように、それらしい適当なことを言っているだけであるからだ。面会時間が極めて限られていて、5分や10分という時間で高額な相談料を取られるものはほとんどそうだと思う。いかに霊能者といえども、悟りでも開いているレベルでない限り、必要な霊感に同調するためには、意識的な集中が必要で、それには、ある程度は儀式的なものも必要で、それなりの時間はかかるのである。
ところで、まるで売れっ子コンサルタントや、あるいは、大成功しいている小売業者のように、応対の仕方が洗練されていて、心地良く感じる場合も注意したが良い。
本物の霊能者は、知識や経験がないことから想像できるように世間知らずだ。
ほとんど子供みたいな人だっている。それで、礼儀をわきまえていないことも珍しくはなく、相手になる時は、かなり忍耐を必要とすることもあるが、それが普通だと思った方が良いのである。
どうしても、世間で働いて経験を積むのは嫌だというなら、占い師や霊能者になるという手もないとは言えないが、それは厳しく、苦しいものである。
それこそ、世間的な楽しみは全て捨てる覚悟が必要だ。
余程の精神的レベルに達していれば別だが、肉や魚はもちろん、一切の美食はできないし、性的な快楽も捨てなければならず、生涯、異性と交わることもないのが普通である。
超事業家や超政治家の中には、自分自身で占い師や霊能者の役割を果たす者も、極めて稀ながら存在する。本人自体がそうなのか、あるいは、背後の霊の力なのかはよく分からないが、いずれにしても、本人も巫女的な制約は必要になる。それらの事業家などは、極端に少食だったり、物欲がなかったりする。しかし、それでも、ある程度は凡人なのであり、時には、美味しいものを食べたがったり、女性に夢中になったりするのだが、よほどうまく禊(みそぎ)をしないと大変なことになる。
ほとんどのカリスマ的事業家や政治家は、世俗に帰った後の調整に失敗し、珍しい難病で死んだり、あるいは、暗殺されたりするのである。
こう言うと、スティーブ・ジョブズやハワード・ヒューズ、あるいは、J.F.ケネディがそうであるのだと分かる人もいると思うが、必ずしもそうではなくても、おそらく当っているだろう。
我々は、大事業家や大政治家になる必要はないし、そもそも、そのようなものになる運命になければ、決してなれない。
だから、若くてエネルギーがあり、ある程度の苦難に耐える力があるうちに十分な経験を積むと同時に、遊びの時間はある程度犠牲にして勉強し、その上で神仏を崇めれば、間違いなく幸福になれる。
だが、学歴が高ければ世間的な苦難を逃れることができると誤解したり、実際は、そういった思い違いをしているような母親のとんでもない無知のためにそんな道を取らされてしまう者が多くなってきた。
大物政治家や大物事業家の子供達の大半がニートであるのもそのためである。
だが、心配は無用だ。そうなっている場合でも、神仏に、「あまり苦しくない試練をお与え下さい」と祈れば良い。
全く楽チンでうまくいくようにと祈るのとは大違いであり、実に、ここが地獄と天国の分かれ道だ。
苦い薬も一瞬なら我慢するように、最低限の苦難は受け入れることだ。
何、大したことはない。それで、十分に豊かに楽しくやっていけるようになるのである。
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ただし、最上の「知識×経験」とは、「知識×経験」の限界を知ることなのだ。
また、経験の欠ける知識というものは、ほとんど何の力にもならない。博士号を持っている教育ママが無知の極みなんてことはよくあることだ。
ところが、政治や事業も、ある程度高度になると、「知識×経験」の力が役に立たなくなる。
「知識×経験」の力が効力を持つのは、普通のサラリーマンから、大企業であっても、社長やごく一部の経営中枢を除く役員くらいまでだ。
最近は、超大型の企業買収や合弁なんてのがよくあり、評論家が「この買収の狙いは」なんてことを言っているが、実際は、ある限度を超えたことに関しては、やっている本人すら理屈では分かっていないのである。
ある大物経営者が、大きな買収を行う際に何日も誰にも会わずに考え続けたとか、ビル・ゲイツだって、ある事業計画の実施を決断する前に、何日も部屋に閉じこもって考えたという話があるが、それは、考えたというよりは、お祈りをしていたと言う方が正しいのである。
そういった話が伝わるのは、結果が成功であった場合が多いが、もし、彼らが、論理的に考えていれば失敗していたに違いないのである。
アメリカ大統領だって皆、世界の運命が決まるような決断を迫られた時には、教会に行ってお祈りをするのである。
よく、大物政治家や大物事業家が、占い師や霊能者に相談しているという話があり、「そんなの本当は嘘だよ」と言う者もいるが、本当である。
むしろ、そんなことをしていないはずがないのである。
高度な政治家や事業家は、極めて大きな「知識×経験」を持っている。たとえ学歴がなくても、かなりの勉強をしているし、経験となると普通の人では想像もできないものを持っていることが多いのである。
だが、「若い頃は大陸で馬賊を率いて、銃撃もやった」というほどの経験があったところで、あるいは、政治学と経済学の博士号を持っているといったところで、さらには、たとえその両方であったところで、それが何の役にも立たない局面があるのである。
そんな時に、優れた占い師や霊能者に頼るのは、不思議なことでも何でもない。
ところが、本物の占い師や霊能者というのは、逆に、世間的な知識や経験はほとんど無いのである。
そんなものがあったら、本当に力のある占い師や霊能者になれたりはしない。
力のある霊能者でも、事業や商売をやって成功したり、タレント活動をやるようになったら、霊能は無くなる。
だから、世間に名の知れた占い師や霊能者のところに相談に行くなら気を付けた方が良い。それらの占い師や霊能者は、今は何の力もなく、おみくじのように、それらしい適当なことを言っているだけであるからだ。面会時間が極めて限られていて、5分や10分という時間で高額な相談料を取られるものはほとんどそうだと思う。いかに霊能者といえども、悟りでも開いているレベルでない限り、必要な霊感に同調するためには、意識的な集中が必要で、それには、ある程度は儀式的なものも必要で、それなりの時間はかかるのである。
ところで、まるで売れっ子コンサルタントや、あるいは、大成功しいている小売業者のように、応対の仕方が洗練されていて、心地良く感じる場合も注意したが良い。
本物の霊能者は、知識や経験がないことから想像できるように世間知らずだ。
ほとんど子供みたいな人だっている。それで、礼儀をわきまえていないことも珍しくはなく、相手になる時は、かなり忍耐を必要とすることもあるが、それが普通だと思った方が良いのである。
どうしても、世間で働いて経験を積むのは嫌だというなら、占い師や霊能者になるという手もないとは言えないが、それは厳しく、苦しいものである。
それこそ、世間的な楽しみは全て捨てる覚悟が必要だ。
余程の精神的レベルに達していれば別だが、肉や魚はもちろん、一切の美食はできないし、性的な快楽も捨てなければならず、生涯、異性と交わることもないのが普通である。
超事業家や超政治家の中には、自分自身で占い師や霊能者の役割を果たす者も、極めて稀ながら存在する。本人自体がそうなのか、あるいは、背後の霊の力なのかはよく分からないが、いずれにしても、本人も巫女的な制約は必要になる。それらの事業家などは、極端に少食だったり、物欲がなかったりする。しかし、それでも、ある程度は凡人なのであり、時には、美味しいものを食べたがったり、女性に夢中になったりするのだが、よほどうまく禊(みそぎ)をしないと大変なことになる。
ほとんどのカリスマ的事業家や政治家は、世俗に帰った後の調整に失敗し、珍しい難病で死んだり、あるいは、暗殺されたりするのである。
こう言うと、スティーブ・ジョブズやハワード・ヒューズ、あるいは、J.F.ケネディがそうであるのだと分かる人もいると思うが、必ずしもそうではなくても、おそらく当っているだろう。
我々は、大事業家や大政治家になる必要はないし、そもそも、そのようなものになる運命になければ、決してなれない。
だから、若くてエネルギーがあり、ある程度の苦難に耐える力があるうちに十分な経験を積むと同時に、遊びの時間はある程度犠牲にして勉強し、その上で神仏を崇めれば、間違いなく幸福になれる。
だが、学歴が高ければ世間的な苦難を逃れることができると誤解したり、実際は、そういった思い違いをしているような母親のとんでもない無知のためにそんな道を取らされてしまう者が多くなってきた。
大物政治家や大物事業家の子供達の大半がニートであるのもそのためである。
だが、心配は無用だ。そうなっている場合でも、神仏に、「あまり苦しくない試練をお与え下さい」と祈れば良い。
全く楽チンでうまくいくようにと祈るのとは大違いであり、実に、ここが地獄と天国の分かれ道だ。
苦い薬も一瞬なら我慢するように、最低限の苦難は受け入れることだ。
何、大したことはない。それで、十分に豊かに楽しくやっていけるようになるのである。
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