風邪をひくと風邪薬を飲んで、熱を下げたり、咳を止めたりする。頭が痛いと頭痛薬を飲み、腹の調子が悪いと胃腸薬を飲む。
そんなことが当たり前になっている。
しかし、我々の身体は進化の極みに達した超高性能システムであり、いかなるコンピュータもバイオテクノロジも足元にも及ばない。
その身体が熱を出したのなら、熱が必要な理由があったのに違いない。例えば、殺菌の必要だとか、代謝速度の高速化を促すためとか、汗を出して不要なものを排出するためである。実際、重い風邪をひいた人が、特に治療もしなかったのに、汗をかいたら治ってしまったという話はよくある。私も、少し前、何かのウイルスのせいだと思うが、ひどく胃腸の調子が悪いとき、不意に高熱を発し、汗が滝のように流れたら、次の瞬間にすっかり治ってしまったことがある。
身体が、必要があって出した熱を、薬で無理に下げてしまったら、身体が調整しよとしたことが行われず、困ったことになるのではないだろうか?
特に、今は、発熱は点滴でほとんど確実に下げられるので、熱があっても、点滴をうって会社や学校に来る人も多い。
しかし、熱が出れば休むしかない。こう言えば、「何を甘いことを言うのだ。熱ごときで休んでいては、ライバルに勝って志望校に受からない。社会人ならそもそも失格だ」と言う者は多いだろう。しかし、それで言えば、熱を出す原因を作るのが悪いのである。そして、熱が出てしまったら、その原因に気付かないといけない。そのためには、休んだ方が良い。
私は、この3年ほどは、ウイルス感染のような場合は別として、一度も平常以上の熱を出していない。今はどんな薬も飲まないが、薬を飲んでいた頃は、1ヶ月に1瓶の風邪薬を消費するほど風邪をひいていたが、やはりこの3年は一度もひいていない。腹痛も同様だ。
だが、少し前から、少々苦しい目に遭っている。
肌が異常に乾燥し、激しい痒みがあるが、掻くと肌が荒れて痛む。
アトピーはずっと前に克服したし、症状からいえば、乾癬(かんせん)という肌の病気と思う。
ところで、乾癬でネット検索しても、有効な対処法は得られない。例えば、食事では、納豆が改善に有効と言う人もいれば、納豆は厳禁だと言う人もいる。
そして、もしかしたら、有効な治療法を知っている人もいるかもしれないが、無料では教えないようだ。
とにかく、カサカサに乾燥し、表面が白くなるほどだ。風呂は駄目だ。上がってしばらくしたら、肌はコンクリートのようになり、なんとも言えない痛痒さに苦しめられる。そこで、まずシャワーを最初はぬるい湯で、そして、冷水にと変えて浴びるのだが、それでも、やはり硬く乾燥してしまう。
掻いてはいけないと思っても、おそろしいまでの痒みに、ついつい掻いてしまい、肌はボロボロだ。
あまりに苦しいので、ついつい、家にあった痒み止めの軟膏薬を塗ったら、これが良い感じだった。保湿成分が入っているらしく、肌が潤うし、痒みもある程度止まる。つい喜んで、全身に塗って眠り、朝、また縫った。そして、会社に行って帰宅する頃には、最悪の状態になっていた。シャワーでぬるま湯をかけただけでヒリヒリする。しかし、なんとか軟膏薬を洗い流した。
だが、しばらくすると、また、乾燥と痒み、そして、痛みが襲ってきた。
私は決意した。どんなに苦しかろうと、耐えてみせようと。地獄に落ちたら、どうせ逃れようが無いのだ。良い訓練である。
昔、アントニオ猪木さんとラッシャー木村さんとの試合で、怪我をしていた猪木さんの脚を、木村さんが執拗に攻めてきた。これは卑怯ではなく、プロレスでは当然の戦法で、むしろ、それをやらないと相手をなめていることになる。
苦悶してのたうちながらも、猪木さんは、「もっとやれ」と木村さんを煽る。これは凄かった。超人的な精神力だ。石川五右衛門は、かまゆでになりながら、「ぬるいぞ!もっと熱くしろ!」と大見得を切ったという話があるが、やはり男はこうでなくてはならぬ。
私の痒みに対する態度もこれでいこう。
いずれにしろ、原因は私にあるのだ。
近藤真彦さんのミリオンヒット『ミッドナイト・シャッフル』(作詞は沢ちひろさん)の中に、「罪もないのに苦しんでいる。その心切なく、俺を呼び続ける」という歌詞があるが、原因もないのに苦痛があったりしない。まあ、私に関しては、思い当たることだらけである。しかし、現象として現れたからには、もう終わりである。ならば、二度と同じことが起きないよう、学ぶべきことは学んでおこう。そのためには苦しみも必要だ。
頭痛や腹痛になったり、風邪をひくと、すぐに薬や医者に頼る者が多い。
早く苦しみから逃れたいのだろう。だが、自分が原因を作っているのだから、苦しんでおいた方が良い。それで原因を絶つと、もう二度と同じことは起こらない。
逆に、いつも苦しみを逃れていると、次はもっと強い苦しみになるだろう。そして、最後のものは、あまりに過酷なことになるだろう。
もちろん、薬や治療が全部悪い訳ではない。しかし、耐えられるものなら耐えた方が良い。まして、たかが学校や会社など、休んでしまえば良い。それで困ったことになるなら、遅かれ早かれ、あなたはそこに居られなくなるだろう。なら、早めに脱出するのも手ではないだろうか?
そして、我々には究極の秘法、腕振り運動がある。
私も、一昨日から、普段より多い3000回を励行している。症状ほど辛くはなく、気分はいたって明るいのである。10年以上経っても治らないことが珍しくない乾癬もすぐに克服するだろう。
また、苦しい時にこそ、念仏や呪文を使えば良いし、祈る気にもなるだろう。どうにもならない時、思わず口をついて出る念仏、あるいは、祈りこそが本物なのだ。
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そんなことが当たり前になっている。
しかし、我々の身体は進化の極みに達した超高性能システムであり、いかなるコンピュータもバイオテクノロジも足元にも及ばない。
その身体が熱を出したのなら、熱が必要な理由があったのに違いない。例えば、殺菌の必要だとか、代謝速度の高速化を促すためとか、汗を出して不要なものを排出するためである。実際、重い風邪をひいた人が、特に治療もしなかったのに、汗をかいたら治ってしまったという話はよくある。私も、少し前、何かのウイルスのせいだと思うが、ひどく胃腸の調子が悪いとき、不意に高熱を発し、汗が滝のように流れたら、次の瞬間にすっかり治ってしまったことがある。
身体が、必要があって出した熱を、薬で無理に下げてしまったら、身体が調整しよとしたことが行われず、困ったことになるのではないだろうか?
特に、今は、発熱は点滴でほとんど確実に下げられるので、熱があっても、点滴をうって会社や学校に来る人も多い。
しかし、熱が出れば休むしかない。こう言えば、「何を甘いことを言うのだ。熱ごときで休んでいては、ライバルに勝って志望校に受からない。社会人ならそもそも失格だ」と言う者は多いだろう。しかし、それで言えば、熱を出す原因を作るのが悪いのである。そして、熱が出てしまったら、その原因に気付かないといけない。そのためには、休んだ方が良い。
私は、この3年ほどは、ウイルス感染のような場合は別として、一度も平常以上の熱を出していない。今はどんな薬も飲まないが、薬を飲んでいた頃は、1ヶ月に1瓶の風邪薬を消費するほど風邪をひいていたが、やはりこの3年は一度もひいていない。腹痛も同様だ。
だが、少し前から、少々苦しい目に遭っている。
肌が異常に乾燥し、激しい痒みがあるが、掻くと肌が荒れて痛む。
アトピーはずっと前に克服したし、症状からいえば、乾癬(かんせん)という肌の病気と思う。
ところで、乾癬でネット検索しても、有効な対処法は得られない。例えば、食事では、納豆が改善に有効と言う人もいれば、納豆は厳禁だと言う人もいる。
そして、もしかしたら、有効な治療法を知っている人もいるかもしれないが、無料では教えないようだ。
とにかく、カサカサに乾燥し、表面が白くなるほどだ。風呂は駄目だ。上がってしばらくしたら、肌はコンクリートのようになり、なんとも言えない痛痒さに苦しめられる。そこで、まずシャワーを最初はぬるい湯で、そして、冷水にと変えて浴びるのだが、それでも、やはり硬く乾燥してしまう。
掻いてはいけないと思っても、おそろしいまでの痒みに、ついつい掻いてしまい、肌はボロボロだ。
あまりに苦しいので、ついつい、家にあった痒み止めの軟膏薬を塗ったら、これが良い感じだった。保湿成分が入っているらしく、肌が潤うし、痒みもある程度止まる。つい喜んで、全身に塗って眠り、朝、また縫った。そして、会社に行って帰宅する頃には、最悪の状態になっていた。シャワーでぬるま湯をかけただけでヒリヒリする。しかし、なんとか軟膏薬を洗い流した。
だが、しばらくすると、また、乾燥と痒み、そして、痛みが襲ってきた。
私は決意した。どんなに苦しかろうと、耐えてみせようと。地獄に落ちたら、どうせ逃れようが無いのだ。良い訓練である。
昔、アントニオ猪木さんとラッシャー木村さんとの試合で、怪我をしていた猪木さんの脚を、木村さんが執拗に攻めてきた。これは卑怯ではなく、プロレスでは当然の戦法で、むしろ、それをやらないと相手をなめていることになる。
苦悶してのたうちながらも、猪木さんは、「もっとやれ」と木村さんを煽る。これは凄かった。超人的な精神力だ。石川五右衛門は、かまゆでになりながら、「ぬるいぞ!もっと熱くしろ!」と大見得を切ったという話があるが、やはり男はこうでなくてはならぬ。
私の痒みに対する態度もこれでいこう。
いずれにしろ、原因は私にあるのだ。
近藤真彦さんのミリオンヒット『ミッドナイト・シャッフル』(作詞は沢ちひろさん)の中に、「罪もないのに苦しんでいる。その心切なく、俺を呼び続ける」という歌詞があるが、原因もないのに苦痛があったりしない。まあ、私に関しては、思い当たることだらけである。しかし、現象として現れたからには、もう終わりである。ならば、二度と同じことが起きないよう、学ぶべきことは学んでおこう。そのためには苦しみも必要だ。
頭痛や腹痛になったり、風邪をひくと、すぐに薬や医者に頼る者が多い。
早く苦しみから逃れたいのだろう。だが、自分が原因を作っているのだから、苦しんでおいた方が良い。それで原因を絶つと、もう二度と同じことは起こらない。
逆に、いつも苦しみを逃れていると、次はもっと強い苦しみになるだろう。そして、最後のものは、あまりに過酷なことになるだろう。
もちろん、薬や治療が全部悪い訳ではない。しかし、耐えられるものなら耐えた方が良い。まして、たかが学校や会社など、休んでしまえば良い。それで困ったことになるなら、遅かれ早かれ、あなたはそこに居られなくなるだろう。なら、早めに脱出するのも手ではないだろうか?
そして、我々には究極の秘法、腕振り運動がある。
私も、一昨日から、普段より多い3000回を励行している。症状ほど辛くはなく、気分はいたって明るいのである。10年以上経っても治らないことが珍しくない乾癬もすぐに克服するだろう。
また、苦しい時にこそ、念仏や呪文を使えば良いし、祈る気にもなるだろう。どうにもならない時、思わず口をついて出る念仏、あるいは、祈りこそが本物なのだ。
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