ついに、幼児期から苦しみ続けたアトピー性皮膚炎が完治したかもしれない。
もちろん、医療および薬品には一切頼らなかった。それどころか、それらを徹底して避けた。

4~5年前はひどい状態で、気味の悪い話で恐縮だが、職場の床に掻いたことで剥離した皮膚が白く積もることもあった。幸い、細かく、人間の皮膚には見えなかったので、見た人は、いぶかりながらも、どこからか吹き込んできた粉状のゴミと認識してくれたようだ。
子供の頃は、親に病院に連れていかれたり、薬局で薦められた薬も使った。しかし、せいぜいが一時的に症状を抑えることができたかどうかという程度であった。
どうしても苦しいので、刺激性のあるかゆみ止めを使うのだが、量が多いと皮膚にダメージを与え、よりひどい状態になり、痒みも増す。すると、その上にさらに薬を使うという悪循環であった。

2008年8月から、食事は1日1食で、肉、魚を食べるのをやめ、間食もしなくなった。それで急速に良くなるということはなかったが、少しずつ改善されてきたように思う。
なまじ、薬局で良質なステロイド性の軟膏を教えてもらったので、食を慎むようになってからも毎日使っていた(延べで10年以上)が、今年の6月に、ついに使用をやめた。それから約2ヶ月で、気が付いたら、ほとんど痒みを感じなくなっていた。

アトピー性皮膚炎には、いろいろなレベルの状態があり、ひどい場合には、普通の学校に行けず、働くこともできない人もいるらしい。全身、包帯を巻いたり、専門の療養施設に隔離されている人もいるらしい。
アトピー性皮膚炎の原因には諸説あり、どれが本当か分からない。日本では有効な治療はほとんど行われていないらしく、米国で治療に成功した人の本によると、米国では、ウイルスが原因であるとされているようだ。
ところで、米国で治療に成功した人の体験本も読んだが、1日に何度も風呂に入り、特別な軟膏薬を頻繁に分厚く塗るというもので、莫大な費用と時間と手間が必要と思え、望んでも私には無理だと感じた。

私の方法で、全てのアトピー患者が治るのかどうかはもちろん分からないが、とにかく私は、実際に、そして、1円のお金も使わずに完治しようとしている。
ただ、食を慎んだだけだ。そして、薬品の使用を止めることも必要だった。
医学的に身体に良い食事といったことは全く考えなかった。ただ、食べる量を絶対的に減らしただけである。とはいえ、極端な少食という訳でもない。十分に食べることを楽しんでいるし、むしろ、本当に空腹な時に食べるのだから、食事の楽しさは以前の数百倍で、常に天国の食事であるといって大袈裟でない。何か特別な食事であるということも全然なく、そこらのスーパーで買うだけの、安価で簡素なものばかりである。

食事は夕食だけだ。それ以外は、飲み物は特に制限を考えずに飲む(もちろん、飲み放題とかではない)が、噛んで食べるものは食事の時以外は一切とらない。
夕食は、根菜類(イモ、カボチャ、果物)、豆類が中心で、その外に野菜、そして、ご飯を半合ほどである。アーモンドやクルミをよく食べる。以前は、時々は魚も食べたが、今は食べない。卵は食べる。
ただ、あまりに厳格なベジタリアンでもなく、出汁に肉や魚が使われているかまでは気にしないし、パーティーなどでは、肉は食べないまでも、魚やケーキは食べる。
私は、基本的には何を食べても良いと思う。ただ、私は、肉を食べるなら、食べる動物を自分で殺すか、少なくとも殺す現場を見てから食べることが、肉を食べる条件であると思う。

食を慎むことが直接に効果的であったというのももちろんだが、精神的変革を果たした部分が大きいように感じる。人格者になったわけでは全くないが、自我をコントロールする力が増し、楽観的になった。驚くべきは、性欲に苦しむことがなくなったことである。
世間や医学の常識と反して、食べる量が少ないと肉体が強くなることを実感している。食を慎みはじめた最初の頃は、それまでの習慣の影響で、力が抜けるような感じがしたり、めまいがすることもあった。
しかし、やがて身体が驚くほど軽快に動くようになった。また、エネルギーも増し、2009年8月から腕立て伏せなどの運動をしようという意欲も出てきた。腕立て伏せは、10回から始めて毎月10回ずつ増やし、今月からは150回になった。他にスクワットや腹筋運動もしているが、いずれも、やり過ぎないようセーブすることを考えないといけないくらいだ。細いだけでなく、筋肉質な格好良い身体つきになってきたと思う。ウエストは、純粋に客観的数値というもので上げると、昨年の健康診断の記録では、胴回りで 70.5cm(身長180cm)で、まるで芸能人のサバ読み数値のようだ。ただ、腹筋が付いてきたせいもあり、今は2~3cm多いかもしれない。

食を慎むことで、私のようにアトピーが完治するかどうかは分からないが、確実に良い効果はあるはずだ。
他にも、メニエール氏病も、医者に全く頼らずに完治した。発作が起こると立つことはもちろん、座ることすらできなかったほどであったし、症状が治まった後も、まっすぐ歩くことができなかった。そんな重度のメニエール氏病が自然に治ることは、医学的にはあり得ないらしいが、私は食の慎みで完全に治った。
以前は、時々襲われた狭心症の発作も、気が付いたら全く無くなっている(かつて職場で倒れ、昏睡状態になったこともある)。
健康診断も、ほんの数年前は、病人のような検査結果が、今では、オールAの超健康体だ。

以上は、食の慎みで得られた健康面での明らかな効果である。
しかし、食の慎みで得られることは、身体面ばかりでなく、むしろそれは些細なことかもしれない。




【新修 南北相法・修身録(全)】
前半は、南北が激しい情熱をもって探求し、皇室にも認められて、貴族にまで叙せられた至高の運命学(観相)の詳細な解説書。
そして、後半が、あらゆる運命学を凌ぐ、食の慎みについての南北の教えで、数千、数万の実践が伴うものだけに、自信に満ちた驚くべき力の教えとなっている。私はこれを読み、楽に1日1食を実践できた。




【ほとんど食べずに生きる人】
60歳を過ぎた男性が、徹底した少食で、健康と若さを取り戻した記録。医学研究者との共同プロジェクトであることが珍しい。食を慎めば脚が長くなることも記録されている。

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