旧約聖書のアダムとイヴは初め、快適な環境である楽園で、働くこともなく、自然の果物を食べて安楽に暮らしていた。
不老不死で悩みなどなく、幸せであった。
ところが、知恵の木の実を食べて知恵を得たアダムとイブは楽園を追放され、働いて食べなければならなくなり、老化するようになり、悩みを持つようになった。
つまり、アダムとイヴは不幸になり、その子孫である人間は不幸なのだ。
誰もが不幸なのだ その巫山戯(ふざけ)たディストピアの中では
~『ドクター=ファンクビート』(作詞・作曲・編曲:nyanyannya。唄:KAITO)より~
ところが、興味深いことが分かってきた。
凄く賢い人達は大昔からそれに気付いていたが、凡人も分かった方が良い。でないと人類が滅びる。
それは、知恵を得て不幸になったのだが、自主的に知恵を捨てれば再び幸福になれるということだ。
楽園に戻ることが出来、働かずに平安に暮らすことが出来る。
正確には、この世界がディストピア(暗黒郷)からユートピア(理想郷)になる。
実のところ、賢い人達は皆、知恵の捨て方を教えたのだ。
知恵がある悲しさが分かるのが、アダムとイヴの息子、カインとアベル兄弟のお話だ。
兄のカインは獣を神に捧げ、弟のアベルは穀物を捧げた。
神はカインの供物を褒めたが、アベルの供物を褒めなかった。
それで、アベルは嫉妬してカインを殺し、神に罰せられる。
もし、アベルに知恵がなければ、「あっそ」と気にもしなかったはずだ。
釈迦が『法句経(ほっくぎょう、ダンマパダ』で述べている通り、恨むことをやめれば良いのだ。
アベルも恨まなければ不幸にならず、幸福になれたのだ。
賢者達の教えをまとめれば、「恨むな、欲張るな、威張るな」で十分だ。これらは知恵から起こるからだ。
「知恵は良いものじゃないか?」と言いたいかもしれないが、荘子は、人間の知恵など浅はかなもので、知恵の上にある真の知恵(荘子は、とりあえず「明」と呼んだ)が素晴らしいのだと言った。知恵を捨てれば明を得られるのである。
賢者と言うには少し足りないが、「20世紀最大の詩人」W.B.イェイツは、時々、宇宙と一体になるような至福感を得られることに気付いたが、それはどうも「恨むことをやめれば得られる」のだと気付いたのだ。
インドのカースト制度が批判されることがあるが、あれを駄目にしたのは人間の浅はかな知恵だ。
一番上のバラモン(祭司・学者)は、真面目に学問や儀式をやればいいのに、それを怠り、さらに威張るようになったから国全体が不幸になったのだ。
一番下のシュードラ(労働者)だって、彼らの役目の奉仕は、本来、楽しいはずだ。だが、上の身分の者が、人間の知恵で持って、シュードラを差別し、蔑み、いじめ、しいたげるからいけないのだ。奉仕してくれる人達は大事にするのが神的な真の知恵である。
『バガヴァッド・ギーター』で、戦争は嫌だと言うアルジュナに対し、神クリシュナは「お前はクシャトリア(武士)階級だろ。真面目に戦え」と言ったのである。そうしなければならないことを、クリシュナは『バガヴァッド・ギーター』全18章に渡ってアルジュナに教え、やっと目覚めたアルジュナは戦った。
さあ、楽園に戻る方法が分かった。
ラッキーである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
(2)ブッダの 真理のことば 感興のことば(法句経)
(3)新釈 荘子 (PHP文庫)
(4)新共同訳 旧約聖書

AIアート3329
「楽園の乙女」
Kay
不老不死で悩みなどなく、幸せであった。
ところが、知恵の木の実を食べて知恵を得たアダムとイブは楽園を追放され、働いて食べなければならなくなり、老化するようになり、悩みを持つようになった。
つまり、アダムとイヴは不幸になり、その子孫である人間は不幸なのだ。
誰もが不幸なのだ その巫山戯(ふざけ)たディストピアの中では
~『ドクター=ファンクビート』(作詞・作曲・編曲:nyanyannya。唄:KAITO)より~
ところが、興味深いことが分かってきた。
凄く賢い人達は大昔からそれに気付いていたが、凡人も分かった方が良い。でないと人類が滅びる。
それは、知恵を得て不幸になったのだが、自主的に知恵を捨てれば再び幸福になれるということだ。
楽園に戻ることが出来、働かずに平安に暮らすことが出来る。
正確には、この世界がディストピア(暗黒郷)からユートピア(理想郷)になる。
実のところ、賢い人達は皆、知恵の捨て方を教えたのだ。
知恵がある悲しさが分かるのが、アダムとイヴの息子、カインとアベル兄弟のお話だ。
兄のカインは獣を神に捧げ、弟のアベルは穀物を捧げた。
神はカインの供物を褒めたが、アベルの供物を褒めなかった。
それで、アベルは嫉妬してカインを殺し、神に罰せられる。
もし、アベルに知恵がなければ、「あっそ」と気にもしなかったはずだ。
釈迦が『法句経(ほっくぎょう、ダンマパダ』で述べている通り、恨むことをやめれば良いのだ。
アベルも恨まなければ不幸にならず、幸福になれたのだ。
賢者達の教えをまとめれば、「恨むな、欲張るな、威張るな」で十分だ。これらは知恵から起こるからだ。
「知恵は良いものじゃないか?」と言いたいかもしれないが、荘子は、人間の知恵など浅はかなもので、知恵の上にある真の知恵(荘子は、とりあえず「明」と呼んだ)が素晴らしいのだと言った。知恵を捨てれば明を得られるのである。
賢者と言うには少し足りないが、「20世紀最大の詩人」W.B.イェイツは、時々、宇宙と一体になるような至福感を得られることに気付いたが、それはどうも「恨むことをやめれば得られる」のだと気付いたのだ。
インドのカースト制度が批判されることがあるが、あれを駄目にしたのは人間の浅はかな知恵だ。
一番上のバラモン(祭司・学者)は、真面目に学問や儀式をやればいいのに、それを怠り、さらに威張るようになったから国全体が不幸になったのだ。
一番下のシュードラ(労働者)だって、彼らの役目の奉仕は、本来、楽しいはずだ。だが、上の身分の者が、人間の知恵で持って、シュードラを差別し、蔑み、いじめ、しいたげるからいけないのだ。奉仕してくれる人達は大事にするのが神的な真の知恵である。
『バガヴァッド・ギーター』で、戦争は嫌だと言うアルジュナに対し、神クリシュナは「お前はクシャトリア(武士)階級だろ。真面目に戦え」と言ったのである。そうしなければならないことを、クリシュナは『バガヴァッド・ギーター』全18章に渡ってアルジュナに教え、やっと目覚めたアルジュナは戦った。
さあ、楽園に戻る方法が分かった。
ラッキーである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
(2)ブッダの 真理のことば 感興のことば(法句経)
(3)新釈 荘子 (PHP文庫)
(4)新共同訳 旧約聖書

AIアート3329
「楽園の乙女」
Kay
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浅知恵で考えたことより、考えていないことのほうに良いことがあるという意図でしょう。