最近は、お坊様を呼ばない葬儀も増えているらしい。
私は、決してお寺が執り行うお葬式を否定するつもりはないが、お寺にお葬式を依頼しなくても全く問題ないと思う。
お葬式と仏教が関係していると誤解している人も多いと思う。
だが、これは間違いないと思うが、釈迦は葬式のことは何も言っていない。
よって、仏教とお葬式は、実際は無関係と言って良い。
それどころか、釈迦が仏教という宗教を作ったわけではないから、正確には、釈迦と仏教は関係ないとも言える。
釈迦の後の人達が、釈迦の教えを保持し広めるために仏教を作ったと言うなら、確かに、釈迦と仏教は密接に関係するという考え方も出来ると私も思う。
しかし、それでも、釈迦とお葬式は全く無関係だ。
だから、釈迦や仏教の教えを信仰しているとしても、お葬式を仏教のお寺に依頼する必要は特にない。いや、お葬式をするしないも全く個人の自由であり、どちらを選んでも是非は全くない。このことだけは、はっきりさせる必要があると思う。
故人が世間的なお寺によるお葬式を望んでいたなら、遺族の心情的な理由でその通りにすれば良いかもしれない。
だが、故人は死んでいるのであり、どうでもいいと言えばどうでもいいと私は思う。
いや、故人の霊が見ていると言う者もいるかもしれないが、そんなことが証明されたことはない。
仮に、本当に故人の霊が見ているとしても、面倒臭がりながらお葬式をしてくれるより、お葬式なんかしてくれなくても、1人でも真心を示してくれる方が、その霊もずっと嬉しいのではないかと思う。
私が死んだ後にぷかぷか浮いている霊になったとしたら、私なんかの死後処理のために時間とお金なんかかけて欲しくないと思うはずだ。
ちなみに、私は、出来れば、夏目漱石のように、医学のために自分の死体を大学医学部に提供する献体にしたいと思う。
献体でも葬儀は出来るが、私は葬儀は不要である。これだと費用はほとんどかからない。

人が昏睡状態になると、その遺族はお葬式の相談を始める。
世間的なお葬式はとんでもなく面倒なので、それはおかしなことではない。
また、葬儀会社にぼったくられない準備も必要だ。いきなりお葬式の打ち合わせになったら、葬儀会社にペースを掴まれてどんどんお金を出すことになってしまう。
いや、別に葬儀会社の批判をしたいわけではない。葬儀会社の交渉担当者だって、会社のため、自分の生活のため、部下の生活のために一生懸命やっているのだ。働きもせずに高給を取っている幹部はいらんが(笑)。

最近、高齢の男性の妻が、病院で昏睡状態であると聞いた。
子供達がお葬式の話をすることについて、その男性は別に悪い気持ちを持っていない。
むしろ、自分の負担を減らしてくれようとしているのだから有難いことだろう。
葬儀会社の互助会には入っているので、遺体の安置場所は確保出来るし、最低限の家族葬は出来そうである。
どこのお坊様を呼ぶのか聞いたら、お坊様は呼ぶつもりはないと言う。
お経は、その男性が自分で上げるつもりだと言う。
私はそれに賛同した。その男性は、別にお経の心得があるわけではないが、それでも全く構わないと思う。
何なら、私だってお経を見ながら『般若心経』や『観音経』くらいなら上げられるので、その男性の代わりに私が上げても良いと思っている。
お葬式にお坊様を呼ぶと、お布施が10万円~30万円に、車代や食事代も用意しろと葬儀会社に言われる。
それは遺族が納得するなら出せば良い。
だが、宗派によっては、法名をつけてもらうのに50万円とか100万円必要と言われるが、私は個人的には、それは全く感心しないし、不要と思う。
私なら、親しい人であれば、無償で、お葬式でも納骨式でも、いくらでもお経を上げて差し上げる。
特に若い人なら、お経じゃなくて、善意の人がフルートのような楽器で葬送の曲を演奏するようにして欲しいと思うのではとも思う。そんな無償の(旅費くらいは出した方が良いが)活動が一般的になって欲しいと思う。
私の知り合いの男性のお葬式では、故人の希望通り、エリック・クラプトンの曲が流された。
私なら、初音ミクさんが歌う、冨田勲さんの『銀河鉄道の夜』を流して欲しいとも思う。
渋谷慶一郎さんの『THE END』にも、初音ミクさんが歌う葬送の曲として良いと思うものもあったが、個人的に渋谷慶一郎さんのイメージがあまりに悪いので(笑)、これはやめておこう。歌は悪くないので、一応下にご紹介しておく。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)イーハトーヴ交響曲(冨田勲。日本フィルハーモニー。初音ミク)【CD】
(2)イーハトーヴ交響曲 blu-ray
(3)ATAK 020 THE END -EU edition-(渋谷慶一郎)※CD。歌:初音ミク
(4)経本 【観音経】 般若心経入り

森のフェアリーさん
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