私が初めて働き始めて、少し仕事に慣れてきた時、私と1つか違わないのに十歳は上に見えるオッサンっぽい先輩と、私より15歳年長の新人が喫茶店でこんな会話をしていたことを印象深く憶えている。
それは、私の1つ上の先輩が15上の後輩に、
「人間、放っておいたら楽な方に行きますよね」
と言ったことだった。
15上の後輩は、深く共感したような雰囲気はなかったが、一般論として同意しているといった感じだったと憶えている。
人間は楽な方に行きたがるし、油断したら行ってしまう。
ニート上がりで1年も働いていない私でも直観的に分かることだ。
日本人の愛唱歌(?)『あゝ人生に涙あり』で、
「くじけりゃ誰かが先に行く」
と言うが、くじけなくたって、誰かが先に行くと言うより、楽な道に行ってしまう者が多いのだ。
「歩いてゆくんだしっかりと」
と言うが、歩くのではなく、運ばれたがるのだ。
10代でも20代、30代でも、楽な道を選んだ時に人間は落ちぶれる。
これは周囲を見ているだけでも分かる。
レベルが高い人間は、人を見て、「こいつは楽な道を選んだ」ということがすぐ分かり、そんな人間は相手にしない。
さっき、楽な道を選ぶ者は「歩くのではなく、運ばれたがる」と言ったが、これは直接的な習慣でもある。
つまり、幼い時から家に車があり、自分の足で歩かず、どこに行くのも親に車で連れて行ってもらう子供は楽な道を選ぶようになる危険が大きい。実際、そんな子供の多くは、子供のうちに駄目人間になる。
大人でも、どこに行くのも車で行きたがるようになると、楽な方を選ぶようになる。
楽な方を選ぶとは、シンドイことをしないというだけでなく、快楽への制限を緩くするということでもある。美味しいものばかり食べたり、酒を飲み過ぎたり、面白い本しか読まなくなったり、楽な運動しかしなくなったりだ。
天皇陛下は小学生の時、歩いて通学したようだ。
「車を出すような距離ではない」と、今の上皇陛下が決められたようだ。
本来なら自動車通学が当然になっていたと思うが、それに従わなかったのは非常に賢明であったと思う。
「全部がそうではない」といった当たり前のことは言わないので思慮深く受け取って欲しいが、楽な方ばかり選んだら、歳を取ると慢性の病気になり、歩くことも困難になる。
快楽を抑えないのが楽なので、好きなだけ酒を飲み、美味しいものばかり沢山食べていたら、そりゃ健康な方がおかしい。
運動をせず、歩きもしなければ、そりゃ腹も出て、いろんな内蔵の調子も悪くなる。
面倒なことを自分でしなくなれば、そりゃ頭も悪くなる。
駄目老人の家はゴミ屋敷だが、片付けずに散らかす方が楽だからだ。
部屋が散らかって不要なものがいっぱいある者は楽を選んだ者であり、仕事は出来ないし、人間として信用も出来ない。
子供が部屋を散らかしているのを絶対に許してはならない。引き出しや押入れなどに物を突っ込んで、見た目だけすっきりさせているようなものも駄目だ。これは大人も同じだ。まあ、そんなのはいつまでも続かないが。
親が家を物でいっぱいにしているなら、子供も見込みはなくなる。悲劇以外の何物でもない。せめて子供は早く家を出るしかない。
プランクはシンドイので、理由をつけて「今日は休み」とするのは非常に楽だ。
だが、死んでも毎日やるという心構えでやれば、少しは楽を選ばないようになる。
私もプランクを1年以上、1日も休まずやって、ようやく片付けをするようになり、全くの別人になった。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)向上心(サミュエル・スマイルズ)
(2)羊と鋼の森(宮下奈都)
(3)無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが 1(九頭 七尾)

AIアート3317
「炎」
Kay
それは、私の1つ上の先輩が15上の後輩に、
「人間、放っておいたら楽な方に行きますよね」
と言ったことだった。
15上の後輩は、深く共感したような雰囲気はなかったが、一般論として同意しているといった感じだったと憶えている。
人間は楽な方に行きたがるし、油断したら行ってしまう。
ニート上がりで1年も働いていない私でも直観的に分かることだ。
日本人の愛唱歌(?)『あゝ人生に涙あり』で、
「くじけりゃ誰かが先に行く」
と言うが、くじけなくたって、誰かが先に行くと言うより、楽な道に行ってしまう者が多いのだ。
「歩いてゆくんだしっかりと」
と言うが、歩くのではなく、運ばれたがるのだ。
10代でも20代、30代でも、楽な道を選んだ時に人間は落ちぶれる。
これは周囲を見ているだけでも分かる。
レベルが高い人間は、人を見て、「こいつは楽な道を選んだ」ということがすぐ分かり、そんな人間は相手にしない。
さっき、楽な道を選ぶ者は「歩くのではなく、運ばれたがる」と言ったが、これは直接的な習慣でもある。
つまり、幼い時から家に車があり、自分の足で歩かず、どこに行くのも親に車で連れて行ってもらう子供は楽な道を選ぶようになる危険が大きい。実際、そんな子供の多くは、子供のうちに駄目人間になる。
大人でも、どこに行くのも車で行きたがるようになると、楽な方を選ぶようになる。
楽な方を選ぶとは、シンドイことをしないというだけでなく、快楽への制限を緩くするということでもある。美味しいものばかり食べたり、酒を飲み過ぎたり、面白い本しか読まなくなったり、楽な運動しかしなくなったりだ。
天皇陛下は小学生の時、歩いて通学したようだ。
「車を出すような距離ではない」と、今の上皇陛下が決められたようだ。
本来なら自動車通学が当然になっていたと思うが、それに従わなかったのは非常に賢明であったと思う。
「全部がそうではない」といった当たり前のことは言わないので思慮深く受け取って欲しいが、楽な方ばかり選んだら、歳を取ると慢性の病気になり、歩くことも困難になる。
快楽を抑えないのが楽なので、好きなだけ酒を飲み、美味しいものばかり沢山食べていたら、そりゃ健康な方がおかしい。
運動をせず、歩きもしなければ、そりゃ腹も出て、いろんな内蔵の調子も悪くなる。
面倒なことを自分でしなくなれば、そりゃ頭も悪くなる。
駄目老人の家はゴミ屋敷だが、片付けずに散らかす方が楽だからだ。
部屋が散らかって不要なものがいっぱいある者は楽を選んだ者であり、仕事は出来ないし、人間として信用も出来ない。
子供が部屋を散らかしているのを絶対に許してはならない。引き出しや押入れなどに物を突っ込んで、見た目だけすっきりさせているようなものも駄目だ。これは大人も同じだ。まあ、そんなのはいつまでも続かないが。
親が家を物でいっぱいにしているなら、子供も見込みはなくなる。悲劇以外の何物でもない。せめて子供は早く家を出るしかない。
プランクはシンドイので、理由をつけて「今日は休み」とするのは非常に楽だ。
だが、死んでも毎日やるという心構えでやれば、少しは楽を選ばないようになる。
私もプランクを1年以上、1日も休まずやって、ようやく片付けをするようになり、全くの別人になった。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)向上心(サミュエル・スマイルズ)
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(3)無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが 1(九頭 七尾)

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