「推し活」という言葉を知らない人は、あまりいないと思う。
推し活とは、好きなアイドルのためにお金と時間を使う積極的な活動をすることであると思うが、ただ活動するだけでなく、活動をアピールすることが大切だ。
好きなアイドルのコンサートや握手会等のイベントに行くのはもちろん、大量のグッズを買うというだけでなく、聴きもしないCDを箱買いし、また、それを自慢するかのようにアピールするのである。

何のために推し活をするのかというと、好きという気持ちを満足させると言うのも当然あるが、それよりも「自己肯定感」を求めているのである。
デール・カーネギーの『人を動かす』では、自己重要感と言うが、これは自己肯定感と同じである。
カーネギーは、「自己重要感(自己肯定感)を求めて人々はさ迷う」と言うが、その1つが推し活である。
アイドルのために、「俺はこんなにやっている」とアピールすることで、自分が素晴らしくなったように感じるのである。
しかし、これって、古代からの女神信仰や男神信仰と同じなのである。
ギリシャ神話の神々って、男らしさ女らしさが強く、性的アピールが強烈だ。女神はことごとく処女で、男神は逆にヤリ〇ンと決まっている。まさにアイドルと同じだ(ただ、今は多様化の時代で、その基準からやや外れたアイドルも存在する)。
美しく素晴らしいアイドルや女神のためにお金と時間を使い精力的な活動をしていることをアピールすることで、アイドルや女神の価値が自分にも与えられるような気がするのだ。
秋元康氏が自己肯定感の低い男達を騙して・・・という言い方は悪いが、まあ、そそのかして(笑)、大儲けする方法がこれである。
一方、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、本当は初音ミクでアイドルビジネスをしたくはないのだろうなあというのは感じるが、初音ミクの推し活も大きくなってしまった。
初音ミクの本懐本領は、歌ってくれる楽器であることだ。

優秀だったり美しかったりで人々に認められ、自己肯定感が高い者だって、好きなアイドルがいるかもしれないが、そんな選ばれし者達は決して推し活をしない。自己肯定感を高めるためにそんなことをする必要が全くないからだ。

1つ言っておくなら、あなたは、内なる全知全能の力(神とか潜在意識と呼ばれることもある)のために無限の価値を持つのである。別の見方をするなら、宇宙に偏在する全知全能の宇宙の活力(こちらも神とか潜在意識なのだが)があなたの味方だという理由で、あなたは比類がない。
推し活で得られる自己肯定感は刹那の偽物だ。
そんなこと、さっさとやめて自分を知ることだ。
そうすれば、貴重なお金や時間を有意義なことに使えるのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)人を動かす(デール・カーネギー)
(2)創作のミライ 「初音ミク」が北海道から生まれたわけ(伊藤博之)
(3)マンガギリシア神話 1 ~オリュンポスの神々~(里中満智子)

女神的なもの
AIアート3313
「女神的なもの」
Kay

  
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