落合博満さんがプロ野球に入ったのは25歳で、しかも、なかなか活躍出来なかったらしい。
ところが、28歳で史上最年少の三冠王になった。
そうなったのには、悟りがあったからだが、そのきっかけは、当時大投手だった江夏豊さんと会話したことだった。
江夏さんは落合さんに、「お前は楽なバッターだ」と言う。
その理由は「俺が何を投げるか読もうとしてくる」からだと言う。
江夏さんは、「1日中、同じ球を待っているやつが一番嫌なんだ」と言った。
これで落合さんは目覚めたのだと思う。
落合さんは1つの球に絞ったが、そうすると、その1つ以外のある程度の球に対応出来ることが分かった。

落合さんは道を究めた人だ。
今朝の記事で、落合さんが教えを請いに来た選手に5時間素振りをやらせた話を書いた。
5時間、全力スイングは出来ない。
つまり、無駄な動きが入ったスイングを続けることは出来ない。
どんどん無駄な動きがなくなり、コンパクトになり、極端に言えば、最後はバットを振らなくなる。
これが、中島敦の『名人伝』にある、究極の弓の奥義「不射の射」だ。
政木和三さんが、ゴルフのショットの極意が、ピンポン玉を打つことだと言ったのもこれである。

ヨガの最高の真言は「オム」である。
これは、「ア・ウ・ム」を速く言ったものだ。
神道では「アム」となり、こちらの方が正確で、少なくとも日本人向きだ。
「南無阿弥陀仏」も「アメノミナカヌシ」も「アマテラスオホミカミ」も「アーメン」も、全部「アム」で始まる。
短く「アム」と唱えれば万能だ。
神道家で合気道家の佐々木将人さんは「あーん」で悪霊を祓うことが出来ると本に書いていたと思うが「アム」で良いと思う。
短ければ短いほど良いのである。
末期癌を治したと言われる、私の好きな言葉「ナ・ダーム」も「アム」が基本だ。「アム」で良い。
尚、「アム」と「アン」は微妙で、好きな方で良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)数霊のメッセージ(佐々木将人)
(2)李陵・山月記 弟子・名人伝(中島敦)

風の中
AIアート3225
「風の中」
Kay

  
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