世界的に株価が急落している。
10~20%以上安くなっている株も多く、暴落と言えるかもしれないが、この程度で大騒ぎになるのだから、もっと大きく下がればパニッになるだろう(もうパニックになっている人もいるが)し、今後さらに下がる可能性もある。

株取引の基本は、下がっている時に早めに売って致命的な損失を防ぐこと(いわゆる損切り)と、上がっている時に欲張らずに適度なところで売って利益を確保することだ。
ただし、これはプロの投資家のやり方で、素人が新NISAのようなインデックス投資(投資信託を買って運用は専門の会社に任せる)をする場合は全然異なる。
インデックス投資では、株価の変動など気にせず、株を保有し、さらにコツコツと投資を続けるのが基本だ。なぜなら、長期的には株価は上がる可能性が高いからだ。
とはいえ、暴落した株価が元に戻るのに10~20年以上かかったこともある。
20年かかるとしたら、30歳の人なら50歳だが、60歳だと80歳になってしまう。そこでやっと元に戻り、そこから上がるのを待つことになる。過去はそこから必ず上がっているが、今後もそうなるかは分からない。上がるにしても、凄くゆっくりになるかもしれない。20年経てば物価は相当上がっている上、暴落した株価が元に戻っても利益と見なされ、何らかの課税がされるかもしれない。
尚、投資で一番悪いのは、株価の変動が気になってストレスになることで、それがメンタルの健康を損ない、それが身体の健康にも影響が出ることだ。だから、メンタルが弱い人は投資なんかやるべきではないと私は思う。

ただ、素人に限らないが、特に素人の投資には最重要なことがあり、これを忘れてはならない。
それは、株は溶けて(元金が消えて)も諦められる範囲でやるということだ。
例えば、3000万円の預金を持つ人が、溶けてもいいと思って、その中の500万円で投資を行うことだ。
まあ、3000万円ある人にとっても500万円は大金であるから溶けていいはずはない。しかし、ここが微妙なのだが、あくまで「万一溶けても」という意味であると同時に、その万一は起こっても不思議はない。だから、万一でじはなく百一、いや五十一くらいの気持ちでやれないなら、やらない方が良い。
分かり易く言えば、投資は、50弾倉ある拳銃でのロシアン・ルーレットである。
普通の6弾倉の拳銃であれば、1億円くれると言われてもロシアン・ルーレットをやる人はまずいないだろう。
しかし、50弾倉ならどうだろう?
おそらく、ほとんどの人はやらないと思う。
だが、投資とはそんなものだ。
「投資やらないなんて馬鹿ですよ」と言う人は、1/50しか死ぬ可能性がないロシアン・ルーレットで大儲けしない人は馬鹿だと言ってるのと同じだと思う。つまり、「ほとんど死なないのにやらないなんて馬鹿だ」と言っているのである。しかし、死ぬことも結構あるのだ。

素人投資の基本に則れば、今回の株急落でも、株は持ち続け、今後も投資を続けることになる。
一方、プロの基本に則れば、売ることも検討することになるが、どうするかは自己判断で、ぶっちゃけ丁半博打である。
今後どうなるかを分かっているような顔で解説する者は多いが、彼らは予想が外れても絶対に責任は取らない。
そして、専門家の予想すら、猿がダーツを投げるよりも当たらないというのが、大規模実験でも分かっているらしい。

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