引き寄せで大金を得る人は、若い時に、お金、健康、人間関係で苦労した人だろう。
それらの価値を思い知ることで、欲張らずに、純粋にそれらを望むことになるからだ。
たとえば、空腹に苦しんだら、「3食ちゃんと食べられたら天国だ」と謙虚に思うようになり、そんな願いは叶い易い。
「せめてタバコが吸えるようになりたい」という想いから、事業で成功した人もいる。
あのジョセフ・マーフィーだって、病気で苦しんでいたのが祈りの力で治った経験が、潜在意識の力への関心となり、潜在意識の法則を解明し実用化したのである。

そのジョセフ・マーフィーは、子供には安易にお金を与えず、働くことでお金の価値を学ばせることを勧めている。そうしないと、子供がお金の有難さを理解せず、お金を本当の意味で好きにならないからだ。
子供にはお金の教育が必要だが、そのためには働いて稼ぐことを実際にするしかない。
おこづかいを無条件に与えるのではなく、お手伝いをするとかのお礼として与える形が良いと思う。

そして、まずはちゃんと働いてお金を稼ぐことを考えるべきだろう。
芸能人やスポーツ選手として一気に大金を稼ぐには、才能と運が必要だ。しかも、そんな人達は若い時は華やかだが、歳を取ったら(ほとんどは40~50代から)普通の人以上に、経済的、健康的に苦しむ場合が圧倒的で、羨む必要は全くない。
飛び抜けた才能や情熱がない普通の人だという自覚があれば、フリーランサーなどになろうとせず、会社員や公務員になって真面目に働くことをお勧めするし、若い人達に、それが良いことを肯定的に理解させるべきと思う。
若い時に冒険することも良い経験であるが、取り返しが効く30代前半のうちから真面目に働けば、若い時の経験が生きてきて飛躍することもあり得る。

昔、プロ野球で2年連続で三冠王を取った王貞治さんを退けて日本プロスポーツ大賞を受賞した沢村忠さんというキックボクサーがいた。大人気の大スターだった。
だが、彼は33歳で引退すると、若い時から車が大好きだったことから、自動車修理工として1から修行し、自動車の修理販売業を営み、平穏な生活をしながら武道家の道を極めようとした。
こんな大物でなくても、若い時にかなりやんちゃし、うまくいった、いかなかったは別として、30代になったら真面目に働くことで、若い時の経験も生かしている人は、昔はかなりいたし、今もいるだろう。そんな人生が一番楽しいと思う。
だが、大切なことは、引き際を間違えないことだ。
若い時に、成功しないまでもミュージシャンとしてライブハウスでそこそこ人気があったという者が、いつまでもそれを続けているのはどんなものか。若い時は格好が良いのでファンもつくが、30代になれば魅力が極端に衰え、多少、歌やギターが上手くても、見向きもされなくなる。ましてや、30代、40代以上になっても夢を諦められず、いつかはミュージシャンで成功を・・・と思い続けるのは愚かで惨めでしかないと思う。そこそこ上手いだけの無名のオッサンオバサンの歌など誰も聴かない。
アイドルも、AKB48等に入ろうとするのは、ギリ18歳、よほどの美人でも19歳では難しいだろう。

若い時の稼ぎが年金になるという現実は、もっと意識した方が良いかもしれない。
若い時にフリーランサーでフラフラしてたら、老後の年金がなくなり、惨めで辛い老後になってしまう。
老後のことなんか知ったこっちゃないと勇敢なことを言う若者が多いだろうが、老後はあっという間に来る。その時の絶望は恐ろしい。
配下のプロレスラーが将来困らないように、彼らの厚生年金をかけていたジャイアント馬場さんという人は、本当に神様のような人だったと思う。正直なところ、ここが馬場さんとアントニオ猪木さんの違いではないかと思う。
馬場さんは、「レスラーへのギャラの支払いの遅延が一度もなかったことだけが俺の自慢」と言い、史上最高のレスラーのルー・テーズが、馬場さんの死亡直後、「馬場は約束したギャラは必ず払ってくれる誠実な人だった」とコメントを出した。
我々の場合は、会社や役所や学校等で誠実に働くことが、それと同じことだろう。
「俺は仕事を投げ出したことが一度もないことだけが自慢だ」ということで良い。
私は、システム開発のプロジェクトを何度か破綻させたことがあるが、最後まで何とかしようと努力はしたと思う。とはいえ、何とかならなかったのは不徳の至りであろう。なんとか挽回したいものである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)あなたも金持になれる(ジョセフ・マーフィー)
(2)真空飛び膝蹴りの真実 ~キックの鬼沢村忠伝説~
(3)1964年のジャイアント馬場

水色のドレスの少女
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Kay

  
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