昔、オリンピックでメダルを獲得した女性選手が「自分を褒めてあげたい」と言ったことで、人々に評価されることをやらないと自己肯定出来ないという誤解が多くの人々に生じた。
大きな事業を成し遂げた者、公的な立場で人々の平安に貢献した人が褒められるべきかというと、それは、稲盛和夫が言ったように「私心なき場合」だけだ。
儲けるために事業をしたり、名誉欲から政治で活躍すると、かえって人々に害を与える。
ラマナ・マハルシが、成功した事業家や有能な財務長官といった人達全てにおいて、「彼らは実は何もしていない」と言う。
それはただのなりゆきであり、運命であったに過ぎない。
総理大臣になる運命なら総理大臣をやるし、大スターになる運命なら大スターになる。それだけのことである。

だが、自分でやって褒められるべきことだってある。
子供は何をした時に褒められるだろう?
試験で良い点を取ったら褒められるが、それは生まれつきの頭と親の生きる姿勢で決まり、子供は何もしていない。
昔であれば、子供が褒められるのは、「ちゃんと寝た時」「ご飯をちゃんと食べた時」だった。
あるいは、お手伝いをしたり、家族や友達に親切にした時だった。
なぜ、これらが褒められるのかというと、なりゆきにまかせると、夜更かししたり、遊びに夢中だったりお菓子ばかり食べてご飯をちゃんと食べなかったり、お手伝いをしなかったり、家族や友達に不親切になるからだ。

特に、ちゃんと寝ること、ちゃんと食べることは身体を大事にすることで、それは生命を大事にすることだ。
これほど称賛すべきことはない。
そして、ムキムキマッチョとかナイスバディになってモテるためではなく、身体を大事にし、生命を守るために運動することも称賛すべきことだ。
寝過ぎも良くないが、大谷翔平さんだって時間があれば寝ると言うように、しっかり寝ることは大事なことだ。
そして、快楽のためにやたら美味しいものを食べるのではなく、身体に良い適度に美味しいものを食べることは大事で、とても褒められるべきことだ。
過酷なトレーニングではなく、毎日十分に歩いたり、完全なフォームで10回のスクワットや5回の腕立て伏せをすることも、身体を大切にする立派なことであると言えると思う。
与えられた生命を大切にすれば神(魂)に褒められ、運も向上する。
腕振り運動や足踏み四股をしっかりやればツクようになるのもそのためである。
仙人を目指して腕振り運動を毎日1万回だの、無敵の武術家になるために四股を毎日数千回だのは、私心が強いので、拙い事態を呼ぶこともあるかもしれない。だが、それがその人の運命であれば、どうなろうと仕方がないのかもしれないが。

ちゃんと寝たり、身体に良いものを食べ悪いものを食べなかったら、しっかり自分を褒めてやると良い。
それは魂の意思と一致するのだから、運も良くなって恵まれる、つまり、引き寄せもうまくなるだろう。
毎日ちゃんと腕振り運動や足踏み四股、その他の身体に良い運動を何かしているなら、自分を褒めてやると良い。それは、「汝破れたり。わが後方(しりえ)に退け、サタン」ということで、悪魔の誘惑に勝ったということだからだ。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(2)稲盛和夫経営講演選集 第2巻 私心なき経営哲学
(3)ラーマーヤナ(上) (レグルス文庫)
(4)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省翻訳)

健康に育てば
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「健康に育てば」
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