私は、船井幸雄氏の本はいくらか読み、昭和の頃の本は感動的と思うものも多かった。
そんな船井氏の本の中で、どの本だったかは全く憶えていないが、よく憶えている言葉が1つだけある。
その言葉は「現状肯定、過去オール善」である。
過去に起こったことは全て善いことであった、そして、現状はベストであるということだ。
この論に完全に賛成出来る人は少ないと思う。
また、この論が正しいと論理的に説得することも出来ないだろう。
よって、受け入れるも自由、受け入れないも自由というしかない。

従って、データもないし、私の感想に過ぎないが、「現状肯定、過去オール善」は真理であり、これが認められないうちは、人生は辛いものになるだろう。
逆に言えば、これを、納得しなくても良いが、その通りであると「ひれ伏す」と言うか「諦めてしまう」と人生は楽になるし、状況が良い方向に変化する可能性がある。

合格すると思っていた受験に失敗し、希望する学校に入れなかったことは、本当は良いことであった。
それどころか、学校のミスで、入りたかった学校の受験すら出来なかったとしても、そんなミスが起こったことは良いことであった。
どれだけの人がそう思えるだろうか?
現在、安月給の卑しい仕事をしていたり、ニートであったとしても、それをベストと肯定する。
ニートになるには、いろいろな出来事があったのだろうが、それを全て善いことであったと認め、どんな文句も言い訳もしないという人は少ないと思う。

良い仕事に付けず、給料が安く、貯金も少ない現状は非常に良いことで、そうなった原因である過去の出来事も善いことであった。
そう本当に思えたら、その人の世界は変わっていくだろう。
「現状肯定、過去オール善」と関連する説として「全ては必然(偶然はない)」というものがあり、船井氏もそう書いていたように思う。まあ、深い意味ではそうかもしれないが、人間から見れば、むしろ全て偶然である。
だから、スティーブ・ジョブズだって、「今やっていることが、将来、どう役立つかは分からない。分からないが、何かにつながると信じるしかない」と言ったのである。
「現状肯定、過去オール善」
これを受け入れた時に本当に生きることを始めるのであると思う。

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(1)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)
(2)因果応報の法則(丹波哲郎)
(3)超能力の秘密(ジナ・サーミナラ)

神出鬼没
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