最近、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』というアニメを見て感動してしまった。
相沢梓(あいざわあずさ)という名の27歳のOLが過労死するが、彼女は不老不死の17歳の姿の魔女アズサとして転生し、高原の家で平和に暮らす。
アズサは生活費稼ぎのために、スライムというぷるぷるとしたゼリー状の姿の、ごく弱いモンスターを倒し続けた。
コンピューターゲームでは、モンスターを倒す度に、モンスターの強さに応じて自分が強くなるが、最弱とはいえ、スライムを300年間倒し続けることで、アズサは最強の魔女になってしまう。
アズサ自身が言うが「コツコツやり続けて得た力を馬鹿にしてはいけない」のである。

世の中で、大きな力を得ている人というのは、誰でも出来ることを長い長い年月をかけてコツコツとやって力を蓄えた者である。
最強の武術家の1人であった大東流合気柔術の佐川幸義が「僕は特訓なんかしない」と言っていたように、『鬼滅の刃』の
竈門炭治郎のような物凄い修行などしないのである。
たとえば、佐川は、ほとんど足踏みと言える佐川幸義流四股を毎日何千回とやっていたと言われる。
彼の新参の弟子が、寝食を忘れるほどこの四股をやったら、先輩の弟子達がその者に勝てなくなってしまったという話がある。

超一流のコンピューター科学者のピーター・ノーヴィクが、プログラミングを本当にマスターするのにかかる時間は10年と言っていたが、私も全く賛成だ。
ダラダラという言い方も何だが、そんな雰囲気でもコツコツ10年やっていれば、かなりのものになる。
思想家の吉本隆明も『ひきこもれ』の中で、物書きになりたかったら10年書き続ければ必ずモノになると書いている。
まあ、どのレベルになるかは才能次第ということもあるが、10年続けば何かを得られることは間違いない。

私が小学4年生の時、クラスに凄い腕前でピアノを弾く女の子がいたが、彼女は4歳でピアノを始め、その時で5年ほどだった。
だが、彼女は中学に入る頃にはピアノを毎日弾かなくなり、全く駄目になった。14歳までやっていたらと思うと残念だ。
作家の村上龍は、友人でもあった音楽家の坂本龍一について「お前が音楽家で成功したのは、才能ということもあるが、3歳の時から10年みっちりとピアノをやったからだ」と言い、何でも10年やることの大切さを訴えていた。

政木和三さんも、小学3年生の時、腹式呼吸を毎日1時間やって、それこそ魔女アズサレベルの超人になったが、彼の場合、数か月であった。それでも、誰でも出来ることをコツコツやっただけであり、それほど腹式呼吸に効果があるということだ。
彼の場合は、7秒吸い、7秒止め、7秒吐くから始め、それぞれを20秒まで伸ばした時に超人化した。
私もプランクを半年以上毎日続け、既に体幹はトップレベルであるが、さらに超人化を続けようと思う(笑。いやマジで)。

心で「私、私、私」と言い続ける、ラマナ・マハルシお墨付きの行は10年やる覚悟でやれば、案外に早く神のようになってしまうと思う。
私は「私、私、私」行を、普段は忘れ勝ちなのだが、風呂に入る時と寝る時は割とちゃんとやるので、風呂と寝ることが楽しみになっている。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ※Amazon Prime Video dアニメストア
(2)スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(1)(森田季節)
(3)村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe
(4)深淵の色は 佐川幸義伝
(5)ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ(吉本隆明)

記憶の中の幻
AIアート2905
「記憶の中の幻」
Kay

  
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