若い時からの運動、トレーニングが中高年になった時の健康、体力を決めるが、運動について指導的に語るものの9割までが、人々に運動をさせないようにするもののように思われる。

私が運動について正しく考えるきっかけになった、極めて印象深い出来事が2つある。
1つは、ヨーロッパの一流クラブで活躍する超一流のサッカー選手(名前は元々知らない)が、テレビで話していたことだった。
彼が、「僕は腹筋運動が好きでよくやっている」と言うと、司会者は「何回くらいやりますか?」と尋ねる。
司会者の他に、芸能人のようなゲストも何人かいたが、彼らや視聴者の期待する答は、何千回とかいったもので、少なくとも300回とか500回という答えを聞き、「わあ!凄いですね!」という反応を見せるという流れがテレビ的には良かったのだろう。
だが、その選手は、さらっと「20回くらい」と答え、司会者は張り付いた笑顔をして反応出来ず、沈黙が生じた。
もう1つが、私が勤めていた会社での話だ。
元高校野球のエースピッチャーで、40歳を過ぎているのに20代にしか見えず、若々しい体形で、特に半袖シャツの時の腕の太さが際立った男性がいた。
当時、私は腕立て伏せを200回以上していて、彼に腕立て伏せの話をしたら、現役時代も今もやっているというので、現役時代、何回やったかと聞いたら、彼は「10回」と即答した。
その後しばらくして、私は肩を痛めて腕立て伏せが出来なくなった。
また、私は200回以上やっていたとはいえ、効果は少なかったと思う。

1年ほど前、私は、器具を使わない、小さな船漕ぎ運動を毎日やったら、みるみる肩が治り、痛くなくなったが、数年振りに腕立て伏せをやると、筋力の低下と、痛みへの恐怖から1回やるのも辛い感じだった。
それで、1回で良いから完全なフォームでやれるようになり、時間をかけて2回、3回と増やしていき、完璧なフォームで一度に8回やるようにしたら、以前、いい加減なフォームで200回以上やっていた時よりはるかに調子が良くなった。
完璧なフォームのまま15~20回は出来ると思うが、最も大切なことは毎日やることで、今は10回でやっている。
これを続ければ、生涯、立派な腕でいられるだろう。

私はスクワットが好きなのだが、YouTubeを見たら、スクワットでは、両手を胸の前で組み、顔を上げて出来るだけ上体を起こすフォームで、膝が床と平行になるまで曲げるものが圧倒的だが、私はこれでやると、必ず腰が痛くなる。
ところが、元野球選手のイチローさんがやっているスクワットは上体を前屈したお辞儀をする格好で、軽く曲げる程度だった。
ただ、イチローさんは「身体を股の間に入れるんだ」という訳の分からないことを言い、周囲の人にやらせても「それ、全然股に入ってないじゃん」と言うが、何が悪いのか分からないし、彼も曖昧な説明しかしない。
まあ、私は、前屈姿勢で良いというところだけ確認した。
トレーナーの中にも、身体を起こしたスクワットは腰に負担がかかり痛めやすいことを指摘しているが、医者など、素人トレーナーの本では、ほぼ間違いなく、上体をしっかり起こし、両手を前に上げたり、胸の前で組み、深く曲げるスクワットを教えている。
私は、両手は脚の付け根を押さえて腰に負担がかからないようにし、自然に感じる範囲で前屈しながら曲げ、いったん止めてからゆっくり伸ばすようにして、一度に10回やっているが、これなら身体を壊さず1日何度でも楽にやれ、毎日続けるのは容易い。
しかし、一般に言われているスクワットでは、やるたびにストレスを感じ、腰まで痛めるように感じる。
要は、人の言うことは参考程度にして、自分に合ったやり方でやれば良いのである。
スポーツクラブみたいなところで、ムキムキのトレーナーに指導を受けると、単独で続けられず、身体も痛め、老後に不自由な身体になる危険が高いと思う。

私は、腕振り運動や佐川幸義流四股は毎日やっているし、体調が悪い時は、これらを長時間やって調整すると調子が良くなる。
ところで、YouTubeで、合気道の高段者でも、ブクブクに肥満していたり、腹が出ている人をよく見るが、それってどうなのと思う。
腕振り運動を勧める人にも、だらしない体形の人は多い。
筋トレに限らないが、やはり、ある程度は身体を引き締めることが必要だ。

私は最上の運動は、プランクだと思う。
世界最強の軍隊と言われるアメリカ海兵隊が、プランクを3つの体力測定の1つにしているのも、いわれ(根拠、正当性)のないことではないだろう。
「プランク10分」と言えば、認識の高い人々の間では身体エリートの証と見られるようである。
私も、半年以上熱心に取り組んでいるのは、やるごとに効果の素晴らしさを感じるからだ。
ムキムキのボディービルダーにはプランクが嫌いでけなす人も少なくないが、そんなに悪いなら米軍で積極的に採用するわけがない。
プランクは、最初は1分でも辛いと感じるかもしれない。
私もそうだった。しかし、毎日やっていると慣れてきて、日数をかけて時間を伸ばしていくと、体幹の広い範囲の力が驚異的に向上する。また、身体が本当に引き締まり、ダイエットとしても、これほど良いものはないと思う。
ただ、YouTubeでは、脚を上げたり、膝を曲げたりの運動を加えたがるものが多いが、余計なことをせず、正しいフォームでぴたっと静止してなるべく長時間やるべきと思う。
まあ、こんな正しいやり方ではYouTubeの再生回数が稼げるはずがないが、基本もちゃんとやらずに、あんな真似をしないで欲しいものである。
一方、やはりYouTubeで「30秒で劇的な効果」とかデタラメを言うのが多過ぎる。
もちろん、30秒1回でも効果はあり、やらないのとは大きな差だが、素晴らしい効果を実感するのは、1分を1日3回行うあたりからと思う。
2分を1日2回やれば、何歳でも二十歳の頃の体形に近付くと思う。
3分を1日2回くらいを目指せばと思う。時間はかかるかもしれないが、見返りは大きいと思う。並の10代、20代に負けないと思う。
私は半年以上、粘り強くやり、今は、5分を朝晩1回ずつやっているが、身体を力強く感じ無双状態である。

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