「やりたいことをやれ」とか「好きなことをやれ」というのを、よく見たり聞いたりする。
だが、妻子ある男が働かずに酒を飲んだり、好きなギターを弾いているわけにはいかない。
自動車が好きだからといって、十分な収入がないのに高い自動車を買っていたら、冗談ではなく、失敗人生になる可能性がある。
こんな話がある。
ある中年の男の2人の子供が大学に進学し、家のローンもあるが、人並の収入しかないので、借金が大きくなり、家計を圧迫していた。実際は、かなり切迫した状況だった。
男の友人が、男の資産形成について相談に乗っていたが、ある日、男がこんな話をする。
「朗読会に入った」
文学好きな者達が定期的に集まり、文学を朗読し合う会だった。
男は本当に文学好きだった。
友人は嫌な感じがした。そりゃ、趣味の1つもあっていい。しかし、集まってそんなことをするには、まとまった時間が必要になる。今は、そんな無駄な時間を使っている場合ではないだろう。
そもそも、集まって本を読み合って何になるのだ?
そんな無駄に時間を潰す連中と付き合っても、何か建設的なことに発展するとは思えない・・・と言ったら言い過ぎかもしれないが、そんな危険は避けるべきである。
結局、その男は、他にもそんな趣味を広げていき、何の問題解決も得られなかった。
そんな時間があったら、副業をするなり、楽に稼ぐための準備をすれば良かったのだ。
聞いた話だが、27歳にもなってプロサッカー選手になる夢を追って練習に精を出す男がいたらしい。
だが、千パーセント無理なことは分かるはずで、時間を無駄にせず、別の必要なことに時間と労力を注ぐべきだろう。
時々、いい歳になって歌手になろうとか、ゴルフがちょっと上手い中年がプロゴルファーになろうとする者がいるらしい。
スーザン・ボイルは50歳近くになって歌手デビューしたが、彼女は何もかもが特別で、自分とは全然違うということが分からない馬鹿は話にならない。
趣味のゴルファーがプロになったという話もあるらしいが、あらゆる意味で、その者は特別だということは簡単に分かるはずなのだ。
間抜けたと言うよりは、愚か・・・いや、狂ったとしか言いようのないことをして時間を無駄にし、人生を棒に振る者が多い。
クリプトン・フューチャー・メディア(初音ミクの会社)の伊藤博之社長は、講演で「好きなことをしろ」とは言ったが、「夢に人生を賭けるな」とも言っていた。
有名ユーチューバーのYouTubeでの相談コーナーで、ある48歳の男が「妻子がいるので、作家になるのはきっぱり諦めて働こうとするが続かない」といった相談があったが、結局、その男は「きっぱり諦めた」と言いながら、まだ作家に未練があるのだと、その人気作家でもあるユーチューバーが指摘する。
彼は、「作家で成功を目指せるのはギリ37歳まで」と言う。
彼の48歳男へのアドバイスは、作家は絶対無理だから完全に諦め、どんなに惨めでも実家で下働きでもさせてもらえ(実家が小さな事業をしていた)だった。それでも作家を諦めないのなら、破滅しか待ってないがご勝手にだった。もちろん、妻子とは別れる必要がある。それが現実だ。
ただ、優先順位を守れば、人生は何とかなるのである。
昔、「何とかなるぜ、世の中は」と歌う歌があったが、夢に人生を賭けていたら何ともならない。
つまり、優先順位だけは間違えてはならないのだ。
だが、遠い夢を諦めずに追い続ける姿を良いもののように描くドラマ、映画、小説、さらには、ドキュメント番組だって多い。
そんなものが、沢山の人々を破滅させ不幸にしている。
アインシュタインは、物理学は趣味だと言っていた。つまり、成功しなくても全然構わなかったのだ。
だが、彼だって42歳位以降は、物理学は仕事になってしまった。
そして、それ以降の彼の物理学は過去の栄光の残像に過ぎず、大した成果は上げておらず、むしろ醜態を晒した感すらある。
スーザン・ボイルだって、きっと単なる趣味で歌っていたのだろう。そして、仕事で歌うのは向いてないのだ。知らないが、プロとしてはあまりいい想いはしていないはずだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)創作のミライ 「初音ミク」が北海道から生まれたわけ(伊藤博之)
(2)運とつきあう(マックス・ギュンター)
(3)セレンディピティ 点をつなぐ力(クリスチャン・ブッシュ)

AIアート2891
「決戦の日」
Kay
だが、妻子ある男が働かずに酒を飲んだり、好きなギターを弾いているわけにはいかない。
自動車が好きだからといって、十分な収入がないのに高い自動車を買っていたら、冗談ではなく、失敗人生になる可能性がある。
こんな話がある。
ある中年の男の2人の子供が大学に進学し、家のローンもあるが、人並の収入しかないので、借金が大きくなり、家計を圧迫していた。実際は、かなり切迫した状況だった。
男の友人が、男の資産形成について相談に乗っていたが、ある日、男がこんな話をする。
「朗読会に入った」
文学好きな者達が定期的に集まり、文学を朗読し合う会だった。
男は本当に文学好きだった。
友人は嫌な感じがした。そりゃ、趣味の1つもあっていい。しかし、集まってそんなことをするには、まとまった時間が必要になる。今は、そんな無駄な時間を使っている場合ではないだろう。
そもそも、集まって本を読み合って何になるのだ?
そんな無駄に時間を潰す連中と付き合っても、何か建設的なことに発展するとは思えない・・・と言ったら言い過ぎかもしれないが、そんな危険は避けるべきである。
結局、その男は、他にもそんな趣味を広げていき、何の問題解決も得られなかった。
そんな時間があったら、副業をするなり、楽に稼ぐための準備をすれば良かったのだ。
聞いた話だが、27歳にもなってプロサッカー選手になる夢を追って練習に精を出す男がいたらしい。
だが、千パーセント無理なことは分かるはずで、時間を無駄にせず、別の必要なことに時間と労力を注ぐべきだろう。
時々、いい歳になって歌手になろうとか、ゴルフがちょっと上手い中年がプロゴルファーになろうとする者がいるらしい。
スーザン・ボイルは50歳近くになって歌手デビューしたが、彼女は何もかもが特別で、自分とは全然違うということが分からない馬鹿は話にならない。
趣味のゴルファーがプロになったという話もあるらしいが、あらゆる意味で、その者は特別だということは簡単に分かるはずなのだ。
間抜けたと言うよりは、愚か・・・いや、狂ったとしか言いようのないことをして時間を無駄にし、人生を棒に振る者が多い。
クリプトン・フューチャー・メディア(初音ミクの会社)の伊藤博之社長は、講演で「好きなことをしろ」とは言ったが、「夢に人生を賭けるな」とも言っていた。
有名ユーチューバーのYouTubeでの相談コーナーで、ある48歳の男が「妻子がいるので、作家になるのはきっぱり諦めて働こうとするが続かない」といった相談があったが、結局、その男は「きっぱり諦めた」と言いながら、まだ作家に未練があるのだと、その人気作家でもあるユーチューバーが指摘する。
彼は、「作家で成功を目指せるのはギリ37歳まで」と言う。
彼の48歳男へのアドバイスは、作家は絶対無理だから完全に諦め、どんなに惨めでも実家で下働きでもさせてもらえ(実家が小さな事業をしていた)だった。それでも作家を諦めないのなら、破滅しか待ってないがご勝手にだった。もちろん、妻子とは別れる必要がある。それが現実だ。
ただ、優先順位を守れば、人生は何とかなるのである。
昔、「何とかなるぜ、世の中は」と歌う歌があったが、夢に人生を賭けていたら何ともならない。
つまり、優先順位だけは間違えてはならないのだ。
だが、遠い夢を諦めずに追い続ける姿を良いもののように描くドラマ、映画、小説、さらには、ドキュメント番組だって多い。
そんなものが、沢山の人々を破滅させ不幸にしている。
アインシュタインは、物理学は趣味だと言っていた。つまり、成功しなくても全然構わなかったのだ。
だが、彼だって42歳位以降は、物理学は仕事になってしまった。
そして、それ以降の彼の物理学は過去の栄光の残像に過ぎず、大した成果は上げておらず、むしろ醜態を晒した感すらある。
スーザン・ボイルだって、きっと単なる趣味で歌っていたのだろう。そして、仕事で歌うのは向いてないのだ。知らないが、プロとしてはあまりいい想いはしていないはずだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)創作のミライ 「初音ミク」が北海道から生まれたわけ(伊藤博之)
(2)運とつきあう(マックス・ギュンター)
(3)セレンディピティ 点をつなぐ力(クリスチャン・ブッシュ)

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