世界は思い込んだ通りになるのだが、なぜかそうでない人をよく見る。
自分は腕力が誰よりも強いと思い込んでいる男の子がいたが、実際は全然強くない。
そこで、その子に、その子がそれほど強くないことを実証して見せても、その子は納得しない。
親に「お前はすごく力が強い」と言われ、それを信じたら、実際に強くなるが、なぜかそうならない子がいる。
同じく親に、「お前は美人だ」と言われ続け、自分でも私は美人だと思い込んでいる女の子が全然美人でなかったりする。
だが、潜在意識の法則では、思い込んだことは現実化するはずなのだ。

そこで、こんな話を思い出す。
昔、旧ソ連で行われた実験で、ただの労働者の中年男性に催眠術をかけ「お前は大画家だ」と暗示を与えた。
すると、その男性は猛然と絵を描き始めたが、出来た作品はひどいものだった。
だが、彼は自分が凄い画家だと信じ切っていた。
つまり、上で挙げた例と同じである。
ところが、この男性はそれでも絵を描き続けた。
すると、腕前はどんどん上達し、短期間で、その作品はクレムリン宮殿に飾られるほどになった。
面白いことに、その男性は、最初から、自分の絵がクレムリン宮殿に飾られることを想像したらしい。

あるところに、大変な怪力僧がいて、人間離れした力を見せた。
だが、その僧は、元々は怪力でも何でもなく、しかも、筋トレも、その他の修行も一切しなかったと言う。
ただ、瞑想しながら、寺の裏庭にあった巨大な岩を持ち上げるところを想像し続けたらしい。
すると、ある日、本当に出来そうな気がしてやってみたら出来たと言う。
同じく、森の巨木を引っこ抜くことを想像していたら、やはり出来るようになったと言う。
今は、山を持ち上げることを想像していると言う。
奇跡的な怪力パフォーマンスを見せた後、この僧は、
「想像とはいえ、山を持ち上げる者にとって、このくらいは造作もない」
と言ったらしい。

想像のスケールの差である。
言い換えれば、駄目なやつは、想像がケチ過ぎる、貧弱過ぎるのではないだろうか。

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(2)完訳版 大きく考える魔法(デイヴィッド・J・シュワルツ)
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春は来る
AIアート2289
「春は来る」
Kay

  
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